~よっしぃの独り言                   医者として10年程仕事をしてきました。 医療関係者と一般の方々の間に大きな隔たりがある事も実感しました。 これは、お互いにとって不幸なことです。 このすきまに橋を架けれたらと思いブログを始めました。
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専門医の取り方 
2008/05/31 Sat 16:01
専門医なんて昔は意外と簡単にとれたそうです。

何年か自分の専門の診療を行い試験に合格すると専門医となったそうです。しかも、合格率が90%が当たり前でした。

今は、そんな資格も残っているかも知れませんがマレです。

実は、専門の資格は専門医だけではないのです。

現在の制度では各種の認定医の上に専門医がありその上に指導医があります。
外科系のことはあまり知らないので内科の話をします。

内科認定医にならないと内科系の専門医にはなれません。

内科認定医とは昭和43年10月1日に内科専門医が発足し、平成6年4月に「認定医制度」と名称を変更しました。

内科認定になるには、
臨床研修2年+本会が認定した教育病院(内科臨床大学院含む)での内科研修1年以上=計3年以上
臨床研修2年+本会が認定した教育関連病院での内科研修1年以上=計3年以上

つまり、3年間研修して受験資格が得られます。

それだけではなく
受持入院患者18症例の一覧表,18症例の病歴要約,プレゼンテーション資料,ACLS(心肺蘇生の講習)受講修了証のコピー
を提出しなければなりません。

しかも、病歴ようやくにはなぜその治療をどんな文献を参考にして決めたか?その根拠となるレベルはどうなのか?などを記載しなければなりません。

どうです。大変でしょう。

そして、その病歴要約などの書類を提出して試験を受けて晴れて内科認定医となれます。

内科認定となった後、何年か専門診療に携わりようやく専門医の受験資格ができます。
ここでも、また、病歴要約を提出しないととれない専門医が多いです。

なかには、面接にて直接試験官からの質問に答えなければ専門医となれないものもあります。

またまた、その上には、指導医なる資格もあります。

もちろん、専門医を維持するためには、学会に出席したりセミナーに出席したりしてポイントを稼いだりしないといけません。
(また、それだけでお金がかかりますよね。)

さらに、試験を受けないといけない場合もあります。 
 

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専門医制度に対する不満を言えば、まず、専門医になるためにお金が馬鹿にならないこと。

しかも、すべてを個人で負担している場合が多いと言うこと。

専門医をとっても今のところ技術料が認められていないこと。
(研修医でも同じですよ。)


最後、愚痴ってしまいましたね。
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テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

2008/05/28 Wed 11:59
m3に去年の10月4日にエントリーした記事です。




東京タワーがピンクのイルミネーションで飾られました。
いろんなところで、ピンクリボンを聞きますよね。

ピンクリボンと聞いて何のことかわからない人は少ないですよね。
そうです、乳癌の撲滅、早期発見の啓蒙キャンペーンのシンボルです。

他にも、リボンキャンペーンあるのご存じですか?

赤いの知ってますよね。AIDSの啓蒙キャンペーンですよね。

他にもあるんですよ。

Cancer Awarenes Ribbonってやつがあります。

乳癌       :Pink
卵巣癌      :Teal(青緑みたいな色)
肺癌       :Clear
膵臓癌、平滑筋肉腫:Purple
白血病      :Orange
黒色腫(皮膚癌) :Black
大腸癌      :Dark Blue
多発性骨髄腫   :Burgundy (レンガ色みたいな色)
脳腫瘍      :Grey
前立腺癌     :Light Blue
小児癌      :Gold
癌一般      :Lavender
リンパ腫     :Lime Green
子宮体癌     :Peach
腎癌       :Kelly Green (やや黄緑っぽい緑)
子宮頚癌     :Teal/White (ツートンカラー)
頭頚部癌     :Burgundy/Ivory(ツートンカラー)
肉腫、骨肉腫   :Yellow
食道癌、胃癌   :Periwinkle Blue(ライトブルーみたいな)
肝臓癌      :Emerald Green

リボンマグネットというのがあり、売り上げの一部が様々な団体に寄付されているようです。詳細はHPを参照ください。

ピンクリボンキャンペーンもいいんですけど、他のリボンもあるんだよって事ぐらいは知っていて欲しいです。

できれば、ピンクリボンから他の色のリボンへ運動の輪を拡げて欲しいなって思います。

がんの初期は自覚症状ないことが多いです。自覚症状が出てから受診したら遅いがんも多いのです。やはり、がんは早期発見が一番です。

勉強して、早期発見できるように心がけましょう。

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実は、前立腺癌(ライトブルー)キャンペーンをしようとしたらしいんですが、ブルーのリボンは当時北朝鮮拉致被害者の救出キャンペーンで使用していて混同するとの理由でキャンペーンが中止になったようです。

個人的には、虹色のリボンですべてのがんのキャンペーンがいいなって思います。

リボンレインボー




製薬会社もそうでない会社もピンクリボン以外のがん種もキャンペーンお願いします。




テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

がんの専門家 
2008/05/27 Tue 12:05
m3に去年の10月10日エントリーした記事です。




今、がんの専門家としての資格として『がん薬物療法専門医』と『がん治療認定医』のふたつがあります。
資格の格としては、専門医>認定医です。

がん専門医って?がん薬物療法専門医についてでがん薬物療法専門医については、述べましたので今日は、『がん治療認定医』について述べます。

がん薬物療法専門医は、資格を取るにあたって多がん種にわたる抗がん剤治療の経験が必要であり、資格取得が困難である事を理解した上で以下を読んでみてください。

がん治療認定医は、セミナーなどに出席したり、学会発表、論文があり、試験にうかれば認定されます。がん薬物療法専門医と比較すると取りやすい資格です。

実は、10月10日午前0時よりインターネット上でがん治療認定医のセミナーと試験の申し込みが始まりました。
朝、見てみると定員に達しました。とあります。キャンセル待ちの申し込みは出来ますけど。
ちなみに、定員は、1100名です。

半日たらずに、1100名の枠が埋まった事になります。

いったい、がん治療の専門家の資格を得ようとする医者はどれだけいるのでしょうか?

