~よっしぃの独り言                   医者として10年程仕事をしてきました。 医療関係者と一般の方々の間に大きな隔たりがある事も実感しました。 これは、お互いにとって不幸なことです。 このすきまに橋を架けれたらと思いブログを始めました。
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お知らせ 3 
2010/05/17 Mon 21:27
以前から、ちょこちょことお伝えしていた

『10年後の医療』

『お知らせ2』

『2018年 地中海病院』『2018年 菊花病院』の本が完成しました。

ネットでかえるようにもなってます。

http://www.bk1.jp/product/03275775

http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1102917392/subno/1

http://www.jbook.co.jp/p/p.aspx/3981498/s/~6b19cf0ce

amazonはまだのようですが、そのうちに買えるようになるでしょう。

しかし、10年後の医療を予想してからはや2年が経過していますね。

8年先の医療はどうなっているんでしょうか?

菊花病院のようになっていなければいいのですけど。。。

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日本の医療費 続き 
2009/11/29 Sun 11:35
前回、『日本の医療費』についてのエントリーをあげました。

はやり、医療のことを考えていた方々の意見はみな似たようなもので私の意見と非常に近い意見が多くあります。

『医療ガバナンス学会』というのがありいろいろな方がご自身の意見を述べています。

もちろん、私のように匿名でなく実名で発信されており信頼度も高いものです。

しかも、教授クラスの偉い先生が発信されていることが多いのです。

春くらいからはインフルエンザの話題が多かったのですが、最近はワクチン全般の話題などもたくさんありました。

そして、つい最近は事業仕分けの話題から医療費についての話題が続いているのです。

漢方薬を保険適応外にする事に対する批判の話題から始まり『医療崩壊 - 「立ち去り型サボタージュ」とは何か』『医療の限界』 の著者でもある小松先生の登場です。

臨時 vol 361 「医師の心が折れる」

小松先生が11月23日そして、24日にも医療にのことについてのエントリーが。

臨時 vol 362 「医の中の蛙14」

そして、25日には行政学の井関先生が登場です。

臨時 vol 365 「事業仕分けへの疑問」

同じ日にもう一つのエントリーが。

臨時 vol 366 「整形外科、眼科、皮膚科の開業医は稼ぎすぎ?」

いずれの内容も細かいところは異なりますが大きくは同じ主張をされています。

この医療費の問題は、多くの医師が実感していることなのです。

お願いですから、医療費を増額する方向に動いてください。

医師の技術料でさえ安すぎるのです。

詳細は『技術の値段』を読んでみてください。

ちなみに尼崎の件とは、『腹水穿刺という手技』でわかるかと思います。

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日本の医療費 
2009/11/27 Fri 19:57
民主党の政策とし『骨太の方針2006』での社会保障費削減方針を撤廃するとのことです。

『崖っぷち日本の医療、必ず救う!』とあります。

この中の一番はじめに

>日本は今、医療崩壊の瀬戸際に立たされています。
>その主たる原因と責任は、「財政制約」という名目で医療費削減及び医師数の抑制を続けたこの10数年の政府にあります。

次にグラフも使い世界的に見ても日本の医療費は安くもう少し増やす方向性を示しています。

>自公政権はこの5年間、毎年2200億円の社会保障費を削減してきました。
その結果、現在の日本は、OECD 諸国(先進30 カ国)ので医療費の対GDP比が22 位、一人あた
りの医療費は17 位、人口10 万人当たりの医師数は26 位でOECD 平均310 人に対し206 人
という有様です。ちなみに、先進7 カ国の中では全て最下位です。

世界的に見て人口あたり少ない医師の数で安い医療費で世界的に見ても優秀な医療を提供しています。

しかも、ほとんどの国民が保険を利用して医療を受けれるのです。

その医療が崩壊しつつあります。

病院の倒産も相次いでいます。

『「公立」病院の赤字が際立つ-医療実調』

一般病院は売り上げに対しマイナス4.5%の赤字とのことです。

そんななかで民主党の鳩山首相の所信表明演説で

>医療や介護をめぐる政策について、「財政のみの視点から医療費や介護費をひたすら抑制してきたこれまでの方針を転換し、質の高い医療・介護サービスを効率的かつ安定的に供給できる体制づくりに着手する」と述べ、財政の在り方を「コンクリートから人へ」転換する方針を鮮明にした。

