~よっしぃの独り言                   医者として10年程仕事をしてきました。 医療関係者と一般の方々の間に大きな隔たりがある事も実感しました。 これは、お互いにとって不幸なことです。 このすきまに橋を架けれたらと思いブログを始めました。
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レセプト! 
2008/01/31 Thu 13:01
m3のブログに6月2日エントリーした記事です。




レセプトが削られているのでコメントを記載してください。と医事課から書類を受け取っていたのですが、最近忙しかったこともあり今日、ゆっくり見て再審査請求の書類を書きました。

ちなみにレセプトとは、診療報酬明細書(詳しくはクリックしてください。)とも言われておりこれが削られると言うことは、
『行った医療行為が不要であるもしくは、過剰医療であると社会保険診療報酬支払基金及び、国民健康保険団体連合会などに判断された。』と個人的には理解しております。
もちろん、病院にお金は入ってこないので赤字になります。

驚きました。在宅酸素療法(HOT)がきられてる!!
病名つけわすれたか?

ちなみに、該当する病名が記載されていないと削られます。
例えば、頭痛で受診した患者さんに鎮痛薬と胃薬を処方したとします。そのときは、胃炎もしくは胃潰瘍の病名がレセプトにないと胃薬代は削られます。

レセプトを見直していくと病名は、ついています。何で?
削られているのはその月(月単位の請求のため)だけのようです。

もちろん、酸素をしていないと息苦しくて動けない方です。
カルテを見直してみました。
なんとなく、原因がわかりました。

前の月から入院していて一旦退院したのですが、退院後2日目に調子が悪くなり再入院しているのです。要するにその月は自宅で酸素は2泊3日しか使っていないのです。

もちろん、酸素は絶対必要であり日数に関係なく在宅酸素管理料などは当然とれるはずなのですが。
もし、2日しか使っていないからと言う理由なら報酬明細書の制度を日割りにするとかにすればいいのに。

以前もDICに使うFOYと言う薬を1500mg使用したら400mgまで削られました。体重1kgあたり20mgから39mg使用する薬です。60kg方でしたの1200mgから2340mgの量を使用する薬です。

FOYは、膵炎の治療にも使うので膵炎と間違えて削られたのかと思いましたが、膵炎には、100mgから300mgの使用です。
削られた理由がよくわかりませんでした。もし、不必要と考えるならゼロまで削るべきです。

現在、レセプトは開示することができ患者さんが見ることができます。
と言うことは、削られた部分が患者さんにわかる可能性があります。
患者さんが削られた部分が不要な医療行為であったと思われるかも知れません。

そう思うと無性に腹が立ちます。

実際はどうなのか知りませんが、レセプトを削るノルマがあるとの話も聞いたことがあります。
不必要な医療行為をしてるつもりは、さらさらないんだけどなぁ。

やっぱり、腹が立ちます。忙しい合間をぬって再審査請求の書類をかいてると余計にね。





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やはり、今でも何でこんなのが削られているのかわからないものもあります。
現場を離れた先生が査定をしているのかと思うこともしばしばです。

今でもレセプトチェックは嫌いです。
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タグ : レセプト

お医者さんを守ろう 
2008/01/30 Wed 08:34
阪南市立病院が去年の7月から内科の診療を休止しました。
今度は、入院を全面休止するとのことです。

理由は、医師が退職したがためです。
正確には医師個人の判断ではなくて医局が引き上げたようなのですが。
内科がないと患者が集まらず他の科の医師もモチベーションが低下するという悪循環に陥りこのような結末になったと思われます。

阪南市とは、大阪の南和歌山県に近い場所に位置し阪南市立病院は、1953年開設されて近隣の泉南市と岬町を含む約15万人医療圏の中核病院となっていました。

阪南市出身の有名人としては、和泉修、たむけん、ほっしゃんなどのお笑い芸人がいます。(どうでもよかったですね。)

言いたいことは、いわゆる僻地だけではない場所でも医療崩壊が現実のものとなってきているのです。

このように医療崩壊に関しては、くらい話題が多いのですがぜひ皆さんに知って頂きたい話題がありましたので紹介します。

『こどもを守ろう。お医者さんを守ろう。』との声をあげて活動している会をご存じでしょうか?

最近は、いろいろなブログでも取り上げられているのでご存じの方も多いと思います。

県立柏原病院の小児科を守る会です。

昨年の春、産科・小児科がなくなるかもしれないと知り、
先生の役に立ちたい!
私たちにできることをしていこう!
と「守る会」を結成しました。


医者として涙が出るくらい嬉しい事です。

3つのスローガンがあります。

①時間外診療をひかえましょう。

②そのためにも、かかりつけ医をもちましょう。

③日頃からお医者さんに「ありがとう」を伝えましょう。


難しいものではありません。
ほんの少しの心がけで、患者と医者のよい関係が生まれるのです。



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この話題の関連ブログ

県立柏原病院を守る会のブログ
緩和ケア医の日々所感
ななのつぶやき
天国へのビザ
5人の脳外科医


患者と医者をつなぐものの患者さん側からのアプローチですよね。
本当に、嬉しい限りです。

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タグ : 医療崩壊

技術の進歩 
2008/01/29 Tue 12:56
CATEGORY【診療】
m3のブログで去年の6月5日にエントリーした記事です。




技術の進歩ってすごいですよね。

例えば、画像。昔は、レントゲンだけでしたが、エコー、CT、MRIとどんどん新しいものが出てきました。

ただし、すたれつつある技術もあります。レントゲンのTOMOなど最近ほとんど見かけなくなりました。施設によってはTOMOを撮影できない施設もあるようです。

しかし、すたれる技術、登場する技術を比べると新たに登場する技術が圧倒的に多いです。さきに述べた画像もどんどん細かいところまで読影能力のある人が見れば分かるようになっています。例えば、CTでし心臓の冠動脈の狭窄の程度を見ることが出来るようです。
ただし、このことを専門に診ない医者からすればまったく、不必要な(もしくはたまにしか必要ない)技術の進歩です。

このような技術の進歩はいいことなのですが、医師の仕事を増やします。そして、専門的な医師が増えることになります。そして、自分の専門以外のことはわかりにくい。ということになります。
すべての医師が特殊な技能を身につける必要はないですからね。