がん治療にたずさわる医者は、内科(消化器、呼吸器、血液)、外科(消化器、呼吸器)、放射線科、病理、麻酔科、脳外科、耳鼻科、婦人科、泌尿器科、整形外科、形成外科、皮膚科などに分類されます。

ちなみに、私の勤める施設では、がんにかかわる医師の数は25名ほどです。普通の規模の病院だと思います。
この中の半数が、この認定医に興味を持っているとするならば、全国で1100名の枠なら、すぐに埋まりそうですね。

極端な話し、セミナーに出席して、論文書いて(共同著者なら名前を入れてもらって)、試験に受かればがん治療認定医として認定されます。

おそらく、試験を受けたならほとんどが受かるような試験じゃないかなって思います。
だって、1日足らずで締め切らないといけないくらい受験者が多いんですよ。
落としたら、来年また殺到しますよね。きっと。

こんなんでいいのか?がんの専門家の資格。
でも、上に挙げたようなすべての科の先生が資格を取る事ができるようにしたからなのでしょうか?

がんの専門家ってなんでしょうか?

がんの治療について、様々な知識を持っていて治療に応用できるのが専門家じゃないかなって思います。

こんな、資格なくても立派に診療してる先生はたくさんいます。

資格も大事ですけど、資格だけでもいけませんよね。『人気ブログランキング』へ←ポチッとお願いします。


がん治療認定医とは、どんなものか?学会のHPより抜粋します。

認定医は、がん治療の共通基盤となる臨床腫瘍学の知識およびその実践を支える基本的技術に習熟し、医療倫理に基づいたがん治療を実践する優れた医師である。
したがって、がん治療認定医の資格認定に関しては,以下の要件を求めるものとする。

①がん治療の全相(初期診断から終末期医療まで)における標準的な医療内容に関して説明責任が果たせる。

②外科治療,薬物療法,放射線療法など各々の専門領域において,その標準的治療に対し、指導医・専門医との連携のもとに適正医療の継続に協力できる医師と認定するに必要不可欠な知識,医療経験を有する。

③外科治療,薬物療法,放射線療法など各々の専門領域において,先端医療(臨床開発研究)の内容が理解できる。




あれから、急遽5月26日に第2回目の試験が行われたようです。
普通は1年に1回しかないのが普通ですけどね。

テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

2008/05/26 Mon 12:28
CATEGORY【診療】
いろいろと医療制度などについて語ることもあるのですが、基本的には医者になったよかったと自分で思っています。

当然ながら、患者さんがよくなったときの喜びは何事にも代え難いものがあります。

他にも医者であるからこそ、いろんな方と出会います。

若い方は少ないですが、あらゆる職業の方と出会えたと思います。
やはり、病気は職業を選ばないですからね。

例えば、財界の有名人であったり、とかテレビのアナウンサーであったりとか、雑誌を編集している方であったりとか、弁護士であったりとか、新聞配達員であったりとか、音楽家であったりとか、大学の教授であったりとか、仕事をしていない方であったりとか、生活保護で暮らしていたりとか、職業をブローカーと言う方であったりとかいろいろです。

みんなそれぞれの世界で生きておりそれぞれの世界の常識があるようで、それが我々の常識と異なっていたりするのがわかると非常に面白かったです。

例えば、財界の有名人は、もちろん個室に入っていたのですが秘書なる人物が常に部屋にいました。

家族でも何でもないのですが、まあ、家族に連絡とかしてもらうのも秘書さんに頼めばすぐにしてくれるのでよかったですけどね。

ご本人さんは意識もハッキリしてるかしてないのかビミョーな状態だったときに誕生日を迎えられたのですが、
家族の方は、その横でケーキを囲んで『お誕生日おめでとう。』と乾杯をしていました。

ものすごく、不思議な光景でした。

私の常識とは違うなぁと思ったものです。

正直、ここまでいろいろな方を対象にする職業はあまりないのではないかと思います。

だいたいの仕事は、出会う人間に偏りがあるんじゃないかなぁと思います。

いろんなタイプの人間と出会って、その人たちの常識の範囲を探って、その人たちの世界を少し話で聞きかじってすごく勉強になったと思います。

ですので、いろんな方に出会えたことを心から感謝しています。

この仕事について本当によかったと思います。

これからも病気(主にがん)と戦っていきたい、場合によっては仲良くしていきたいと思っています。

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テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

病理解剖 
2008/05/24 Sat 13:49
CATEGORY【診療】
病理解剖のことを教えてほしいみたいなコメントをいただきました。(解剖などの内容について知りたくない方、気持ち悪いと思われる方は読まないでください。)

正直、病理解剖に関することはブログに書こうとは全く思っていなかったのですが、普通の方が病理解剖の実際について知る機会ってなかなかないですよね。

だから、書いてみようかと思いました。

病気で亡くなったヒトを対象にして、臨床診断の妥当性、治療の効果の判定、直接死因の解明、続発性の合併症や偶発病変の発見などを目的に系統的な解剖を行うこと。とWikipediaにあります。

他にも司法解剖や行政解剖などがありますが、ここでは述べません。

やはり、病理解剖を行うためにはご家族の同意をとらなければなりません。

大学病院などは、病理解剖をとりやすいのですが一般病院の場合は、とりにくいです。

これは、大学病院は最先端のことをしていて大学病院で最期を迎えたら研究などのために解剖もやむを得ないと考えている人が多いからではないでしょうか?

