~よっしぃの独り言                   医者として10年程仕事をしてきました。 医療関係者と一般の方々の間に大きな隔たりがある事も実感しました。 これは、お互いにとって不幸なことです。 このすきまに橋を架けれたらと思いブログを始めました。
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2008/12/31 Wed 09:59
去年の年末に去年を振り返ったエントリーをあげていました。

『今年を振り返って』

見てみると去年は医療崩壊が広まりはじめたんでしたね。

今年は、その流れを汲んで、医療崩壊、医師不足など多くの方の知れ渡る事となりました。

やはり、福島大野病院事件での無罪判決が一番大きな出来事ではないでしょうか?

そのあとも、無罪が続きましたしね。

あとは、医療がよくなるように制度を何とかするだけでしょう。

何度もいいますが、普通に医療をおこなっていて赤字にならない診療報酬の設定が不可欠でしょう。

医療の値段は、完全に国に握られていますから。

あと、医師不足の原因として医療の高度化があげられます。

2、3年前に腫瘍内科医の専門の資格が出来ました。

がんの専門医不足が言われています。

新しくできたものなので不足していて当然です。

それがだんだんとマシになってきた。

もちろん、まだ足りないですけど。

最近はがん医療に緩和医療の充実が叫ばれています。

緩和医療の専門の資格も作られようとしています。

さらに、精神腫瘍の重要性がいわれはじめています。

もうすぐ、精神腫瘍の専門家も必要だといわれるかも知れません。

お気づきですか?

どんどん新しい専門分野が出来てきています。

そしたら、医師の数が新たにどんどん必要になっていることわかりますよね。

また、家族への精神的なサポートの重要性も今以上に叫ばれ、専門家をなどとなるかも知れませんよね。
(これに関しては医師でなくてもよさそうですが。)

あと、全日本医師連盟も誕生しましたけど、ぐいぐいを制度を変えていくような勢いは見られません。

まあ、もう少し期待しつつ見守りたいですね。

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来年は、実感としてよくなるようになって欲しいですね。

実感としては、まだよくなってるとは思えないですから。

それでは、よいお年を。


ちなみに、m3の10大ニュースです。

【勤務医】
1位 福島県立大野病院事件で担当医に無罪判決
2位 iPS細胞の研究進む、京都大・山中氏らのグループを中心に
3位 杏林大の「割りばし事件」で担当医に無罪判決(11月)
4位 75歳以上への後期高齢者医療制度の創設、混乱で見直し議論(4月~)
5位 医師不足に悩む地方の公立病院、診療科の休止、縮小が続く
6位 クレームや院内暴力を振るう“モンスター患者”が問題に
7位 「メタボ健診」スタート(4月~)
8位 麻生首相発言:「医師は社会常識欠ける」「医療費なぜ払う」(11月)
9位 診療報酬改定:外来管理加算に「5分ルール」導入(4月~)
10位 産科医不足で、分娩を中止する医療機関が相次ぐ、対策が急務に
10位 勤務医の長時間勤務、「当直明け、翌日勤務」も


【開業医】
1位 福島県立大野病院事件で担当医に無罪判決
2位 診療報酬改定:外来管理加算に「5分ルール」導入(4月~)
3位 75歳以上への後期高齢者医療制度の創設、混乱で見直し議論(4月~)
4位 iPS細胞の研究進む、京都大・山中氏らのグループを中心に
5位 「メタボ健診」スタート(4月~)
6位 杏林大の「割りばし事件」で担当医に無罪判決(11月)
7位 麻生首相発言:「医師は社会常識欠ける」「医療費なぜ払う」(11月)
7位 医師不足に悩む地方の公立病院、診療科の休止、縮小が続く
9位 クレームや院内暴力を振るう“モンスター患者”が問題に
10位 産科医不足で、分娩を中止する医療機関が相次ぐ、対策が急務に
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テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

自治体病院崩壊 
2008/12/30 Tue 10:06
今日は暗い話しです。

暗い話しなので、今年中にあげておきたくてアップします。

最近銚子市立総合病院、市立松原病院など自治体病院の閉鎖のニュースをいくどとなく耳にします。

何故かというと、赤字が大きくなっていることが原因です。

少し前ですがyahooのニュースに『公立病院、4年で2倍超の赤字』がありました。

2003-07年度の4年間で自治体病院の赤字が2倍超に増えていることが明らかになった。全国に約1000ある自治体病院の経営が、この数年間で急速に悪化した要因について、総務省の「公立病院に関する財政措置のあり方等検討会」の報告書では、医師不足の深刻化や診療報酬のマイナス改定、地方財政の悪化を挙げており、国の早急な対策が求められている。

ただ、一般の方に箱の事実があまり伝わっていないようです。

銚子市立総合病院は市長のリコール問題となっています。

公約に反して市立総合病院を休止した岡野俊昭・銚子市長の解職請求(リコール)に取り組んでいる「何とかしよう銚子市政・市民の会」の活動を挙げ、「『市民の会』は、本請求に必要な有権者の3分の1を大きく上回る署名を集めている。市民は、公立病院の役割を投げ出した市長にノーを突き付けた。病院問題が市政の在り方を問う課題になっており、市民の取り組みは画期的だ」と指摘した。

市長も赤字があるから泣く泣く病院を休止することにしたのではないでしょうか?