技術の進歩によって医師の仕事がより専門的になっていると思います。世間では、医者が専門的になりすぎて広く診れなくなってきたと言われていますが、技術の進歩を考えると当たり前のような気がします。

そしたら、どうしたらいいのか?人材をふやす以外ないでしょうね。
別に医者を増やさなくても、専門職を増やすことによってもある程度対応することは可能だと思います。

技術の進歩は、大歓迎です。
ただし、それをうまく活かせる制度、社会が必要だと思います。





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技術の進歩によりさらなる負担が医師にかかることが多いのです。
特に実感するのは放射線科の先生の負担です。

画像を撮影する機器の進歩は目をみはるものがあります。

より、細かいところまで画像で見えるようになってきました。
しかし、それを見て診断するのは医師です。
細かいところまで見えてると言うことは、同じ部位の画像の数が以前と比べて増えていると言うことなのです。

技術の進歩もいいのですが、マンパワーも増やさなければ意味がないのです。

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2008/01/28 Mon 11:57
CATEGORY【緩和】
m3のブログで去年の6月8日の記事です。
ASCOが終わったところでした。




ASCO(43回アメリカ臨床腫瘍学会)の演題で急性期緩和ケアに関するものがあったようです。(日経メディカルオンライン

この記事によると急性期緩和ケアとは、
『終末期に限定したケアと考えられがちな緩和ケアだが、最近は治癒を目指す治療をサポートする支持療法として早期から導入し、患者の病期、症状に応じたケアを選択していく。』

以前、緩和ケアはいつからという話をさせて頂きましたが同じような内容で今更って感じがしました。

特に、アメリカのAnderson癌センターからの発表でありましたので余計に。

また、癌専門医に、患者に悪い知らせを伝えるための正式なトレーニングをとの記事もありました。

がんの告知、再発、根治的治療の終了時などが悪い知らせ(breaking bad newsといいます。)でありそのときの患者さんとのコミュニケーションの技術をえるためのトレーニングのことです。

SPIKESとされており

S(setting、skill)プライバシーの守れる場所、アイコンタクトを取る、院内PHSなどで邪魔されないようにする、などです。

P(Perception)患者さんの理解、認識度を確かめて行う。

I(invitation)患者さんの心の準備を確認する。(詳しい話を聞きたいのか、手短に話して欲しいのか。)

K(knowledge)専門用語を使わず、理解、心の動揺を確かめながら行う。

E(empathy、exploration)気持ちを理解する。患者さんの感情に共感する。(『大変驚かれたでしょう。こんな、話をしないといけないのは残念です。』など)

S(strategy、summary)今後の方針と要約

以前、ある研究会(名前は忘れましたが、講師はアメリカの先生でした。)で勉強したことがあります。

この発表において、アメリカでは80%のがん専門医がこのトレーニングを受けていないとしています。

日本がどうだかわかりませんが、この2つの演題をみると日本の緩和医療も決して遅れているわけではないんだな。と思いました。

今後、どんどん緩和ケアを必要とする患者さんは増えるはずです。緩和ケアに精通した医療関係者が増えますように。




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米国の方が圧倒的に緩和医療に関して進んでいると思っていたので、少し意外な感じがして記事にしました。

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タグ : 緩和

2008/01/27 Sun 12:05
CATEGORY【診療】
m3のブログに去年の4月20日エントリーした記事です。




ブログをはじめて、自分なりにもようやくつぶやきたい事が見えてきました。どんな医者がこんな事を言ってるのか気になると思うので(自分が読んでたら気になるから。)今日は生い立ちを語ります。

国家試験の合格発表(当時4月の20日くらいだったと思う)後、医局に
お世話になりますと電話しました。
入局先は今のような臓器別の内科ではなくていろんな内科が混ざっている内科(呼吸器、消化器、循環器、内分泌、血液、膠原病)で1年間様々な内科を回りながら大学病院での研修。
はじめから内科を志望することになんのためらいもなかったのですがどの内科を専門にするかは働きだして決めようと考えたのでした。今はそれが正しい判断であったと思います。(いろいろな科の考え方がわかったから)
2年目3年目は、500ほどのベットを持つ一般病院のレジデントとして1年目と同様に様々な内科で研修しました。

 
ここで、自分の専門を決めなくてはなりません。
 
自分の中で残ったのは消化器と呼吸器でした。ふと、冷静に考えると将来食いっぱぐれはないのは呼吸器だろうと思ったのです。消化器の医者がいない病院はほとんどありませんが、呼吸器のいない市民病院はたくさんあります。ということは呼吸器を専門にした方が良いのでは?
当時の打算的な考えで呼吸器の勉強ができる病院で4年目以降レジデントとして研修することとなりました。

そして、月日は流れ、大学から『院生として帰っておいで。』といわれても『今の病院がいいです。』と断り続け(自分の頭では研究してもろくな事ができないと思われる。)今の部長の先生にも常勤医として引き上げてもらい今に至ります。

呼吸器疾患の病気は悪性疾患(肺癌、胸膜中皮腫)や良性疾患(間質性肺炎、喘息、肺気腫、結核)とに大きく分けられます。

個人的には悪性疾患が好きです。治ることは少ないんですけど患者さん自身と深く濃く関わり合えるからですかね。こんな、よっしぃですがよろしくお願い致します。




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新鮮ですね。今読むと恥ずかしいですね。
ブログを始めてようやく1ヵ月の時期です。

まだ、アクセス数も少なく、こんな気楽な話題も、もっと気楽な変な話しもしてましたね。
今は、できませんわ。

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外科医と腫瘍内科医 
2008/01/26 Sat 11:58
以前頂いたコメントに対する答えです。

外科医と腫瘍内科医、チーム医療、標準治療に関する記事を載せて欲しいのですが。

外科医と腫瘍内科医は研修時代の経験が違うのですか?
術後のイニシアチブは?
国際学会で決定した標準治療は、日本人に適用になるのか?
知りたい事満載なんです。





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まず、最初にお断りしなければならないことは腫瘍内科医がほとんどいないという現実です。
日本において、外科医と腫瘍内科医がいる病院というのは極めて稀でしょう。

多くの病院は、消化器がんの場合は主に消化器外科が対応する場合がほとんどだと思います。なぜなら、手術する可能性が高いからです。
そして、術後も外科の主治医が担当患者さんの治療を行うことが多いのです。

最近では、抗がん剤治療が複雑化してきており外科の先生が手術の合間に片手間で抗がん剤治療を行うことが難しく、リスクの高いこととなってきています。

そこで、米国では腫瘍内科医が抗がん剤治療を行っている現実をみて日本でも腫瘍内科医を作ろうとし始めたところなのです。


>外科医と腫瘍内科医は研修時代の経験が違うのですか?