『「コンクリートから人へ」で医療費抑制を転換―鳩山首相が所信表明』

ようやく、医療情勢がまともになると思っていました。

それが、先月末からなんか怪しい雰囲気になってきました。

『開業医の年収、勤務医の1.7倍 厚労省、中医協で報告』

開業医の年収が多いので勤務医をサポートするために診療報酬を病院へ優遇するようにしようみたいな報道がなされました。

この理論には、間違いがあります。

開業医は、個人経営者です。

個人経営者ならではのリスクを抱えています。

急に休んだら休んだ分だけ収入がなくなります。

さらに、スタッフの事も考えなければなりません。

しかも、退職金などはありません。

一方、勤務医はサラリーマンです。

ある程度の年収の差はついて当然だと思います。

しかも、病院の利益が出たからと行ってそれがすぐに勤務医の収入に結びつくのでしょうか?

少しは増えるかも知れませんが、多くの病院は赤字です。

赤字で古い建物を建て替えできない病院もたくさんあります。

そんな状況なので、まず、赤字の補填に消えるでしょう。

その次に、古くなった機器(CTなど)の更新に消えるでしょう。

会社が赤字から黒字に変わってすぐに給与に反映するはずがあません。

しかも、公立の病院なら公務員なので給与下がりますよね。

いったい何をいいたいんだかと思っていたら理由がわかりました。

正直、目が点になりましたけど。

『財務省、診療報酬3%減要求…勤務医に重点配分』

えっ!

減らすの?

何度も言いますが、病院の多くは赤字なんですよ。

新しい機器を入れたいのに赤字だから難しい病院もたくさんあるんですよ。

診療報酬と給与は何の相関もしてませんよ。

しかも、高齢者社会になっているんだから、医療を必要とする人口は増えています。

必然と医療費高くなるのは当然でしょう。

しかも、高度な医療になればお金かかるでしょう。

高度な医療になれば人手もかかることが多いのです。

世界的に見ても安い医療費です。

『【中医協】診療側「医療費底上げを」、支払側「引き上げ環境にない」』

所信表明演説はなんだったのでしょうか?

デフレだから引き上げ環境にないのでしょうか?

もう、これ以上下げるのは無理でしょう。

本当に崩壊しますよ。

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医療者側からの要望も

『診療報酬10%総枠引き上げなど求め要望書-全日本民医連』

要望書では、財務省が19日に発表した医療予算に関する査定方針に言及。方針では、▽官民の人件費カットやデフレ傾向の反映▽収入が高い診療科の報酬見直し▽開業医と勤務医の平準化-などが求められていると指摘した上で、「勤務医と開業医」「病院と診療所」「診療科」などの対立構図を誘導し、全体の改定枠を引き下げる財務省のやり方に抗議するとの姿勢を示した。
 また、2002年度からの4回連続マイナス改定の影響を指摘した上で、「急速な地域医療の崩壊を招いた主たる原因が、医療費削減政策にあったことはあきらか」と強調。医療費の総枠拡大と、次期診療報酬改定での10%の総枠引き上げを要望している。

まあ、当然といえば当然でしょうけどね。

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よい医療 
2009/10/31 Sat 08:54
よい医療を提供しようとすれば、当然お金がかかります。

でも、今の医療制度はどんな医療を提供していても報酬は、どの医療機関でも同じです。

DPCを採用している医療機関と出来高払いの医療機関で差はありますけど。

DPCなら同じ病気を治療する治療費は、DPC対象病院であればどこでも値段は同じなのです。

出来高払いの病院であれば、同じ事をすれば同じ料金なのです。

ごくごく当たり前のように思えるかも知れませんが、当たり前のことではないのです。

例えば、採血などの前に消毒をしたりします。

その消毒はアルコール綿を用いて消毒する事が多いのですが昔は綿にアルコールを混ぜて消毒用のアルコールをナースステーションなどで作っていました。

そして、蓋付きの瓶などに保管して必要分だけ使っていました。

ただし、不潔になりやすいので滅菌された工場で作られるようになってきました。

100回分くらい入っていたでしょうか?