できれば病院の休止など悪い印象を持たれることは誰でもしたくはないですよね。

市長のリコールは簡単に出来ますが、病院の赤字をなくすのは簡単にはできません。

基本は、国の医療費抑制政策が赤字の一番の原因なんですけどね。

松原市は大阪市に接している市であり大阪の南部の医療崩壊もすごいなと感じたニュースでした。

市立松原病院が閉鎖する理由は

・施設が老朽化しているが立て替えるお金がない。

・赤字の拡大と市の財政事情

・医師不足

などをあげています。

詳細はこちらへhttp://www.city.matsubara.osaka.jp/si-joho/08rinji.pdf

この問題は多くの公立病院が抱えている問題です。

医療関係者は知っているのですが、一般の方はあまり知らないようです。

行政も何とかしないとと考えているようですが、いかんせん先立つお金がないためにこんな状況になっているのではないでしょうか?

もちろん、原因はそれだけではなくいろいろな要因が複合的に組み合わさっていますけどね。

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医療崩壊もだんだんと先が見えてきましたね。

くるところまで来てそろそろ崩壊の終焉が見えているのか?

もう少し崩壊しないと終わりがないのか?

医療関係人でが足りないんだから、福祉医療関係の報酬をあげて雇用問題も解決させるように出来ないものですかね。

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がん哲学外来 
2008/12/28 Sun 09:38
がん哲学外来ってあったんですね。

過去形なのはもうないからです。

がん哲学外来HP

順天堂大学の病理学の先生がしていたようです。

HPより抜粋

『がん哲学外来』開設の趣旨
 
「がん」の研究の目的は、「人のからだに巣食った癌細胞に介入して、その人の死期を再び未確定の彼方に追いやり、死を忘却させる方法を成就すること」にある。
『最も剛毅なる者は、最も柔和なる者であり、愛ある者は勇敢な者である』とは「高き自由の精神」を持って医療に従事する者への普遍的な真理であり、「他人の苦痛に対する思いやり」は、医学・医療の根本であると考える。
「科学としてのがん学」を学びながら、「がん学に哲学的な考え方を取り入れていく領域がある」との立場に立ち、『がん哲学』が提唱されるゆえんである。そこには、「考え深げな黙想と真摯な魂と輝く目」が要求される。この風貌こそ、現代に求められる「がんに従事する者の風貌」ではなかろうか。
『何かをなす( to do )前に、何かである( to be )ということをまず考えよ』ということが大事になってくる。
これからの「外来」は「幅広い守備範囲」を持った、「名詞」から「形容詞」の時代となろう。「がんとの共存」の時代に、『がん哲学外来』はまさに、新しいタイプの時代の要請と考える。

『がん哲学外来の話』という本に詳しく書いてあります。

主にがん哲学外来に来た方の多くは末期がんや再発がんの患者さんや家族だったそうです。

まず、がん哲学外来に来た方に質問をしたそうです。

『こんな訳のわからないに、なぜ来られたのですか?』

すると、多くの方はくすっと笑って悩みを話し出すそうです。

多岐にわたる内容ですがいずれも根底にあるのは『不安』だそうです。

治療の、家庭の、職場の、再発への、、、、、不安です。

その不安に対して、いろんな言葉をかけていくことがほとんどだそうです。

一言で言うと『がん哲学外来は、がん医療の隙間を埋める「偉大なるお節介」』だそうです。

そんなことなら、がん相談やセカンドオピニオンでも出来ることに思えるとの質問がありました。

がん相談は、臨床心理士やソーシャルワーカーでがんに対する細かい知識を持ち合わせていない場合が多い。

また、セカンドオピニオンとも少し主旨が異なるのはわかりますよね。

で、本を読んでみました。

非常に参考になりました。

例えば、『患者さんに不足しているのは「遠慮しない言葉」』
だとか『八方ふさがりでも天はあいている』とかです。

特に後半がお勧めで

日本は決まった宗教を持たない人が多く、国民性もとてもシャイです。しかし、日本は言語学が非常に発達している言葉の豊かな国です。言葉によってイメージを喚起し、言葉によって考えを深めていく能力が高い。世界中から称賛される「武士道」を持つ精神性の高い国民なのです。

などとあります。

そのあとに

「死ぬという大事な仕事が残っている。」というフレーズが出てきます。

非常に奥の深い言葉で医者が医療の現場ではなかなか言うことの出来ない言葉だと思います。

ただ、がん哲学外来などであれば患者さんにとってこころに響く言葉になると思います。

最後に

今の日本のがんの死亡率は50%ですが、日本人の死亡率は100%です。世界中どこの国も同じはずです。

とあります。

人間必ず『死ぬ』という現実があります。

それが、いつ訪れるのかはわからないのですけどね。

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私がいろいろ考えていたことと非常に近いと感じました。

また、視野が一段とひろがった気分です。

よければ、読んでみてください。

1日あれば十分読めますよ。

『がん哲学外来の話』の本はこちら
(楽天にとびます)

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NHKスペシャルの編集 
2008/12/26 Fri 12:09

先日NHKスペシャルで

『医療再建 医師の偏在 どう解決するか』という番組がありました。

どんな内容か気になっていたのでチェック。

ただし、医師の偏在。。。

確かに偏在といえば偏在だけど、不足してる上に偏在もあるから。。。

と思い見てみるとびっくり!