腫瘍内科を最初から志して研修をしている医者は現在ほとんどいないと思われます。
血液腫瘍、消化器腫瘍、呼吸器腫瘍などを専門としているもしくは、専門としようとしている医師が腫瘍内科に鞍替え(と言ってもする事はほとんど一緒と思われます。)

最近は、大学の講座にも腫瘍内科部門ができてますのであと、5年10年すれば最初から腫瘍内科を志す医師が中堅となるのではないでしょうか。

外科医の研修は、ハッキリとした上下関係のもと術後管理などを中心として、手術の助手などをこなします。

>術後のイニシアチブは?

もちろん、外科医です。

>国際学会で決定した標準治療は、日本人に適用になるのか?

適応になることもありますし、ならないこともあります。

既存の抗がん剤(分子標的薬でない)の効果は、あまり人種差はないようです。
最近は、2種、3種のどの組合せが一番成績がいいのか。を比べる場合が多く各々の薬剤で日本人でも欧米人でも成績が出ているものであれば、そのまま、日本の標準治療となることもあります。

しかし、イレッサ、タルセバなどのように人種間で明らかに効果や副作用の発現率に差がある場合は、そのままあてはめることはできません。(当然ですよね。)

中には、日本で標準治療となっているが海外ではなっていない治療法もあります。
それは、日本人の方が重篤な副作用が少ないためとも言われています。



現実問題として、外科の先生はやはり手術をする事が主な仕事なので抗がん剤治療は内科医がやるべきだろうと思います。
実際何人かの外科の先生に聞いたところ、腫瘍内科医が普及して抗がん剤治療を引き受けてくれるのはありがたいとのことでした。

しかし、医師不足の現在新たな分野にどれほどの医者が集まってくるのか不明です。

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タグ : 腫瘍内科

2008/01/24 Thu 13:07
m3のブログで去年の5月23日にエントリーした記事です。
当時、m3のブログでは、病院外で倒れてる人がいたりしたら名乗り出るかどうか。
名乗り出て治療して訴えられたら。みたいな話題が流行っていました。(多く語られていました。)



最近、飛行機内でのドクターコールについての話題が多いようです。

以前、暇なときに見つけたのですが旅行医学会なる学会があるのをご存じでしょうか?

詳細はHPをみて頂くとしてその中のコンテンツに3万フィートの先進医療(機内でのemergencyに対応する)大空のコードブルー(3万フィートでの心停止)なるものが含まれています。

記事によると機内でのドクターコールの発生率は1000便あたりおよそ1便(国内線)、5便(国際線)程度であり、そのうち医師が手をあげた率はおよそ60%強です。
また、機内にどのような薬品、医療器具が装備されているのか書いてあります。

今までの皆さんの意見を総合すると訴訟になる可能性はありそうですよね。
困った人を助けたい気持ちはもちろんありますが、自分がかわいい気持ちもあります。
ボランティアで診察して訴えられるのは誰が考えてもやってられないですよね。

ドクターコールに応じる条件として、『私は、私のプライベートな時間をさいて、あなたのために精一杯の事をします。専門外でできないことはしません。そのかわり、結果はどうあれ訴訟は起こさないでください。』この条件を満たした場合は応じる。そうでない場合は応じない。
というような事は可能なのでしょうか?

個人的には自分の能力でできることは、したいですけどね。
やはり、しっかりとした法整備がなされることを望みます。




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http://blog.m3.com/Fight/20070522/2にてあつかふぇ先生が関連のエントリーの記事を書かれています。
ぜひ、ご覧ください。

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がんの専門医 2 
2008/01/22 Tue 12:06
昨日のエントリーの続きです。

今、がんの専門家としての資格として『がん薬物療法専門医』と『がん治療認定医』のふたつがあります。
資格の格としては、専門医>認定医です。

がん専門医って?がん薬物療法専門医についてでがん薬物療法専門医については、述べましたので今日は、『がん治療認定医』について述べます。

がん薬物療法専門医は、資格を取るにあたって多がん種にわたる抗がん剤治療の経験が必要であり、資格取得が困難である事を理解した上で以下を読んでみてください。

がん治療認定医は、セミナーなどに出席したり、学会発表、論文があり、試験にうかれば認定されます。がん薬物療法専門医と比較すると取りやすい資格です。

実は、10月10日午前0時よりインターネット上でがん治療認定医のセミナーと試験の申し込みが始まりました。
朝、見てみると定員に達しました。とあります。キャンセル待ちの申し込みは出来ますけど。
ちなみに、定員は、1100名です。

半日たらずに、1100名の枠が埋まった事になります。

いったい、がん治療の専門家の資格を得ようとする医者はどれだけいるのでしょうか?

がん治療にたずさわる医者は、内科(消化器、呼吸器、血液)、外科(消化器、呼吸器)、放射線科、病理、麻酔科、脳外科、耳鼻科、婦人科、泌尿器科、整形外科、形成外科、皮膚科などに分類されます。

ちなみに、私の勤める施設では、がんにかかわる医師の数は25名ほどです。普通の規模の病院だと思います。
この中の半数が、この認定医に興味を持っているとするならば、全国で1100名の枠なら、すぐに埋まりそうですね。

極端な話し、セミナーに出席して、論文書いて(共同著者なら名前を入れてもらって)、試験に受かればがん治療認定医として認定されます。

おそらく、試験を受けたならほとんどが受かるような試験じゃないかなって思います。
だって、1日足らずで締め切らないといけないくらい受験者が多いんですよ。
落としたら、来年また殺到しますよね。きっと。

こんなんでいいのか?がんの専門家の資格。
でも、上に挙げたようなすべての科の先生が資格を取る事ができるようにしたからなのでしょうか?

がんの専門家ってなんでしょうか?