最近では1回使用する分だけがきちんと包装されています。

小さいことかも知れませんが、コストは当然かさみます。

今でも、ナースが手作りで作っているところもあるそうです。

けちるところをけちって少しでも儲けが出るようにすることは可能ですが患者さんの不利益になるところでけちるのは感心しません。

また、処置などのコストも材料費込みで設定されている場合が多く材料費を増えれば処置をしても赤字になることさえあります。

もちろん、高額な材料の方が患者さんにとってメリットが多い事がほとんどです。

患者さんの事を考えて感染予防にマスクや消毒薬などを医療従事者のみならず患者さんや家族、お見舞いの方が自由に使えるようにしたとするならばその分の金銭は病院の持ち出しになるのです。

他にも患者さんのアメニティを高めるために絵画を掛けたりとか高級なソファーを置いたりとかもです。

アメニティは省いても医療の質は落ちないからまだいいのですけどね。

逆に、個人経営のお金のことを第1に考える病院であれば、できるだけそのような診療報酬が請求できないところにはお金をかけないようにするのです。

昔と比べて、患者さんの要求レベルは確実に上がっていると実感します。

昔の商店などは気に入らない客には、『売らない。』といって本当に売らなかったりとかもあったようですから。

今は、コンビニ、スーパー、ファミレスなどの接客態度は全国どこでも同じようなものです。

そういったのに慣れてしまって医療機関でもそれと同程度の接客態度を望むのでしょう。

もちろん、医者が偉そうである必要性はないですが接客業と同じ態度も必要ないと思います。

なんだか、話がそれてしまいましたがいい医療を提供するにはそれなりのコストがかかります。

これは、誰が考えても理解できると思います。

ただ、医療機関の収入はいい医療を提供しようと努力してもそうでなくて最低限の医療を提供しても変わらない事は事実なのです。

だから、私立の病院の一部は個室ばかりで個室料をとって経営している病院もあります。

そんなところは、アメニティとか凄いのは当然ですけどね。

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もちろん、多くの患者さんが来れば収入増えますけどね。

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ワクチン政策 
2009/10/20 Tue 13:09
以前、『日本医師会と予防接種法』というエントリーをあげました。

日本のワクチンや感染症などの政策が世界から見れば異質なものかがわかります。

そんな中こんな記事がありました。

『肺炎球菌ワクチンの再接種認める…厚労省』

>厚生労働省は18日、肺炎の重症化を予防する肺炎球菌ワクチンについて、1回目の接種から5年程度経ていれば再接種を認めることを決めた。
>同ワクチンは従来、再接種すると強い副作用が出るとして、接種は一生に1度とされていた。
>だが、同ワクチンの効果は5年以上たつと低下する。
>海外などで4年以上の間隔を置けば、再接種は問題ないとの報告が出され、現在では欧米の多くの国で再接種が認められている

今まで一度しか打つことはできなかったんですよね。

だから、慢性呼吸不全の本当に必要な患者さんは、いつ打つか悩んだんですよね。

打ってもおよそ5年しか効果がないといわれているので。

打って5年経ったらさらに呼吸機能は落ちてるだろうし。。。

でも、もうこれで大丈夫ですね。

また、最後の一文がこれ。

>同省はインフルエンザワクチンとの同時接種も認めた。

インフルエンザワクチンと同時に打てるんですね。

一回の受診で完了したら楽ですね。

ところで、ひとつ疑問があります。

なんで、今の時期にこんな事を言い出したのかと言うこと。

実は、有名な話ですが肺炎球菌ワクチンは今品薄でありません。

その状況で、こんなニュースが流れると品薄がさらに品薄になるでしょう。

それなのになぜ?

厚労省の考えることはよくわかりません。

まあ、いいことなのでいいんですけど。

タイミングとしてはねぇ。

私の予想としては、今回のインフルエンザの騒動で広く日本のワクチン事情がおかしいことが多くの人に広まったからいろいろ検討して認められたんじゃないかなぁ。と思うんですけどね。



子宮頚癌のワクチンも認可されましたね。

『厚労省が子宮頸がん予防ワクチンを正式承認』

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また、こんな記事もありました。

『小児用肺炎球菌ワクチンを国内初承認』

>厚生労働省は10月16日、ワイスの小児用肺炎球菌結合型ワクチン「プレベナー」を正式承認した。小児用肺炎球菌結合型ワクチンの承認は国内で初めてで、同社は2010年春までに販売を開始する予定だ。

小児科医ではないので知らなかったのですが。

おそらくいいことなのでしょう。

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タグ : インフルエンザ ワクチン 予防接種


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