医者の立場からすれば、死因がハッキリとしていてる場合は強く病理解剖を勧めない場合も多いかと思います。

やはり、おそらく、こういう理由でお亡くなりになったと考えられるが、他に原因があるかも知れない場合などは、病理解剖を強く勧めます。

本当の意味で医学の発展を第一に考えるならばすべての患者さんを病理解剖すべきですが。。。

日本人の感覚としてできればキレイなご遺体であって欲しいと考える場合が多いのでなかなか解剖の件数は増えません。(と言うかだんだん減ってきています。)

まあ、前置きはこれくらいにしまして質問のお返事をしたいと思います。

>例えば、手術とかして思いがけず死んじゃったら、担当の先生は、病理解剖を勧めてくれるのか?

手術中の死亡に関しては原因がわかっている場合が多いです。
体をあけてるのですから当然と言えば当然です。

そういう場合は、解剖しない場合が多いと思います。

もちろん、手術中に脳梗塞を起こしたりとかの可能性もありますので手術中に明らかな原因がなわからなければ、解剖のお話などをご家族の方にすると思います。

>小さな病院だったら、どこで解剖するのか?

解剖する設備のない病院もあると思います。
そういう場合はどうするのでしょうね。正直知りません。すみません。

>費用はどうなるのか?

費用は、病院の持ち出しです。
本来なら医学の発展に寄与する場合も多いので国の負担とするべきでしょう。(海堂尊先生も主張されていますけど。)

>解剖した結果は報告してもらえるのか?

もちろん、報告します。
だいたい、解剖を行ってから最終報告があがるまで3から6ヶ月が平均でしょうか?大学病院などはもっとかかる場合もあると思います。

こんなんでいいですかね。
 
 
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病理解剖によって非常に勉強になったことも多いですよ。
 
 
実は、もう少し行っている様子などもリアルに書こうと思いましたが、ブログ上で公表しない方がよく思えてきてやめました。

このくらいで勘弁してください。

テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

医療は必要ですか? 
2008/05/22 Thu 12:09
ここ数年の国の医療政策をみていると医療って要らないと考えているんだなぁって思います。

医療費削減の政策、研修医制度、後期高齢者医療制度など。

そして、今度は事故調査委員会。

『医療は必要ですか?』

と本気で国に聞きたいです。

要らないんだったら早く大きな声でそう言ってください。

医者以外で食べていく道を探しますから。



地方の道路は頑張って作ろうとするのに、都市部でさえ医療は危ない水準なのに。

医療亡国論があったから、国の政策として医療を壊し始めました。

今や、医療は、ぼろぼろです。

まだまだ、追い打ちをかけそうな勢いです。


医療が危ないと思うなら、働く人にとって魅力的なところにするべきです。(当然ながら、医師以外の職種についてもです。)

まず、人材を確保しないことにはどうにもなりませんから。

入院日数を減らすために、在宅医療を推進させています。

でも、在宅医療の一番の担い手であるヘルパーは低賃金でなり手がありません。(離職率が高いのです。)

せめて、在宅推進するなら最低でもヘルパー不足にはしてはいけないですよね。

それから、少子化対策っていろいろしてますけど、一番の少子化対策は安心してお産が出来ることではないでしょうか?

今の現状は、お産を制限する病院がだんだん増えて里帰り出産なども難しい地域が出てきています。

産科を優遇すればいいと思います。産科医だけでなく、産科を。

でも、今の厚生労働省のやり方は、全く???です。

と思っていたら、蠅太郎画伯やってくれました。

最高に面白いです。

『ゴア様』

それ以外にも

『タコの足を喰うように,自分で自分の医療を食べ続ける日本国民』

など今の医療の現状を的確に表現されています。

何か、最後は蠅太郎画伯の紹介コーナーになってしまいました。
 
 
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何度も言いますが、今の現状を考えると本当に医療はいらないんじゃないかと思ってしまいます。

不要だとは思わないですけど。

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タグ : 医療崩壊

家族への病状説明 
2008/05/21 Wed 12:05
CATEGORY【診療】
m3のブログに去年の9月25日エントリーした記事です。




診療において、特に入院している患者さんは、家族への病状説明を行う事が多いです。

インフォームドコンセントとか、ムンテラとか言いますが内容は同じような物です。

入院患者さん自体が高齢である事が多く、病状説明してもどこまでキチンと理解してくれているのかわからないと言う事実。
そして、患者さん自身は十分理解していても家族にうまく伝えられない場合が多い。
ですので、どうしても家族への病状説明が必要になる事が多い。

家族が熱心であれば、連絡をすれば病院に来てくれるのですが、あまり熱心でないと来るのを渋ったりします。

私の場合は、悪性疾患を診る事が多いので比較的家族もきてくれやすいんですけど。

その時に困るのが『日曜日しか病院に行けない。』、『夜の8時以降ならなんとかなる。』と言われるときです。

もちろん、病院は24時間体制ですのでそのような発言となるものと思われますが、病状説明する主治医、担当医はもちろん24時間体制ではありません。

ですので、どうしてもと言う場合は残業、休日出勤をしなければならなくなります。(たまたま、主治医が当直などであれば別ですが、本来の業務でゆっくりと時間が取れない事があります。)

このような場合、病院にもよりますが、時間外手当が出ない場合が多いです。

ですので、基本的にはそのような要求は、しないで欲しいと思います。

銀行へ行くのに『夜の8時まで待っといて。』といいますか?