『年々医師は増えている。』なんてフリップを用いて説明しているではありませんか。

その医師の数の中に引退している医師の人数や女性で仕事をしていない医師の人数も入ってますよね。

最近は、医学部の多い学年だと半数近くが女性です。

引退した医師の数を引いた現役医師数のデータ見たことがないのですが、あるんでしょうか?

そんなデータを出して偏在とかいっても何言ってんだかと思います。

で、そのあとアホらしくなってみなかったのですが。

いろんなブログをみてビックリ。

ひどすぎです。

世論誘導をしているとしか考えられません。

『web CLOVER』なるブログで実際の収録に参加した方のようです。

収録にいったことが書かれています。

『片手落ちになるか?』

『NHKスペシャルは、医療再建に貢献したか?』

実際の収録現場の状況がなまなましく伝わってきます。

『Nスペ「医療再建」の闇をあばく! 1』
『Nスペ「医療再建」の闇をあばく! 2』
『Nスペ「医療再建」の闇をあばく! 3』

本当に意図的にカットして編集したんだなって感じですね。

『こだわりたかったこと』

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もっと、いい方向へいくような番組作れますよね。

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お知らせ 
2008/12/25 Thu 12:16
平成20年ももう残すところ僅かです。

明日で、平常業務は終了です。

平成くんも成人となり、古いものは昭和の臭いがするとか表現するようになりました。

内科にも平成生まれがちょくちょく混じるようになってきました。

あと数年したら、平成生まれの研修医が誕生するのでしょうね。

今日は、お知らせです。

そろそろ、過去記事がつきてきました。

そんなわけで、毎日更新は出来なくなります。

これからは、m3のブログと同じような更新頻度となります。

今後ともよろしくおねがいします。

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実は、今日は当直なんですよね。

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薬価に対する噂 
2008/12/24 Wed 12:25
先日、ベバシズマブ(アバスチン)が加齢黄斑変性症に効果があるというエントリーをあげました。

http://blog.m3.com/yosshi/20081216/1

眼科の先生に聞いてみると、どうも最近発売された、ペガプタニブ(マクジェン)の値段は、1回の硝子体注射で12万円もするらしいです。

一回の治療では効果が乏しいので、6週毎に1年くらい繰り返し硝子体注射が必要らしいです。。

ベバシズマブ(アバスチン)はペガプタニブ(マクジェン)より早くから加齢黄斑変性症に投与されていて、マクジェンより効果が高いと報告されています。

理由は、ペガプタニブ(マクジェン)はVEGF165しか阻害しないため、ベバシズマブ(アバスチン)より効かないみたいです。

なのに、日本で加齢黄斑変性症に保険適応がありません。

アバスチンの薬価は100mg(4ml)で5万円ですが、硝子体注射には0.1mlもあれば充分なので、一回1250円しかコストかかりません。

なんと、ペガプタニブ(マクジェン)の約100分の1です。

そういうわけで、ベバシズマブ(アバスチン)は、加齢黄斑変性症に認可されないのではないかとさえ考えられます。

本当に効く薬が保険適応でしかも安く使えればいいのに。

こんな話しは、専門分野の先生以外知らないんでしょうね。

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そう言えば、『メトトレキサート』の話しを思い出しました。

メトトレキサートは、抗がん剤としても使うし、関節リウマチに免疫抑制作用を期待して用いることもある薬剤です。

同じ薬剤なのですが、抗がん剤として、内服用メソトレキセート錠2.5mgとして発売されておりお値段は1錠約46円です。

ちなみに、注射剤は200mgで約11500円です。

メソトレキセート錠2.5mgの保険適応としては、『急性白血病の自覚的並びに他覚的症状の緩解、破壊胞状奇胎の自覚的並びに他覚的症状の緩解、胞状奇胎の自覚的並びに他覚的症状の緩解、慢性リンパ性白血病の自覚的並びに他覚的症状の緩解、慢性骨髄性白血病の自覚的並びに他覚的症状の緩解、絨毛癌の自覚的並びに他覚的症状の緩解、絨毛性疾患の自覚的並びに他覚的症状の緩解』とあり、リウマチに使用することは保険請求上できません。

リウマチ用の薬としては、リウマトレックス2mgが先発品として発売されており『慢性関節リウマチ』が適応病名となっており、こちらは、抗がん剤として認められていません。

なぜでしょうか?