がんの治療について、様々な知識を持っていて治療に応用できるのが専門家じゃないかなって思います。

こんな、資格なくても立派に診療してる先生はたくさんいます。

資格も大事ですけど、資格だけでもいけませんよね。

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がん治療認定医とは、どんなものか?学会のHPより抜粋します。

認定医は、がん治療の共通基盤となる臨床腫瘍学の知識およびその実践を支える基本的技術に習熟し、医療倫理に基づいたがん治療を実践する優れた医師である。
したがって、がん治療認定医の資格認定に関しては,以下の要件を求めるものとする。

①がん治療の全相(初期診断から終末期医療まで)における標準的な医療内容に関して説明責任が果たせる。

②外科治療,薬物療法,放射線療法など各々の専門領域において,その標準的治療に対し、指導医・専門医との連携のもとに適正医療の継続に協力できる医師と認定するに必要不可欠な知識,医療経験を有する。

③外科治療,薬物療法,放射線療法など各々の専門領域において,先端医療(臨床開発研究)の内容が理解できる。




ちなみにその後、後日、別の会場でセミナーと試験を行う事となりました。
ですので、希望者はほとんどセミナーに参加できて、試験をうけることができるようです。

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2008/01/20 Sun 12:04
CATEGORY【診療】
以前コメントで以下のコメントを頂きました。
患者さんと患者様




そもそも医者にとって患者って客(目上、目下、対等)なんですか?
どういう関係を臨んでいるお医者さんが多いのでしょう?




>そもそも医者にとって患者って客(目上、目下、対等)なんですか?

時と場合によると思います。
少なくともずっと客ではないと思います。健診などは、ずっと客であるかも知れませんけど。

主には、人間と人間の対等な関係が基本だと思います。
その関係の上で医者はどうしても専門的な知識を持って患者さんに説明したり指導したりしないとなりません。
ですので、基本対等ですが、少し上から見ないといけないのです。(対等だと指導したりしにくいのです。)

具体的に考えてみました。

ます、患者さんがいて訴えがります。
ここから、症状をとるだけでいいものなのか?詳細な検査を行わないといけないものなのか?などの判断をします。

そして、自分の判断を患者さんに伝えます。
ここで大切なことは患者さんが理解できるようになるべくわかりやすく伝える事が大切です。
ここでの関係は、医者が患者さんに専門的な能力を使い判断して伝える。
ですので、どちらかと言うと医者の方が少し上にいるのでしょう。

その結果を患者さんが聞いて治療ないし検査に進むと言うことになります。

しかし、中にはスタンダードな方法がない場合があります。
スタンダードな方法がない場合は、①の方法と②の方法があって①には、こんないいところがあるけど、こんな悪い事もある。②には、こんだけしかメリットはないけどデメリットは少ない。
このような説明を行ってそして、患者さんに最終的な選択をしてもらわないといけません。
その時の関係は、対等でしょうね。

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年齢、職場や家庭環境、場合によっては性格なども考慮して、一緒に考える。
そして、その方にとってよりベターな選択はどれかを一緒に考えます。

そして、選択するということになります。

まとめると対等からやや上から見ないなかなかこのような関係にはなりませんよね。

>どういう関係を臨んでいるお医者さんが多いのでしょう?

いろんな患者さんがいらっしゃいますので、普通の関係がいいのではないでしょうか?

普通の関係とは、あまり構えすぎす、あまり遠慮しないでっていうような事です。
よく、先生の前では聞けないのであとで看護師にたずねたり、薬を飲んでないのを主治医に言いにくくて薬を増量されたりとかが望ましくない関係ですよね。

医者もそんな関係は期待してません。
何割かの人は薬を飲み忘れることを知っています。よほど、大事な薬以外飲み忘れても怒ったりはしません。
正直に言ってくれてよかったと思うことの方が多いです。


いい関係を築いてよく会話することが大切だと思います。
しかし、現実問題としてなかなか時間がとれないのも事実です。

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最期はどこで 
2008/01/19 Sat 13:30
CATEGORY【緩和】
m3ブログに昨年の5月7日にエントリーした記事です。



みなさん、最期はどこで過ごしたいですか?

緩和ケア(医療)を考える上で避けて通ることのできないものです。

たたみの上で死にたいですか?もちろん、病院で最期をむかえたい人が多いのですが。
がんの末期の患者さんでも『病院はいやだ。できるだけ家で過ごしたい。できたら、最期まで家で過ごしたい。』と希望される方がときどきいらっしゃいます。

本気で、希望されるなら元気なうちから手をうっておかないと今の医療制度では難しいと思います。何事も早め、早めです。

今の医療制度において病院で最期を迎える事は簡単なことです。
普通にしとけばほぼ100%そうなります。

では、自宅で最期を迎えるには、どうしたらいいのでしょうか?

まず、信頼できる往診してくれるドクターがいること(見つけること)。しっかりした訪問看護ステーションとコメディカル。そして、家族の理解。
これが、最低限必要なものです。

本人がいくら自宅での死を望んでも最後に家族がどうしていいかわからなくなって結局救急車を呼んで病院に来た。なんて事もよくあることです。

国の政策としては、医療費削減のために在宅死をすすめる方向であるようですが、
この問題は決して国が決めるのではありません。
個人個人が決める問題です。

みなさんも一度考えてみてください。



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人間の最期の状況を考えて欲しく出した記事です。
何度も言うようですが、急に言われても最期どうしたいかはわかりません。

事ある事に想像して、準備することが大切です。

だって、すべての人に必ず、訪れることですから。

そして、たった1度しか訪れないことですけど。

だから、しっかり、最期を考えておいて欲しいのです。

決して後悔することのないように。


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タグ : 在宅医療 緩和

医者になった理由 
2008/01/18 Fri 20:48
医者になった理由、多くの医者は患者をよくしたいと思って医者になります。
私も、そうです。

しかし、決してただひとつの理由だけで医者になった人は少ないのではないでしょうか。

いくつかの理由があり、それが複合して、有機的に組み合わさり、医者になる強い理由となったのではないでしょうか?