もちろん、VIPな方なら言うかも知れませんが。

病院でのVIPの患者さんとご家族は、緊急性のある状態の患者さんですよ。

緊急性のあるときは、もちろん、時間は気にしてませんから。

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安定した状態の病状説明を家族が希望されてしかも、日曜日でないとと言われるとなんだかな。と思ってしまいます。




http://blog.m3.com/yosshi/20070925/2#comments

医者も一般の方も入り乱れてのコメントでした。
TBもありました。

何度も言うようですが常識のない方は一握りの方ですけどね。

テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

2008/05/20 Tue 12:40
福島大野病院事件について私もいくつか記事にしました。

といっても他の方の記事を紹介するような記事が多いのですが。。。

『もう、2年になります。』
『子供でもわかる『福島大野病院事件』』

またまた、この関連でいい話を見つけたので紹介したいと思います。

皆さんご存じの医者ブログの大御所『新小児科医のつぶやき』の5月13日の記事です。

『福島事件支援プロジェクト』

このブログのコメンテーターの意見により実現したものだそうです。

そして、できたHPがあります。

『ボールペン作戦メインサイト』

詳しくはサイトを見てください。

もし、よろしければボールペンを使ってみてください。



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ボールペン使わなくても話しを広めていきませんか?



取り急ぎ、報告してみました。

テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

タグ : 大野病院 福島

うなぎ 
2008/05/19 Mon 17:45
m3のブログに去年の7月23日エントリーした記事です。





ようやく夏らしくなってきました。暑いんですけどね。
もうすぐ、土用の丑です。(今年は7月30日)

タイトルとでなんの話かすぐにわかりますよね。正解です。

お勧めだけど、マニアックなうなぎ屋があります。

場所は、近くに住んでる人以外は歩いて行けるような所ではありません。最寄りの駅は3つほどあるのですが、一番近い駅で直線距離にしておよそ2kmあります。駐車場もあるかないか不明です。

店に入ってみます。まず、目に飛び込んでくるのはカウンターそして奥の方には座敷が見えます。カウンターの端にレジがおいてあるのですが、店主はここに住んでいるらしい大将やその家族宛の郵便物がなにげなくレジの横の箱につまれています。

誰が見ても決してきれいな店だなとは思いません。どちらかといえば、ゴキブリが競争していてもなんの違和感も覚えないような印象です。
初めてのデートだとしたら、食事前に終わってしまうかもしれません。

しかし、誰もこのことを口には出しません。なぜなら、大将の顔がいかついからです。しかも、無口です。眼鏡をかけているのですが、これがサングラスならちびりそうです。でも、女将さんは普通の方に見えるので大丈夫です。

メニューを見てみます。
ここで、最初の度肝を抜かれます。
なんと、メニューには、『女乳』と書かれておりその下にお品書きとお代が書かれているのです。しかし、これも上記のような理由で大将につっこむ人はいないようです。

値段は、良心的です。特上2100円、上1500円です。鰻丼、鰻重、蒲焼き、白焼きすべて同じ値段です。もちろん、肝吸い付きです。

ここは、奮発して特上をたのんでみます。

大将がいったん店の外に出ます。店の前に置いている子供の大きさくらいの壺というかかめからうなぎを取り出します。
注文してから、さばくのですぐにはできません。30分ほど待たないといけません。

香ばしいニオイが襲ってきます。待っているとだんだんいらいらしてきます。

店内を見回すとサインが何個か飾ってあります。しかし、誰のサインかわかりません。
『有名店なのか?』

おもわず、カレンダーで目が止まります。
カレンダーの写真に婦人警官が写っています。
よく見ると○○県警と書いてあります。

???警察のカレンダーなんて。。。。

大将は元警察官か?それならあのいかつさが理解できます。
まてよ、もしかして警察に世話になった人なのか?
そんな人が包丁を持って、、、、、、などといろいろいけない想像をしてしまいます。

そうこうしてるうちに、お待たせしましたと女将が持ってきてくれます。
芳ばしい香りのする、脂のたっぷりのった、肉厚のうなぎです。

『…………美味い。』

最初は、言葉にならず、自然と頬がゆるみます。
気が付くと食べ終わっています。

『ごちそうさまでした。』
『ありがとう。』
いかつい大将もこころなしか微笑んでいるようです。

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もちろん、CHINA FREEです。





もちろん、実在の店です。
うなぎ食べたくなってきました。

息抜きネタでした。

タグ : うなぎ

清潔と不潔 
2008/05/18 Sun 10:59
CATEGORY【診療】
医者と言うか医療関係者の概念に清潔と不潔と言うのがあります。

清潔とは、無菌であろう状態であり、不潔とは何らかの菌が良そうな状態です。

例えば、栄養を静脈から入れるための少し太めの管を入れるとします。

そのときに、皮膚の上から穿刺(刺す)する場所を決めて、その場所と周囲を消毒します。

消毒された場所は、不潔な場所から清潔な場所となります。

消毒した部位を清潔でないもので触ればそこは不潔となります。
ですので、そのようなときは消毒をやり直します。

消毒したら、術者(医者)は、滅菌された手袋をして、滅菌された穴の開いた布をもらい穿刺部(刺す場所)にかけます。

そうすると、穿刺部と布で覆われている表面が清潔な場所となります。

何か処置をされたときに、
『この布の上は触らないようにしてください。』と言われたことはないですか?