ちなみに値段は、2mgで約340円と『メソトレキセート錠2.5mg』の7倍同じ分量で考えると10倍近くになります。

ジェネリックでも一番安いもので190円(2mg)します。

これも、リウマチの先生に聞いた話ですが、抗がん剤の値段でリウマチも使えるようにしたら、製薬会社が儲からないからどの会社も発売しないようになるので、抗がん剤とリウマチ薬と保険適応を分けて認可したと聞いたことがあります。

安い値段で、クスリ流通しているのに何かおかしいですね。

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2008/12/23 Tue 12:07
『先生、わし、もうそんなに長くないやろ。

隠さんでもええ。

わかるから。

先生、ひとつ、お願いがあんねん。

ちょっと遠いところやけど、行きたところあるんや。』

『Bさん、どこまで行くの?』

Bさんが行きたい場所は、病院から新幹線で3時間近くかかる場所でした。

酸素も必要であり、点滴も毎日必要な状態、かつ、体力はかなり落ちています。

正直、厳しい。

『Bさん、不可能ではないけど、厳しいで。絶対行かなあかんところなん?』

『そやな、会わなあかん人がおるんや。チーちゃんに会わなあかんねん。』

『。。。。。Bさん、Bさんが行かなくてもその方に病院にきてもらった方がいいと思うけど。』

『いや、あかんねん。先生、チーちゃんは、来られへんねん。』

正直、どういう状況なのか理解が出来ません。

Bさんもこれ以上は話したくないようでした。

『とりあえず、可能性を探っていきましょう。
もちろん、一人で行けないのはわかってますよね。
娘さんが一緒について行ってくれるなら何とかなるかも知れません。』

『ありがとう。』

娘さんも協力的でした。

1泊で行くことになりました。

泊まるホテルに酸素の手配や点滴をしてくれる病院を探さなければなりません。

娘さんの旦那さんの車で行くことになりました。

出発の日の数日前の事です。

『やっぱり、先生には言わなあかんって思ってたんや。』

Bさんが、涙ながらに語ってくれました。

『実はな、チーちゃんは、ワシの嫁やねん。

今な、刑務所におんねん。

だから、出られへんねん。

あと、1年経ったら出てこれるみたいやけど。

あと、1年経ったら、。。。。。。』

Bさんは、声にならないような声で言いました。

『なんとかならへんのBさん?』

Bさんにたずねました。

『塀の中の人間は、親の死に目にもあわれへんから無理や。やっぱり、ワシが行かな無理やねん。』

そう言ってBさんは、旅立ちました。

我々の心配をよそに、Bさんは大きなトラブルもなく帰ってきました。

帰ってきたBさんは、充実した顔をしていました。

『あえて良かったぁ、先生、ありがとう。』

もちろん、他のスタッフにも大感謝をされていました。

ただ、なぜ塀の中にいるのかは誰も聞くことが出来ませんでした。

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Bさんは、まもなく天国へ旅立ちました。

もちろん、チーちゃんは、塀の中でした。

心から、無理をしてでも人生最大の旅行のお手伝いができてよかったと思います。

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通販で買えるの!? 
2008/12/22 Mon 13:09
以前、『薬の通販禁止』で薬の通信販売に規制をかけようとする動きと、薬の通信販売を守ろうとする動きと両方あることをお伝えしました。

そして、新しくできた資格のことも。

ただ、それよりも規制したほうがいいものがあります。

あがり症のサイトがあります。

このサイトの中に『インデラルはインターネットを使えば、個人輸入代行業者から簡単に買うことができます。』とあります。

実際に、検索してみると出てくるわ出てくるわ。

個人輸入のサイトが。。。

日本国内で正規に手に入れようとすると医者の診察を受けて処方しないと手に入らないものですが。。。

インデラルとは、べーたブロッカーと呼ばれる薬剤のひとつで効果効能として

1.本態性高血圧症<軽症~中等症>。
2.狭心症。
3.期外収縮<上室性>、期外収縮<心室性>、発作性頻拍の予防、頻拍性心房細動<徐脈効果>、洞性頻脈、新鮮心房細動、発作性心房細動の予防。
4.褐色細胞腫手術時。

があげられており、あがり症は入っていません。

心拍を下げるクスリですので、ひとつ間違うと命にかかわる場合があります。

そんなクスリ、個人輸入とはいえ購入できるのは問題ですね。

ただ、個人輸入で抗がん剤などの未承認医薬品を医師とともに用いられている場合があります。

この場合は、そのような方法をとならいと手に入れて使用するすべがないのです。

あがり症状に自己判断でインデラルを用いるのは、非常に問題だと思います。

インデラルは現実問題通販で買えるのに、ちゃんとした業者がおこなう通販を禁止するのはどうかと思いますけどね。

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もうひとつ、通販ニュースネタがありました。

『ネット購入薬で自殺図る=19歳男性、大量入手-販売薬局に中止指示・厚労省』なるニュースがありました。

内容をよく読むと、ネット購入の24箱と近所の薬局で買った6箱をあわせて300錠以上を服用したらしいです。

ネット販売だけがいけないような報道に見えますよね。

たしかに、24箱は、多いですが自殺目的での大量購入は対面販売の一般の薬局でもなかなか防ぐのが難しいと思うのですがね。

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2008/12/21 Sun 12:12
Bさんもそう言われるのをわかっていたようで入院しました。