今まで、聞いたことのある理由は様々です。

多いのは、やはり、親や親戚が医者で尊敬や小さいときからの洗脳で医者を志す場合が多いです。
自分や親が病院にかかったときに大きな動機をもった先生も多いようです。

小さな動機に、ブラックジャックをよんで。とかテレビや本、漫画の影響などもあります。

あと、医学部に入学する能力がありそうかどうかですね。

中には、医療不信が医者になった理由とおっしゃらる先生もいらっしゃいます。

私の理由も少しそれに近いです。
私の理由は、自分が病院にかかったときに、なんでそんなことをするのかとかを知っておきたいと思ったのです。

もちろん、他の職業のことも知りたかったのですが、本を読むなりしてある程度の知識は得られると思いました。

しかし、医者になるには医学部に入って6年費やす以外に方法がないからです。
しかも他の職業とは、かなり違います。人間の体なんて医者にならないとわからないと思ったからです。

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だから、私の持ってる知識を一般の方に伝えていきたいと思うようになったのかもしれません。

まだまだ、ネタはつきそうにありませんのでお付き合いください。

大きな声では言いにくいですが、なんとなく医者になった人もいらっしゃるようです。

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質問です。 
2008/01/18 Fri 08:45
このブログとm3のブログを呼んで頂いている方に質問です。

このブログとm3のブログの記事を同じ日に同じ記事をアップしない方がいいでしょうか?

それとも、今のようなスタイルでいいでしょうか?

最近、ここでは、昔のネタを中心にやった方がよいのではと考えています。

みなさまのご意見お待ちしております。


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2008/01/12 Sat 21:33
研修医達は、よくひよこにたとえられます。

どの世界でもそうですが、春先は右も左もわからずピヨピヨしています。

ほとんどのひよこは、おどおどと自信なさそうに仕事をしているのですが中には、自信満々のひよこもいます。
今の時期になるとずいぶん落ち着いているのが普通ですけど。

自信満々のひよこにもいろんなタイプがいました。

自信満々のひよこで印象に残った話しをしたいと思います。

①真性自信家ひよこ

おそらく、学生時代も勉強がよくでき自身で頭もよいと思っているタイプ。
器用でなんでもそつなくこなします。
ただし、経験が圧倒的に乏しいのでビックリするような下手をうつ可能性があります。

例)指導医が出した指示を指導医に相談もなく変更する。
もう、何も言うことはありません。

②仮性自信家ひよこ

態度だけやたら自信がみえるひよこ。
態度以外は、他のひよことそんなに変わりない。

例)指導医にため口で相づちをうつ。(場合によっては部長クラスにまで)『へー』『うん』

例)患者さんに対する態度がやたらでかい。えらそう。
(周りから見ると仕事もろくにでけへんくせに。と反感を買う。)

③ニセ自信家ひよこ

今の研修医制度は、自己による評価と指導医による評価があります。
指導医からの評価は、合格基準ギリギリなのに自己による評価は非常によく研修が出来た。とか非常に優れているなどと自己評価をしているひよこ。

本気で自分ができると思ってたら怖いですよね。
評価が少しでもあがると思ってしてたらまだいいけど。

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しかし、①はまだ経験をつめば大物になるかも知れないけど②と③はいけてません。
②は、自分が苦労するだけだからまあしゃあないでしょうね。
③は、どうしたらいいものか?

本当にいろんなひよこ達がいらしゃいます。



現実問題として、数%の割合でドロップアウトします。
ドロップアウトとは、病院を辞めるじゃなしに、臨床医としての仕事を辞める事です。

健診専門で働いたりとか、研究のみで頑張ったりとか、まったく何をしているかわからない人もいます。

みんな、一人前になれるでしょうか?

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タグ : 今まであった先生

ホスピスと緩和ケア 
2008/01/11 Fri 13:09
CATEGORY【緩和】
2007年4月18日のエントリーを改変したものです。



突然、ホスピスってなんでやろと思われるかもしれませんが
今後、日本の医療において考えなければいけないこと
それは、終末期医療(ターミナルケア)、在宅医療、緩和医療(緩和ケア)じゃないかなって思います。

何でか?それは、高齢化社会、医療の進歩により悪性腫瘍以外の病気で命を落とすことが減ってきている。つまり、悪性腫瘍になる人が増えてくる。増えてくると現在の医療では助けられない人が増えてくるということです。

一般の方が終末期の医療と聞けば、想像しやすいのはホスピスじゃないかなって思います。それで、こんなタイトルとしました。

最近、患者さんの家族からホスピスに入れたいんですけど。って話が増えてきました。
そのうち何人がホスピスに入るかと言うと印象ですけでの環境と変わるということ通い慣れた病院、人間関係のできた主治医や看護師また、コメディカルのスタッフ(そうでない場合もありますが)。
うちの病院でもホスピスと変わらない治療はできます。ただし、病室などの環境は、ホスピスには負けますと説明しています。
   
   
では、ホスピスが終末期医療、緩和ケアにおいて一番いいのか?
   
  
その答えは非常に難しいと思います。
緩和ケアは、やる気があればどこの病院でもできます。レベルはそれぞれだと思いますが。また、ホスピスにもよりますが、抗癌剤はもちろん症状緩和目的の放射線治療も行わないという施設もあります。
もちろん、緩和医療、緩和ケアに抗癌剤、放射線治療は基本的には必要ではありませんが、たまに必要となるときもあります。

ところで、素朴な疑問ですけど。ホスピス、緩和ケア(医療)、ターミナルケアの違いってなんなんでしょうね。また、仏教中心のビハーラなんて言葉もあるようですね。重なり合ってる領域がかなりありますよね。
結局、言葉だけの問題なのでしょうか?

このような話題に関して思うこと、知ってること、考えることをまた、綴っていきたいと思います。




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このエントリーを入れてから半年以上経ちました。私自身の考えをブログの上で述べてきたと思います。

結局は、最期を迎えるに当たってご本人さんとご家族の方がどう過ごして行きたいのかによりかわってくると思います。

われわれ、医療関係者は、その希望を具体化していき出来る限りかなえていくようにするのが緩和の神髄ではないかなと思います。

症状を出来るだけ取って欲しい人、出来るだけ長い間家で過ごしたいけれど最期は病院で迎えたい方、最期に一度故郷に帰ってみたい人、何かしてみたいけど家族や周囲に迷惑かけそうだから今のままでいいと思ってる人、人生いろいろでも述べてように個人個人で望むものは異なっています。

この様々な個人個人の望みを具体化する事(実際、今の状態で何が出来ることが出来ない事かの判断できない人が多いと感じたため)とかなえる事(もちろん、無理な事も多いと思いますが)が大切だと最近特に痛感しております。

テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

タグ : 緩和

日本の医療レベル 
2008/01/10 Thu 17:57
『先進国19か国中、医療大国1位は仏、2位は日本』なる記事がありました。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2334107/2508656

英国の研究チームが先進国19か国を対象に行った回避可能な死に関する調査結果が8日、米医療経済・政策専門誌「Health Affairs」の1・2月号に掲載された。それによると、適切なタイミングで効果的な医療を提供している国の1位はフランス、2位は日本だった。一方、米国は最下位に沈んだ。


他の医師ブログでも述べられていますし、私のエントリー『日本の医療の現状』でも述べたように日本は、先進国の中で最低レベルの医療費と最低レベルの医師数で世界有数の医療を提供したきたと考えられます。

実は、これ5年前のデータですので、もしかしたら、いやおそらく今は医療崩壊が進み2位でないのでしょう。

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それでも、政府は医療費削減をもくろんでいます。
おかしいと思いませんか?