それは、触ると不潔になるからです。
それから、滅菌された注射器、針を清潔の状態のままもらい、局所麻酔薬を吸います。

また、別の血管に入れる管のセットなども清潔のままもらいます。

このときに、介助に入っているナースの手が触れたりとかすればその物品は不潔になります。

また、術者の清潔な手袋が壁に当たっても不潔になります。

不潔になったものが清潔の場所にふれると清潔の場所が不潔になります。

手袋が不潔になれば手袋をかえればいいだけですが、穿刺部が不潔になれば最初から、すべてやり直しになります。

局所麻酔で穿刺部を麻酔しながら血管を探します。

まあ、これから先の処置も不潔にならないように気をつけながら行っていきます。
 
 
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なかなか、手技がうまくいかないとイヤな汗をかくことがあります。

汗が清潔な場所に落ちても不潔になるので気を遣いますね。

だから、ナースに拭いてもらったりするわけです。

 
日常で用いる清潔、不潔の概念とずいぶん違いますよね。

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2008/05/16 Fri 13:27
CATEGORY【診療】

m3のブログに去年の9月19日にエントリーした記事です。




診療にたずさわっていると、驚くような場面に出くわします。
以前も、予想もし得ない浣腸の話しなどをしましたが、今日は飲み込んじゃった話しです。

多いのが、義歯(入れ歯)です。特に歯と歯の間にブリッジで架ける小さいもの。
食べてる間に飲み込んじゃうみたいです。
あと、ボタンやお金。

中には、薬のシートごと飲み込んじゃったってのもあります。
シートごとって、人間やればできるんだって思っちゃいます。
(シートで食道粘膜を傷つけることがありますので危険なこともあります。)

中でも、印象に残っているのが、ポリデントを飲み込んだYさんです。

Yさんは、80前半の男性です。
当直をしていると救急隊から連絡が入ります。

『ポリデントを飲み込んだようです。』
『はい、来てください。』

救急室でYさんを待ち受けます。うちの病院では、高血圧などの慢性疾患で定期的に受診している患者さんです。

さすがに、ポリデントを飲み込んだときの対処方法がすぐに出てくる医者は以前同じような患者に出くわした経験のある医者か、よほど異物に対して勉強熱心な医者だと思います。
対処法はわかりませんでした。必死に調べます。

胃洗浄が禁忌(やってはいけないこと)でないことがわかりました。
後は、経過観察するのか、胃洗浄するのかの判断だけです。

1錠だけならしないでもよさそうである事がわかります。

『そうか、様子見でもいいんだ。』
少し、余裕を持って待っていました。

救急車の音が近づいてきて消えました。病院の敷地内へ入ってきたようです。
バイタル(全身状態)安定しているようですので、ゆっくりと救急室のベットへ移ってもらいます。

少し、苦しそうです。どうも、お腹が張って苦しいようです。ゲップを何回もしています。

どうせ、マーゲンチューブ(口から胃へ入れる管)を入れないといけないようですし、胃洗浄を行うことにしました。

必死に入れようとするのですが、気体が逆流してきてなかなか入りません。何とか、マーゲンチューブを入れ、生理食塩水を胃の中へ注入してその後、回収します。

今までの経験上、胃から出た液体というのは酸っぱい臭いであったり、あまりいい臭いのするものではなかったので、できるだけ息をしないようにして対処していました。

ところが、Yさんの胃から出た液体はものすごく爽やかな香りがしたのです。

そう、ポリデントの臭いでした。

非常に爽やかな胃洗浄の経験でした。

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ちなみにYさんは、ラムネと間違えてポリデントを食べたそうです。

皆さんも気をつけてくださいね。




http://blog.m3.com/yosshi/20070919/2#comments

コメントいっぱいでした。

しかも、あの『新小児科医のつぶやき』に取り上げていただきました。

一気にアクセスが増えてびっくりしました。

誤嚥譚

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2008/05/15 Thu 13:02
CATEGORY【診療】
m3のブログに去年の9月23日エントリーした記事です。




前回、ポリデントを飲み込んだYさんの話しをしましたが、

Zさんの話しも負けてはいません。Zさんも80歳くらいの男性の患者さんでした。

Zさんは、腰痛のために入院していました。痛みが強いときは頓服の薬を飲んでいました。

その日も夕方になって痛みが強くなり頓服の痛み止めを飲もうとしました。

少し目も不自由であったZさんは、いつもと異なる感覚でしたが、薬を口の中に入れ、水を飲みました。
しばらくしても痛みが引かないためもう1錠追加してもいいかとナースコールを押しました。

ナースがZさんのところにやってきて、痛み止めの数を数えます。

『Zさん、痛み止めまだ飲んでないやん。』
『いや、飲んだで。』

??????

家族に確認したところどうも、ボタン電池がないようです。

『Zさん、電池飲んだんちゃう?』

大急ぎでレントゲン確認です。胃の中にボタン電池らしきものが写っています。

大変です。同じ所に留まっていると胃や腸に穴を開けることがあります。ポリデントとは大違いです。

緊急で胃カメラを行います。Zさんは、嫌そうでしたが仕方ありません。

しかし、胃の中にはもうボタン電池はありませんでした。

再びレントゲンを撮るとボタン電池は出口の方へ進んでいるようです。

水分をたくさん飲んでもらい、下剤も飲んでもらい、翌日に下から出すことを試みました。

翌日、便はでますが、ボタン電池はでません。

レントゲンで少し進んでいます。もう、少し。

翌々日、あれ、ボタン電池動いてない。もう、真っ青です。腸に穴開けたら大変やわ。

医療器具の部品に使われる強力な磁石でボタン電池を動かそうとしましたが動きません。(もともと、ムダな抵抗だったのかも。)

Zさんも下剤などで努力してくれたんですが、ボタン電池は定位置に留まったままです。

1週間がたってもボタン電池の位置は動きませんでした。
結局、開腹手術をして取り出しました。

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ボタン電池の飲み込みって、結構ポピュラーだったんですね。