入院後、食事をほとんど摂っていません。

CTを見ると、食道の一部が狭くなっていそうです。

『Bさん、もしかして、麺類とかなら食べれる?』

『そや、ようわかったな。先生。』

このまま放っておけば何も食べることができません。

食道の狭くなってるところに金属のわっか(ステント)を入れると食事が通るようになりそうです。

消化器の先生と相談しました。

『うーん、ここ、放射線当たってるよな。しかも、狭窄(狭い)の場所が上すぎるわ。ステント入れるの難しいわ。やめといた方がいいで。』

残念ながら、ステントの適応ではなさそうです。

『Bさん、がんが食道をおしてるから、食事が狭いところ通りにくくなっている。もしかしたら、今後、ご飯が食べられなくなるかも。。。。』

抗がん剤治療を行って効果が出れば食べれるようになるかも知れません。

しかし、全身の状態もかんばしくなく、下手をすれば抗がん剤による治療関連誌の可能性すらあり得そうです。

Bさんに上の事実を伝えなければなりません。

『Bさん、また、重要な話をしないといけなくなりました。
できたら、また、家族の方にきて欲しいんやけど。』

また、娘さんしか病院には来られません。

病状を説明します。

『そうか、もう、メシ。。。
食われへんようになるかもしらんのか?』

『抗がん剤もなあ、効く可能性は、低いねんな。』

病状は理解されたようです。

ただし、受け入れるのには時間がかかりそうです。

抗がん剤治療は行わない方針となりました。

しばらくして、Bさんは、水分しかとれなくなりました。


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続く

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治験の同意 
2008/12/20 Sat 11:55
CATEGORY【診療】
文春などで人体実験とか記事がでていますよね。

詳しくはskyteam先生のブログ見てください。

この出来事を簡単にまとめると未承認の人工心臓を使うための治験(治験としてしか使えない)に参加して人工心臓を体に入れたのですが、2週間後に調子が悪くなった。その後植物状態になり、残念ながらお亡くなりになったようです。

どうも、2週間後に調子が悪くなった原因は人工心臓によるものではないようです。

http://www.asahi.com/health/news/OSK200812170011.html

Assahi.comによると

 治験には、インフォームド・コンセント(十分な説明に基づく同意)が必要で、手術の前には、少年本人と家族が、文書で同意していた。植物状態になって以降、治験を継続する際には、国循側は家族にあらためて、同意の代筆をしてもらっていたという。しかし、家族は同意文書に署名したものの、「この文書の内容を理解(納得)することはできません」との趣旨も手書きで添えたという。


まず、治験ですのでインフォームドコンセントが必要で手術の前に本人と家族が同意しているようです。

そのあとに、治験を継続する際に家族にあらためて同意の代筆をしてもらったという。

この部分が一般の方にはわかりにくいかも知れませんが、治験の場合とくに今までにあまり使用経験のない薬剤などを投与する場合にところどころで治験の継続をするかどうかの意思確認を行うことがあります。

今回のは、治験中の継続する意志があるかの確認であったろうと思います。

抗がん剤の治験などは、もうその薬剤を使用したくない場合もありますから継続の拒否をするともうその薬剤を使えなくなるので理解しやすいですよね。

今回の場合は、体の中に人工心臓がすでに入っています。

治験の継続を拒否しても人工心臓を取り出すわけではないでしょう。(多分取り出すと命を落としますよね。)

継続を拒否してもこの患者さんのメリットはきわめて少ないと考えられます。

おそらく、その後の人工心臓に関するデータ(血液検査やその他)など承認目的などに使用することができなくなるだけではないでしょうか?

それで、やや強引に治験継続の同意をせまった可能性はあります。

そんなことから、今回のような行き違いになったのではないでしょうか?

感情的な問題があることは循環器病センター側も認めているようですし。

ただ、許し難いのは、文春の煽るだけのような記事です。

『国立病院のおぞましい人体実験、若者に埋め込まれた未承認の補助人工心臓、医療事故で植物状態に陥ってもデータ収集は続いた。』とあります。

この場合、最初の同意に関しては家族も同意されているのです。

>おぞましい人体実験

きちんとした手続きを踏んだ治験です。

イヤなら、参加しなければいいだけです。

>若者に埋め込まれた未承認の補助人工心臓

全くその通りですが、同意を得た上での治験ですよ。

治験をおこなって効果や安全性を確認して初めて認められ一般に普及するのです。

最初は何でも未承認です。

>医療事故で植物状態に陥ってもデータ収集は続いた。

本当に医療事故ですか?

詳細はわかりませんけど。

医療事故でないのにこのような表現になったとしたら名誉毀損ですよね。

>植物状態に陥ってもデータ収集は続いた。

治験ですので、同意の撤回のない限りデータ収集は当然続けられます。

今回は、この部分の同意がビミョーなので話題になっているんですよね。

ただ、一般の方がニュースを見たらどう感じるのでしょうか?