医療費減らすなら重粒子線施設の建設をやめればいいじゃないですか?
『医療費削減の提案』を読んでみてください。

重粒子施設には、2種類あって陽子線と炭素線があります。
陽子線施設の建設には20億円かかって、炭素線施設の建設には100億円かかるそうです。

しかも、肺がんに限っては、定位照射と言う放射線治療(保険適応あり)と効果はほとんどかわらないとも言われています。
これに関しては、もう少し検討の余地ありですけど。

再び、声を大にして言いたい。


医療費を減らすべきではない。

今、医療費は増やすべきです。


全ての人がより良い医療を受けられるように。


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タグ : 医療制度

患者さんと患者様 
2008/01/09 Wed 11:59
CATEGORY【診療】
m3ブログに2007年4月10日エントリーした記事です。

数年前より、患者様というようにしている医療機関が増えてます。

みなさんは、どっちがいいですか?
個人的には、患者さんがいいと思います。患者様はよそいきの呼び方のようなきがして。

確かに会計の時に事務のかたが○○様と言うのは違和感ないのですが看護師さんや医師が呼ぶときには○○さんが適当じゃないかと思います。昔、バイトで行っていた病院では、診察室に呼ぶときに○○様と呼ぶようにと言われましたが、さんで呼んでました。

やっぱり、医師は患者さんを指導しないといけない時も多々あります。やはり様と呼ぶのには抵抗があります。さんで呼んでも患者さんに敬意をこめて呼んだら全然OKと思うのですが。

みなさんは、どうお考えですか?

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似た話題の2007年5月9日のエントリーを改変しています


京大病院で患者様から患者さんに呼び方を変更(戻)したようです。

患者さんと患者様については、以前から疑問に思っており、他の先生のBlogでもときどき取り上げられております。2度目の話題となりますがお許しください。

患者様の椅子   シーバス厨房日誌

患者さま?   美人女医さんのひ・み・つ

様々2    Dr.Marketの資産倍増計画

などです。

医者は、基本的には患者さん支持者が多いようです。事務系の医療関係者は患者様支持が多いようです。

しかし、一番大切なのは医療従事者と患者さんとの信頼関係であると思う。もちろん、すぐに築くことは難しいと思いますが。
きちんとした信頼関係ができた状態で○○様と呼ぶのは、やはりいただけないと感じます。

まあ、いずれにせよ敬意を持って呼ぶことが大切だと思います。



おそらくですけど、○○さんから○○様へ変更したもものやはり、再度○○さんへ戻すと言うことはよほど様と呼ぶことによりデメリットがあったのではないでしょうか?

5月9日のコメント欄にも様で呼ばれるのがイヤな方からのコメントも入っていました。

読者が増えているようですのでもう一度質問します。
○○さんと○○様、病院でどちらで呼ばれたいでしょうか?

m3の『よっしぃの独り言』も宜しくです。

テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

2008/01/08 Tue 18:01
CATEGORY【診療】
ジェネリックって安い?で外来で処方箋調剤による患者さんに選択権のあるジェネリックについて本当に安いの?って話しをしました。

実は、”知らぬ間にジェネリック”になってる事があるんですね。
何かというと入院中に使われる薬なんです。

入院中に使われる薬は院内採用されているもので同じような薬は基本は1種類しかない場合は多いです。
ですので、その1種類にジェネリックが採用されていたら”知らぬ間にジェネリック”となる事があるんですね。

DPCってご存じですか?
診療報酬の包括払い制度の事で病気の種類事に1回の治療あたりの値段が決まっています。

従来の治療は、出来高払いといって行った検査、治療に対して値段が決まっており行う検査や治療が多ければ値段が高くなるものでした。
ですので、入院が長引くと必然的に治療費は高くなります。

DPCなら、早く退院させないと病院の経営は苦しくなります。
そして、先発品より値段の安いジェネリックが採用されるのです。

DPCの問題は他にもあります。
合併症の少なそうな、全身状態のよさそうな人ばかりを治療して合併症の多そうな治療したら手こずりそうな患者さんをうちでは診れませんと断る事もあるようです。

ジェネリックって安い?で述べた事を再掲します。

たしかに、先発品と主成分は同じでも添加物(主成分を安定させたりするもの)などは異なりますからね。全く同じ作用があるかどうかはわかりませんよね。

抗がん剤でもジェネリックあります。

ちなみに、先発品なら薬剤費15万円前後の抗がん剤がジェネリックなら10万円を割ることもあるようです。

ある抗がん剤は、ショックを起こす事が多いといわれています。
その抗がん剤にもジェネリックがあります。


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もちろん、ジェネリックにはどの程度の頻度でショックが起こるかは調べられていません。先発品と同じ程度の頻度なのかはわかりませんよね。

もしかしたら、ジェネリックの方がショックをおこしにくいのかも知れません。
それならいいのですが、、、、
もちろん、調べられていません。

大手製薬会社が製造しているジェネリックもあります。
聞いた事のないような会社が作ってるジェネリックもあります。

全面的な信頼がおけません。

MRさんもほとんど見た事ないですから。
何かあったときキチンと対応してくれるかさえ不明です。

抗がん剤のジェネリックは、大手しか作ってないから安心?と思います。


透析に使用するある薬剤のジェネリックは、透析回路のトラブルがおこりやすいために使用されなくなった事もあるようです。


心配な方は病院で聞けば教えてくれますよ。
聞きにくい方は、商品名を尋ねればジェネリックかどうかわかりますよ。(あとでネット検索してくださいね。)