薬を飲む前にはもう一度用量、用法と薬かどうかをちゃんと確認しましょうね。




えっと、ネタバレがあるかも知れませんので『そんなん飲みますか2』を先にアップしました。

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医者の食事(夕) 
2008/05/14 Wed 12:49
CATEGORY【診療】
少し前に医者の食事(昼)をしました。

今回は、続きです。

夕食編です。

でも、もちろん病院の外で何を食べているか詳しく知りませんので当直メシについてのお話です。

当直と言っても大きく二つにわけれます。

自分の病院で当直する場合と、他の病院に当直に行く場合(いわゆるバイトの場合)です。

自分の病院での当直はかってがわかっています。

つまり、何時頃に夕食が作られて、どんなメニューか、もしくは献立のある場所がわかっています。

しかも、味のレベルもどの程度かもわかっています。

おいしいとはいえない場合が多いですけど。

ほとんど、患者さんと同じメニューです。

患者さんの食事は、たしか1食260円で作られているので、仕方のないのですけどね。
原料も値上げしているよですけど関係ないですからね。


あ、たまに患者さんと違う食事を用意している病院もありますよ。

だから、食事あるんですけどたまに電話で出前などを頼んでしまうこともあります。(ごめんなさい。)
さて、困るのがバイトの場合です。

最近は行ってないので状況は知りませんがおそらく昔とほとんど変わってないでしょう。

だいたいは、今まで行ったことのある先生にどんなんか聞いてから行くのですが、突然代理で行くことになると情報を仕入れられないこともあります。

なかには、夕食がないこともあります。

いわゆる、老人病院と言われている病院には夕食がないほうが絶対に良い場合があります。

これ以上書くとひどいことを書いてしまいそうなのでやめておきます。

おいしいバイト先もありましたよ。

そこは、食堂に食べに行くタイプでした。
食堂に行くと、当直の先生ね。などと言いながら暖かいごはんと味噌汁とおかずをくれます。

やっぱり、暖かいことは大切やなって思いました。

ちなみに美味しいところは、全体の1から2割程度でしょうか。
 
 
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ある病院は、夜食用のカップラーメンまで用意してくれていましたよ。

健康面は考えてないと思いますけど。

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医者の考えること 
2008/05/11 Sun 12:24
CATEGORY【診療】
m3のブログに去年の9月9日にエントリーした記事です。




病院で医者は、実にいろいろなことを考えています。

もちろん、患者さんをよくしたい。と言うのが一番の基本です。

細かくは、場面によってかわってきます。
外来にて医者の考えてることを伝えたいと思います。

まず、予約一覧を見て予約者が多いか少ないかを気にします。
多いと、序盤からハイペースで診察することになりますし、少ないと少しゆとりをもって普段はあまり聞かないようなことも患者さんに聞いたりします。(すると、終わる時間はかわらないこと多いですけど。)

外来診察(新患を除く)は、ほとんど定期受診の方で、今までと変化があるかどうかが一番の問題となります。

ここで言う変化とは、患者さんの自覚症状(患者さん自身でないとわからないもの)と診察所見や検査データ(血液検査、画像検査など)などの医者でないとわかりにくいものとがあります。

変化がなければ、前回と同じ処方を出して(なければ薬なしで)次回の外来の予約をとって終わりです。

変化があれば、何らかの治療を要するものか、経過観察でいいものかの判断をします。

その判断ができなければ追加の検査などを行うことになります。

治療を要するにしても、緊急性があるのか、ないのか、経過観察でも悪化する可能性があるのかないのかを判断します。

実は、この判断が非常に難しいときがあります。

特に緊急性の有無は、一歩間違えると生死にかかわる場合もありますので。
この判断は、検査結果などをみれば医者なら誰でも、急いで処置しなければ(専門医に紹介しなければとか、入院させなければ)ならない。と思えるものもありますが、そうでないものもあります。

もちろん、そうでない場合が一番対応が難しく、なんて言ったいいんでしょうか。個人的には医者の嗅覚(医者としてのセンス)ではないかと思っています。

『検査上はそうでもないけど、何かやばい』と言う直感ですね。

この感覚が実は医者として一番大事なものじゃないかなって思ったりします。

今日は気楽に書き綴ってみました。

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外来での話しですが、病棟でも同じですよね。



私には、この話しは普通すぎて面白いかどうかがわかりません。
たぶん、医者には当たり前すぎて面白くないんじゃないかと思います。





医者には面白くないと思ったら、Drから目からウロコとのコメントもいただきました。

http://blog.m3.com/yosshi/20070909/1#comments

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患者アタマと患者力 
2008/05/10 Sat 11:24
CATEGORY【診療】
春野ことり先生のブログ『天国へのビザ』で医師アタマと患者アタマについて述べられていました。

要するに医師も患者もアタマが硬くなってしまって他からの意見に耳を傾けられなくなったり、理解しようとしなくなったらいけませんよ。って言うような話です。

ごく当たり前のようにすんなりとこの考えについては受け入れられました。

それと同時に、自分自身のアタマで硬くなっている部分はないかと考えました。

何事にも柔軟に対応できるアタマにしなければ硬いアタマになりますよね。

また、気付かなければ気づかないだけで硬いアタマではないでしょうか?