私の解説で感じたのと全く違うように感じたのではないでしょうか?

特に、文春の記事では。

ちゃんと、事実が伝わるように書いて欲しいですね。

わからないなら、専門家に聞いてからにしてください。

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もちろん、同意しない権利、同意を撤回する権利はありますよ。

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2008/12/19 Fri 17:24
もう、ずいぶん前のことです。

Bさんと初診外来で出会いました。

第一印象は、正直、ガラ悪そうな人やな。でした。

予想どおり、入院していろいろ調べましょうと話をしても

『入院はできない。仕事があるから』の一点張りでした。

肺がんの疑いがあると言うとようやく真剣に入院を考えてくれました。

入院して調べるとやはり、肺がんでした。

病状説明をしたいから家族を呼んで欲しいと言っても

『ワシだけで十分や』と言って呼んでくれません。

肺がんである旨を説明し、治る可能性が低い事を説明し、ようやく娘さんにも病状を説明することができました。

奥さんは、いるとのことですがどうしても来ることはできないの一点張りで奥さんに病状を説明する機会はありませんでした。

そうこうして、抗がん剤と放射線の治療をはじめようとすると

『お金がないから早く帰りたい。』と訴えるようになりました。

『Bさん、何の仕事をしてるの?』とたずねると

『ブローカー』などと明るく言う憎めない人でもありました。

(何のブローカーなのかは、聞きませんでしたが。)

いろいろ相談した結果、Bさんには生活保護を受けてもらうこととなり抗がん剤治療がはじまりました。

幸いにも抗がん剤治療はある程度効果があり初回治療を終了しました。

そして、いままでの仕事に復帰したようです。

その間、一度も奥さんに会うことはありませんでした。

しばらくして、残念ながらBさんの腫瘍は再び大きくなってきました。

2回目の抗がん剤治療を行いました。

前回ほどの効果は認めませんでした。

Bさんといろいろ相談した結果、現時点で抗がん剤治療をしない。
そして、また状況を見て考えることとしました。

この時も、Bさんの奥さんはあらわれませんでした。
しばらくしたある日、Bさんが外来にやってきました。

腫瘍が明らかに、大きくなってきています。

少し、だるさもあるようです。

『Bさん、また、入院しましょうか?』

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究極の緩和ケア 
2008/12/18 Thu 12:31
CATEGORY【緩和】
久しぶりに緩和の話題です。

最近、緩和ケアの重要性が叫ばれるようになっています。

非常に、大切なことだし、嬉しいことだと思います。

ただ、緩和ケア病棟やホスピスが増えてきて、なんとなく、終末期の患者さんにとってベストの場所が緩和ケア病棟なんだぁ。って気がしていました。

ただ、こころのどこかで本当にベストなのかな。って言う気持ちもあるんですけど。

残念ながら、私の勤務する病院には緩和ケア病棟というものがありません。
(もちろん、緩和ケアチームはあり積極的に活動しています。)

ですので、終末期になって緩和ケア病棟やホスピスに入るためには病院をかわらなければならないのです。

先日、究極の緩和ケアってなんだろう?と考えてみました。

究極の緩和ケアっていうのは、その患者さん、患者さんによって異なります。

その患者さんにとってのQOLを高める事が非常に大事だなぁと考えました。

なかなか、それを一般化するのは難しいのですけど。

人間が一番落ち着くのは、住み慣れた環境です。

住み慣れた家、部屋、身の回りのもの、そして、家族。

なんて、考えていくともしかしたら今の職場って究極の緩和ケアができている!?

確かに、施設としては、緩和ケア病棟などの看板はあげてないけど。

終末期医療をあまり好きでない医師がいるのも事実だけど。

それでも、緩和ケアチームは頑張っているし、私も出来るだけの緩和医療をおこなっているつもり。

そう考えると、なんかとても嬉しいような気持ちになってきました。

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あなたの考える究極の緩和ケアってどんなんですか?

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事務長、餓死寸前 
2008/12/17 Wed 12:12
m3のブログに去年の9月28日にエントリーした記事です。




もう、ずいぶん前のことです。

ベット数50床ほどのW病院がありました。

昔は、バリバリと手術も行っていたようですが、今は手術などは行われず、外来診療を中心に行っています。
いわゆる老人病院です。

大学院生であるX医師は、毎週1回W病院での当直と外来診察をしておりました。
外来診察といってもほとんど、慢性疾患の患者さんで人数も多くなく当直も起こされる事はほとんどありませんでした。

ある時、いつもニコニコしている院長がX医師の前にこわばった表情であらわれました。
『あのー、先生、すいません。今月の給料2週間ほど待ってください。必ず振り込みますから。』