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緩和ケアはいつから 
2008/01/07 Mon 13:00
CATEGORY【緩和】
m3ブログで4月24日エントリーの記事です。

緩和ケアって終末期だけのものとは思っていませんか?
医師に悪性腫瘍に対する治療は困難である(まあ、治りませんよ)といわれてから緩和ケアが始まるわけではありません。

極端な話をすれば初診時から始まります。症状を取るための対症療法が緩和ケア(医療)であると最近よく言われています。

抗癌剤治療ができるうちは緩和ケアの対象者ではない。というのではなくて、どんな些細な症状があってもできる限りとっていきましょう。もちろん、根治(完全に治す)を目指す抗癌剤治療、放射線治療と同時に行いますよ。と言うことです。

もちろん、初診時と終末期で緩和ケアの必要度はもちろん違うんですけど。

実際、癌性疼痛でほぼ初診に近い時期にモルヒネ製剤を飲んでもらうことはあります。治療により痛みがとれたらやめてもらえる薬ですし、やめてもらった方もいらっしゃいます。

かんわ


こんな感じですね。


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ちなみに、モルヒネ製剤を120mg使用していた方が治療により痛みが無くなってモルヒネを中止かつ、普通の解熱鎮痛薬も必要なくなった方もいらっしゃいましたよ。

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外泊の理由 
2008/01/06 Sun 13:47
CATEGORY【診療】
一般的に、病院に入院中に外泊するときには、主治医の許可が必要です。

多くの病院では、『外泊(外出)願い』なる書類があることが普通です。
ほとんどの方は、外泊理由の欄に『私事』や『私用』、『試験外泊』など常識的な言葉が並んでいるのですが、たまに面白いことを書く方がいらっしゃいます。

例えば
①ストレス、リラクゼーション、休憩
入院してたらストレスたまりますもんね。
わかります。ただし、そんな事外泊理由に書かなくても、、、

休憩って、入院中の治療からの休憩でしょうか?
もうひとつ、意味がわかりかねます。

②車検の引き取り、銀行
車検の引き取り、うーん、これも外泊の立派な理由でしょうか?他に誰かいなかったの?

銀行、これも、代理の人ではダメでしょうか?それか、すんごい大金を動かすのでしょうか。気になります。

③近況報告
誰に近況報告をするのでしょう?入院してるんだから病院に来てもらったらって思うのですが。

④クリスマス、正月、家族と過ごす
きっと、みんな同じ意味なんでしょうね。これは、十分理解できます。

⑤法事、葬式、結婚式
まあ、重症でなければ、理解できますね。

⑥妻を病院へ
これこそ、他に誰かいないのか?核家族の象徴ですかね。

⑦畑仕事
入院したけど、畑が心配なんでしょうね。
外泊理由としては???ですね。

⑧墓参り
予後を伝えたところ、これからすぐ、入るから、、と墓参りに行きたいとのことでした。

⑨梅見
余命幾ばくもない患者さんでしたが、家族と最後の花見に行かれました。

⑩警察
うー、深くは聞けませんでした。

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他に、免許の更新(退院してからでも更新できます。)や弁護士との面談などもありましたね。

一番ビックリしたのは『有馬記念』でした。



小ネタでしたね。


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タグ : 外泊 入院

精神ケア 
2008/01/05 Sat 13:25
先日講演会に行きました。

精神科の先生の講演です。今まで、精神科の先生の話を聞くことはあまりなかったのですが、非常におもしろかった。

悪性腫瘍の患者さんの約半数が精神科の病気と診断できるのだそうです。僕も悪性腫瘍の患者さんを診る機会が多く、まあ2割くらいの人はなんらかの抗不安薬などが必要かなとおぼろげながら自覚していました。

これからは、積極的に薬の必要な人を早期発見してつらさから早く解放したいと思います。

また、遺族外来と言うのがあるようです。患者さんの家族とはいろいろ話などもできるのですが、亡くなってしまうと家族と主治医との接触はほとんどありません。亡くなった人の家族の心のケアも大切ですね。


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メインブログを始めて4個目のエントリーです。
この頃の文章を見ると人に見せるものではないなぁと思います。

このような学問をサイコオンコロジー(精神腫瘍学)と言います。
がんと告知された方や家族の心の変化の手助け、手術、抗がん剤治療など治療に対する不安を取り除く、ギアチェンジが必要な方へのフォロー、ターミナル期の支えなどを突き詰める学問です。

この話題に関して、それ程詳しくありません。
もっと、勉強して情報を発信したいと思います。

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タグ : 緩和 精神腫瘍学

2008/01/04 Fri 08:36
「患者と医療従事者のコミュニケーションギャップを減らし、双方の満足度を向上させること」を研究している先生方とディスカッションする機会がありました。

いろいろ考えてみましたが、やはり、患者さんへの教育だろうと思います。

今の日本人は、死に関する情報が極端に不足している事実。
病気になっても病院に行けば治ると思いこんでいる人が多いと実感します。
ですので、正しい知識を患者さんや家族に知ってもらう事が大切かなって思います。

①から⑤は、私の個人的な意見です。

①人間の体はすべて異なっている事。(まったく同じ人間は、いない。)
同じ名前のついた病気でも病態は、個々に異なる事実。(がんでも出来る場所が悪いと早期でも手術が難しい。など)
なので、同じ病名でも治療法が異なる事があります。

②病気を良くするためには、医師の力だけで良くならない事も多く、患者さん自身の努力が必要となる事もあります。
医者は、患者さんが良くなるためのお手伝い程度しか出来ない事も多いです。

③病状によっては、どんな治療を受けても良くならない事がある。

④人間は必ず死ぬという事実。

⑤どんな治療(行為)にもメリットとデメリットがあるという事。

なぜ、このような事を考えるかというと最近ときどき私の感覚からしたら信じられない患者さんがいらっしゃいます。

そのような方々の特徴は、

身体をデジタル器械のように考えており、人体に関する不確定要素を理解できない方々。

根本的治療より、姑息的な症状消失を強く求める方々。

自身の都合(仕事など)を最優先とし、治療の必要性や経過観察の大切さを理解しない方々。

などのタイプが代表的です。(他の先生の意見も参考にしました。)