硬いアタマにならないためには、医師なら患者さんが、患者さんなら医師が何を考えているかを理解しなければなりません。

症状を早くとってほしい患者さんに延々と検査をしていては患者さんとの間に溝が出来るのは当然です。

もし、先に検査を延々としないといけない、それがすまないと治療に入れないならばその理由を患者さんに伝えるだけで多くの患者さんは納得します。

納得することでアタマが柔らかいアタマになります。
患者アタマから患者力を持った患者さんへとかわるわけです。

医師もその患者さんが不満に思うことを気付いて対応できれば医師アタマから脱却できるのだと思います。

上に挙げた例は非常に簡単にわかる例ですが実際問題として様々なこのような例があるのだと思います。

医師にも能力の差があるように、患者さんにも能力の差があると思います。

ですので、医者も患者も努力して良い医療が提供できるように、また受けれるようにしていきましょうね。
 
 
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ですので、めったに病院に来ない家族とかとの溝が大きいのでしょうね。

まさに、患者アタマで患者力のない場合が多いですから。

だいたいは、説明すると納得していただけるのですけどね。


医師アタマになりたくないので、気付いたことあったらなんでもコメントくださいね。

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タグ : 医師アタマ 患者アタマ

医者の寝床 
2008/05/08 Thu 13:02
CATEGORY【診療】
医者ってろくな生活してないなって何となくわかってきましたか?

当直室もひどいところが多いのです。

以前ぶぇぶぇ先生が当直の寝床の写真をブログに載せていましたね。

ぶぇぶぇ先生のある日の寝床

これを見て、悲惨だなぁ。って思った方。あまい!!

普通考えたら悲惨でしょ。

でも、バイト当直ってこんなの当たり前です。

わたしも、一時期、毎週ソファーベットで寝ていました。

あきらかに昭和の病院の鉄の柵がついてるベットだったり。

土日はシーツ交換してくれないですから前の先生の髪の毛がついていたりしています。

たしかに、寝袋の方がいいと思います。

もちろん、きれいでない場所も多いのでゴキブリが出てくる当直室は普通です。

ある病院は、出ない日の方が少なかったです。って言うかゴキちゃんが出なければ幸せって病院でした。

当直室が地下で携帯さえつながらない場所であったり。

スペースも3畳くらいしかない当直室も当たり前だし、窓の外は、すぐに壁でなんにも見えないことも多かったし。

窓もない当直室もありました。

部屋はきれいけど窓のない部屋もいやでしたね。

すんごい、圧迫感があるんです

また、当直室に水道すらないところもありましたね。 

顔ぐらい、当直室で洗いたいですよね。

 
 
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快適な当直室ってなかなかないですよね。
 


ナースステーションの真横って当直室もありましたね。

すぐに呼ばれそうでイヤでした。

当直室に入るの患者さんに丸見えですし。

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繰り返したくないなら 
2008/05/06 Tue 11:00
医療事故安全調査委員会って知ってますよね。

知らない方は、僻地の産科医先生のブログをご覧ください。

『医療事故安全調査委員会 第三次試案 目次』
『医療事故安全調査委員会 ADRと第三者機関 目次』

これを読めばわかりましたよね。

医療者側からは、根強い反対の意見があります。

やはり、刑事罰の対象となるかどうかが大きいのです。

その時々に考えられるその時々のベストな医療を行っていても(後から考えるとそのときの医療がベストでないかも知れません。なぜなら、後になるといろいろな状況が明らかになるからです。)、悪い結果になることがあります。

今の裁判などの判決をみると、後からわかったことがあるからそのわからなかった時点でそうした方がよかった。
みたいな判決があります。

医療関係者から見れば???なのです。

我々の行った行為を現在の司法は、きちんと裁いてくれていないのです。

と言うことは、何も間違ったことをしていないのに、刑事罰を受ける可能性があるのです。

だから、医療関係者は刑事罰に強く抵抗するのです。

放火による火事で命を落とした方の遺族が消防を訴える時代ですよ。

医者のわがままで免責を訴えているかのように言われている方々も多いですが、決してそうではないのです。

bamboo先生のブログに『WHOの勧告』のエントリーがありました。

エントリーの元となるコメントもご参照ください。http://blog.m3.com/kiru/20080428/1#comments

実は、『WHOのガイドライン原文』があることは前から知っていたのですが、英語なので自分でなかなか読まなかったのです。

bamboo先生のWHOの勧告の日本語訳を引用します。




非懲罰的:医療安全報告制度の成功のために備えるべき最も重要な特徴は「非懲罰的であらねばならない」と言うことである。報告者自身も、事例に関わったその他の者も、報告を元に処罰されてはならない。公開システムでは、この要求は最も達成が困難なものだ。なぜなら、大衆は個人を責めがちで、「犯人」を処罰するような圧力が起こりうるからだ。おそらくは一時的・情緒的な満足は得られても、このような(懲罰的)方法は失敗する運命にある。隠せる過誤を報告しないようになるからだ。国のシステムとしては、報告者を非難から守ることが重要となる。そのために最も良い方法は、報告内容を秘匿することである。

秘匿性:患者や報告者の個人情報は決して第三者に明かされてはならない。秘匿性の水準は、訴訟に使用されうるような情報が公開されないようなものとする。たとえ歴史的に秘匿性のほころびが問題にならなかったとしても、情報公開への懸念は、自発的な報告を妨げる大きな要因となる。

独立性:報告制度は、処罰権限を持つ権威や報告内容に利害関係を持つ機関から独立していなければならない。報告機関と懲罰機関の間に「防火壁」を維持することは困難ではあるが、報告内容への信頼性が保たれるか否かという点で本質的なものである。

高度な分析:報告は事故の起きた臨床的環境を理解し、背後に隠れた原因を知覚するための訓練を受けた専門家によって評価されなければならない。データを集めても分析しないのでは意味がない。これはお役所仕事でよく見られる失敗だが、報告を集めることはするが、その内容を分析可能となるように配布しない。大量の報告を集めるが、箱やコンピューターに入れて眠らせるだけ。(分析のための)専門的技術は、いかなる報告制度にあっても重要で本質的な資源である。

信頼性:勧告が受け入れられ、実行に移されるのであれば、独立性と分析のための専門家の使用が必要である。

適時性:報告は遅滞なく分析されなければならず、必要のあるところには直ちに勧告が為されなければならない。重大な危険が発見されたのであれば、速やかに発表すべきである。たとえば、ISMP は、定期的刊行物によって、薬剤に新たな危険が見つかると直ちに警告を発している。

対象はシステム:勧告は個人の能力を目標にするのではなく、システムや手順や結果に焦点を当てるべきである。これが、あらゆる報告制度からもたらされる勧告によって補強される安全性の、基本原則である。これは、明らかにひどい個人的な過誤であろうとシステムの欠陥から起こり、システムの改善がなければ、また別の人が別の時に同じ過誤を起こすという考えに基づいている。




原因究明のためには、個人を責めてはいけないのです。

当たり前のことだと思うのですが。。

全体的なシステムの改善を目指さなければいけません。

やはり、自身で罰せられるかも知れないと思うとなかなか届けるのに勇気が必要ではないでしょうか?