『えっ、どういう事。そんなに、経営苦しいの?』

すぐに払えとはなかなか言えないよな。ほんとに払ってくれるのかなとX医師が考えていると、院長は続けてしゃべります。

『盗難にあいましてね。』

『え、そうなんですか?』

『先生だからお話ししますけど、実は事務長がお金を持ち逃げしたんです。くれぐれも内密にお願いします。』

それから、1週間してW病院に行ってみるとW病院はありました。つぶれてませんでした。
とりあえず、ほっとして院長に尋ねました。

『どうなりましたか?』
『捕まりました。』

『どこにいたんですか?』

『実は、手術室に隅に隠れてたんですよ。毛布にくるまって。どうも、ギャンブルで借金をしたみたいで、お金は返済に使ったみたいで返ってこないですわ。
怖くなって、どこにも行く事ができなくなってガタガタ振るえてました。
ひげも生えっぱなしで、ご飯も食べてなかったようです。
あと、2、3日発見が遅れてたら餓死してたかも知れません。
もし、餓死してたら最悪ですわ。』

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2週間遅れの給料は無事振り込まれたようです。




表にはあまりでないけど医療機関のこのような話は多いようです。

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抗がん剤なんですけど 
2008/12/16 Tue 12:55
また、日経メディカルネタです。

ものがゆがんで見えたり、中心部が黒く見えたりしたら加齢黄斑変性の可能性があります。

詳しくは、参天製薬HPを見るとよくわかります。

加齢黄斑変性のタイプとして滲出型と萎縮型があり、滲出型の治療法のひとつに薬物療法があります。

レーザーなどで治療するのが一般的ではあるようなのですけど。

『加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい) の種類は?』を見て頂ければわかりますが滲出型は新生血管型ともいわれています。

この新生血管を抑える薬としてペガプタニブ(マクジェン)が認められています。

VEGF(血管内皮増殖因子)の中でも主に眼で働くVEGF165を抑制するようです。

また、このペガプタニブ(マクジェン)は、日本初の「核酸医薬」としても注目されていようです。

核酸医薬はDNAやRNAの構成成分である核酸からできた医薬品のことで、ペガプタニブは28塩基の1本鎖RNAからなるようです。

ペガプタニブ(マクジェン)は、蛋白質など核酸以外の物質にくっついて作用する「アプタマー医薬」に分類されています。

同様の目的で開発されている抗体医薬に比べて、自己免疫に排除されにくいことが特徴のようです。

話しがそれましたので戻します。

VEGF(血管内皮増殖因子)の中でも主に眼で働くVEGF165を抑制するようです。

腫瘍に関係する人間は、VEGF(血管内皮増殖因子)を抑制って、ベバシズマブ(アバスチン)と一緒やん。

と気が付きます。

ちなみに、ベバシズマブ(アバスチン)とは分子標的薬のひとつで、大分子化合物(抗体薬)に分類される薬です。

大腸がんの初回治療の世界標準治療とされています。
(他の抗がん剤治療と併用しますけど。)

また、肺がん(とくに腺がん)でも標準治療となりつつあります。
(日本では、まだ認可されていません。)

日経メディカルの記事によると05年に海外でベバシズマブ(アバスチン)加齢黄紋変性に対する有効性が報告されているようです。

正直、へーって思いました。

なんとなく、抗がん剤が他の良性疾患に使われるなんて。

確かに、薬の作用を考えれば理解できるんですけど。

なんとなく、気持ち悪いなぁ。

なんて、思います。

これも、医者アタマでしょうか?

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2008/12/15 Mon 11:52
もう、ずいぶん前のことです。