1)説明を聞いたらば、可能な限り、自分たちでも、勉強して欲しい。
がんセンターなどのサイトもあり、自分たちでも学習ができる。ある程度の基礎知識を持ってもらえると、その後の、話を進めやすく、誤解も少なくなるような。時々、とんでもないサイトをみている方もいますけど。

2)経過観察 という事を理解してほしい。
診断をするのに、時間軸が必要な疾患が多数あります。即時診断が不可能な疾患がある、という事を知ってほしい。焦る気持ちもわかりますが、必要な時間です。

3)待つ という事を学習してほしい。
経過観察とも似ているかもしれません。待つ、時間がかかる事は、すなわち悪い事、、という概念ができてしまっています、今の日本。外来でも、自分は時間をかけてほしいくせに、他の方の診察に時間がかかるのは、許せない人が多々。特に初診外来で見かけます。体調が悪ければ別ですが、、。待つ事を覚えてほしい。

4)不可抗力 がある事をしって欲しい。
どれだけ気をつけても、予想外のことが起こりえます。誰かが悪い事をしたのではなく、本人の体質、病気の性質などによる事も大きいのですが、、。




上の1)から4)は、血液内科の先生の意見でした。

私の意見ともかぶっている所もありますよね。
医師側からの意見としては、だいたいこの辺りだろうと思います。






上記の記事をメインブログに年末エントリーしました。

一般の方々からコメントを頂きました。その中には、いろいろな意見がありましたのでここにあげたいと思います。

①経過観察するのが不安

医者側からすれば経過観察する場合としない場合があるので適切に選択がなされていると考えていますが、初めての受診の患者さんからしたら経過観察は待たされてるだけって感じるのでしょうね。
ただ、経過観察も大事なんですけどね。

②やはり知は力であり、病気・死・障害も人間の人生の大事な一部分であり、幼児のうちから教えておくべきなんではないかな、とボチボチ実践しております。

人間知っていないとどうしていいかわからずうろたえる事が多いですよね。
だから、少しでも知って欲しいと思います。

③癌発覚時に医師は5年生存もありうることなどは絶対ないような見解で治療して1年、それまでに起こるデメリットにより死期が早まる。。等々。。あまりにも絶望的な発言ばかりです。やはり頑張れば5年生きられますよといって1年で亡くなってしまった場合患者サイドに訴えられてはいけないとでも思っていてでのことでしょうか?実際ほんの僅かの人ではありますが5年生存しておられる方もいます。担当医には希望が持てる発言を期待してしまいます。。

現実として厳しい話しをせざる終えない状況です。
事実は、事実として伝えなければなりません。どんな残酷な事であっても。
それが、医者の仕事なのです。
ただし、言葉を選んで、少しでも希望がもてるようにしているつもりです。

④「どんなに治療をしても・・・」と言う時でも患者の家族としては一言「一緒にがんばりましょう」とか言ってもらえると、嬉しかったりします。
命が掛かっている時に、言葉って大切だと思います。

はい、全くその通りだと思います。
気をつけて診療にあたりたいと思います。

⑤「治せないのなら、治せる医者をさがせ」
「ガンだって治るんだ、移植だってあるだろう」
上司から、病気を理由に辞めさせられた時の言葉
何でも医者なら治せる・治せないのは無能な医者だ!
一般の人は当たり前に思うようです。治らない病もある事を知らない”幸せな人なんだな”と悲しくなりました。

人間の体は機械でない。
この事は、ぜひともわかった欲しいです。当たり前すぎることにも思えるのですが。

⑥有志のボランティアによる「病状や思いの上手な伝え方」講座とかがあるといいかも?!プレゼンみたいですね。満点のプレゼンするのが目的ではなくて、自分のわかりたいこと・もやもやしてうまく方向性が見出せない部分がみえてくればと思うんですが。

いいアイデアだと思います


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タグ : ギャップ

2008/01/03 Thu 00:06
CATEGORY【診療】
みなさん、初めましての方もそうでない方もいらっしゃるかも知れません。

よっしぃの独り言と言うブログを約9ヵ月書いてきました。

早速ですが、自己紹介をします。
冒頭にもあるように、医者の仕事を始めて10年ほどたちます。
悪性腫瘍を中心に診ている内科医です。

医者になって最初の1年は、必死でした。
それから1年1年経験を重ねるたびに医療技術が上達していくのが自分でもわかります。非常に嬉しく感じました。
5年を過ぎたあたりから、少しずつ医者の仕事に対する自信もついてきます。
そして、周りを見る余裕ができます。
今まで、見えなかったいろんな事が見えてきます。

そこで、ブログをしてみようと思ったのです。
書き始めた理由は、何となくやってみようって感じでした。
当初は、三日坊主な性格のためすぐに終わると自分で思っていました。

書いているうちに、自分が伝えていきたいことがだんだん見えてきました。
医者って患者さんをよくしたい。病気を治したい。って気持ちで仕事しています。
その気持ちの強さに個人差はありますが、心の底から生活のためだけに医者の仕事をしている人はいません。

患者さんだって、病気やなんらかの症状をよくしたいと思って病院にやってきます。

そうしたら、お互いに悪い関係になるわけないじゃないですか?

でも、現実は、患者と医者の関係がよろしくない場合がときどきあります。
昔と比べるとその頻度がふえてるような気がします。

なんでなんだろ。って考えてみました。
すると、医療関係者の常識と一般の方の常識が昔に比べて拡がっているのではないかと感じます。

一般の方々と『死』と言うものが身近な世界のものではなくなってきてから医療関係者と一般の方々のギャップが特に大きく開いてきたのではないでしょうか?

昔も今も、主に悪性腫瘍の患者さんを診ています。
ですので、多くの担当した患者さんが召されていく場面に遭遇しました。
そう言う場面に遭遇することによって、様々な経験をさせて頂きました。

もっと、あの時こうすればよかったのに。
こんな事をしてあげればよかった。
などなど、後悔することも多々あります。

医者として、自分自身で経験したこと、感じたこと、患者さんから学んだことを中心に今までブログを書いてきました。
少しでも、ギャップが埋まるように、少しでもあいだをつなげるように『患者と医者をつなぐもの~よっしぃの独り言』と言うタイトルにしました。
これからもブログを続けていきたいと思います。

よろしくお願いします。

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『よっしぃの独り言』の過去記事が多いと思いますが読んでやってください。


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