そのためらいが、原因究明を妨げることにもなるのではないでしょうか?

やはり、日本は世界から見ても不思議な国なのでしょうね。

少しでも、よい医療状況となりますように。 
 
 
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その前に、労働環境を整えて疲労が蓄積しないようにすることの方が大切だと思いますけどね。


最後に引用を許可いただきましたbamboo先生にお礼申し上げます。

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タグ : 事故調

喫煙と肺がん 
2008/05/03 Sat 09:36
先日、『実は喫煙と肺がんの罹患についてハッキリとわかりやすいデータはないの?』
みたいなコメントをいただきました。

コメントを引用します。



禁煙率が上がってきて久しいですが、なぜ肺がんの罹患率は下がらないのでしょうね?
たばこは喫煙者にとってリスクファクターにはなることは確かでしょうが、環境たばこ煙曝露が非喫煙者の肺がん罹患率に関係するのかはデータ不足でなんともうさんくさい感じを受けます。
もっとたばこ産業や厚生労働省はきちっとしたデータを出して欲しいと思います。




>禁煙率が上がってきて久しいですが、なぜ肺がんの罹患率は下がらないのでしょうね?

喫煙と肺がんのハッキリとわかりやすいデータががんセンターのHPにあります。

『出生コホート効果について(肝臓がんと肺がんの例)』

グラフを見ていただければ一目瞭然だと思います。(特に図10)

1930年代後半~40年代初めに生涯喫煙率の谷が見られます(図10の矢印)。この年代に生まれた男性は、第2次大戦後の物資不足の時代に喫煙を開始しやすい年齢を経験しているため、その前後の世代より生涯喫煙率が低く、それが肺がんの死亡率・罹患率が低いことの原因だと考えられています。

非常にスッキリしていてわかりやすいですね。

受動喫煙に関しては、なかなかきっちりとしたデータを出すのが難しいのかも知れませんけどね。

ただ、言えることは、肺がんのなかでは、扁平上皮がんと小細胞がんになる方は、重喫煙者が多いと言うことです。

喫煙量は、1日当たりの平均喫煙量(本数)と喫煙年数を掛け合わせた喫煙指数(ブリンクマンインデックス)として表すことが多いです。

例えば、40歳の方で20歳から今まで1日20本喫煙した方の喫煙指数は、400となります。

400を超えれば、肺がんにかかるリスクが高いと言われています。

もちろん、この指数が大きくなればなるほど肺がん、その他のがんのリスクは上がります。

ですので、非喫煙者の扁平上皮がんや小細胞がんは、稀です。

ただし、最近は非喫煙者の腺がんの方が増えてきています。

環境や生活習慣の変化なのかも知れません。

>たばこ産業や厚生労働省はきちっとしたデータを出して欲しいと思います。

厚労省は、ともかくたばこ産業が自分の不利になるデータを出すとはとてもじゃないけど思えません。

だって、ひどいですよ。

学生時代の話しです。

公衆衛生の実習でJTの工場に見学に行きました。

その時の担当者は、
『喫煙と肺がんの関係でハッキリとしたものはありません。』
と言われていました。

ひっくり返りそうになりました。

およそ、今から15年も経っていない頃の話しです。

あー、JTの人とは喫煙と病気の因果関係について何をしゃべってもムダだなと思いましたから。
 
 
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たしかに、受動喫煙を評価する方法が難しいのでなんとも言えないですよね。

ただし、喫煙と肺がんはハッキリしています。

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休み前の仕事 
2008/05/01 Thu 12:39
CATEGORY【診療】
休みの前の仕事はイヤなものです。

とくに、連休前などは本当にイヤです。
仕事が終われば休みモードにはいるのでうれしいんですが、イヤなんです。


なぜ、そんなにイヤなのかと言うと急に状態が悪くなった患者さんがいると明日から休日体制だからです。

たとえば、開業医さんとかも休日前に重症の患者さんが来院したら早く病院へ送ろうと考えます。

今は、下っ端でなくなりつつあるので大丈夫ですが、下っ端の時は本当にイヤでした。

当時、病院では時間外当番というものがありまして、外来診察時間が終わってから当直帯になるまでの間に、患者さんが来院したり、開業医さんからの患者紹介に対応したりしなければなりませんでした。

もちろん、緊急を要する状態であればいいのですが、そうでない患者さんも多数いらっしゃいます。

また、その時に診た患者さんが入院となるとかなりの確率で主治医に任命されますので、状態が落ち着かない患者さんだと休みがつぶれると言う事になります。

今は、自分が外来で診ている患者さんしか対応していませんので呼ばれる頻度は少ないのあまり苦にはなっていませんが。
 
 
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明日がまさに休み前の仕事です。

しかも、大物です。

さて、どうなることやら。

もちろん、何事もなく仕事が終了すればうれしいですよ。
 



こんな事書くと忙しくなりそうな。。。。

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