Bさんは、非常にきまじめな人でした。

お酒にも弱く、お酒で憂さなど晴らせそうにもありません。

奈良漬けを食べただけで顔が真っ赤になるらしいです。

そんなBさんの治療に携わってきました。

結構、吐き気の強い抗がん剤で治療したときのことです。

Bさんは、抗がん剤治療の日からほぼ毎日吐いていました。

2回目の治療の時に吐き気を押さえるお薬を多めにつかってみたのですが、なかなかBさんの吐き気を押さえるのは難しかったのです。

吐き気を押さえるには、いろいろな薬があり、向精神薬などを用いることもあります。

Bさんにもそのような薬を試すのですが、なかなかうまくいかなかったのです。

そうです、Bさんの吐き気は抗がん剤治療してから、5日間ほど続くのでした。

しばらくして、Bさんの吐き気が抗がん剤治療の前にも起こることに気がつきました。

もしかして。。。。

わかる人なら、わかりますが、Bさんの吐き気は精神的な要因も結構あったのです。

Bさんは、抗がん剤治療をすると気持ち悪くなるのではと信じています。

すると、今日から抗がん剤治療をはじめると考えるだけで、抗がん剤を使っていないのに吐き気がしたり、場合によっては吐いてしまったりするのです。

Bさんは、抗がん剤治療前に吐いています。

精神的な要因が大きいことがわかりました。

そんな、Bさんですが、抗がん剤の種類をかえて治療を行うこととなりました。

パクリタキセル(タキソール)というお薬を使うこととなりました。

実は、このお薬、なかなか水に溶けにくい性質のお薬で、溶かすためにアルコールが入っているのです。

Bさんに再度確認しました。

『Bさん、お酒あまり飲めないんですよね。』

『はい、飲めません。すぐに顔が赤くなります。』

『パクリタキセルには、アルコールが入っていてしんどくなるかも知れません。

もし、ドキドキが強かったり、いつもと違う感じがしたらナースコールを遠慮せずに押してください。』
と説明して治療を始めました。

もちろん、他にもアレルギー症状が出やすいことや、手足のしびれが出やすい薬であること、脱毛の頻度が高いことも説明しました。

そうこうするうちに、Bさんへのパクリタキセルの点滴が始まりました。

Bさんは、少し顔が赤くなっていましたが、大きな問題なく点滴が終わりました。

あー、よかったと思いながら、Bさんのベットサイドに行きました。

すると、なんか様子が変です。

いつもは、生真面目なBさんが、ヘンなんです。

どう、ヘンかって?

まず、目が笑っています。

生真面目さのかけらもありません。

そんな、Bさんがしゃべります。

『せんせー、なんか酔っばらったみたい。へへっ。

ベットの上でね。

こないだ、居酒屋タクシーってあったけど、

そんな感じやわ。

居酒屋ベットっ!ねー、せんせー!』

ミョーに陽気なBさんでした。

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しかし、居酒屋タクシーとは全然違うと思うんですが。

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タグ : 人生いろいろ

主要評価項目 
2008/12/14 Sun 13:24
臨床試験などを行う場合において、一番大切なものは主要評価項目がどうなるかです。

英語で言うとプライマリーエンドポイントです。

臨床試験についての簡単な解説は昔のエントリーでどうぞ。
『薬嫌い、健康食品好き』
『新しい抗がん剤の誕生』
『臨床試験とは?』
『臨床試験の現実』

簡単に言えば、Aという治療とBという治療のどちらが優れているかを何で評価しようかというものです。

悪性腫瘍の臨床試験(第3相試験)の場合は、主要評価項目を『全生存期間(お亡くなりになるまでの期間)』でみるか『無増悪生存期間(病状が進行するまでの期間)』とする場合が多いです。

中には、『1年生存率(1年後に生存している割合)』などとしている試験もありますけど。

これに関しては、試験をはじめる前に試験を行う機関なりが決定します。

まあ、この主要評価項目が統計学的に差がつくかどうかで優れた治療なのかもしくは、劣っていない治療なのかを調べます。

ですので、この主要評価項目で差がつかないと試験全体の結果はネガティブ(新しい治療は効果がない)と考えられます。

もちろん、主要評価項目は差がつかないが、主要評価項目以外で差がついた試験もたくさんありますが、結果の信頼度には雲泥の差があります。(要するにエビデンスレベルが低いということです)

エビデンスレベルの解説は『エビデンスのレベル』をどうぞ。

話しがややこしくなってきましたが、今回、何が言いたいかというと、『悪性腫瘍の第3相試験において、主要評価項目が全生存期間とするのがいいのか、無増悪生存期間とするのがいいのかどっちでしょう。』ということです。

全生存期間を主要評価項目とすれば、その治療によって生命予後がどれだけ改善されるかをみることができます。

ただし、初回治療の試験だとすると、2回目以降の治療によって生存期間も左右されます。

Aという治療した後にBという治療を受ける方、Bの治療の後にAの治療を受ける方もいらっしゃいます。(クロスオーバーといいます。)

本来ならば、クロスオーバーを避けて試験を行うべきなのでしょうけど倫理的にそれは、できません。

また、観察期間が長くなり試験の結果が出るまで時間がかかるというデメリットがあります。

無増悪生存期間なら、観察期間は短くてすみますが、過去の臨床試験の結果から無増悪生存期間は延長してよい結果が出ている試験でも、全生存期間は延長させていない試験もたくさんあります。

もちろん、クロスオーバーの影響だといわれればそうだと思いますがそうだとすれば、必ずしもその時点で使わなくてもよい治療だ(後から行ってもよい治療)というようにも考えられます。

難しい問題ですね。

もちろん、早く試験結果がわかるというのは大きなメリットですからね。

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2008/12/13 Sat 12:23
もう、ずいぶん前のことです。

Cさんは、ある会社の社長さんでした。

病気は、やはり肺がんでした。

肺がんがわかった時、第一線を退き、名誉職として会社にとどまりました。

と言っても普通であればとっくの昔に定年になっている年齢だったのですけど。

もう何度も抗がん剤治療をしてきており、緩和医療へ移行していきました。

そんな、Cさんが体調をくずして入院してきました。

もちろん、そんな方なので入院はいつも病院で最も個室料の高い部屋を希望されます。

レントゲンを撮ると肺がんのない方の肺に影が出てきています。

どうも、肺炎のようです。

食事もほとんどとれていないようです。

抗生剤を使用するのですが、経過はあまり芳しくありません。

ただ、悪化もしていません。

家族の方に病状説明をしました。

『肺がんの広がりも以前よりも進んでいます。
また、肺炎も併発しています。

肺炎の治療を点滴で行っているのですが今のところあまり効果的ではないようです。
もしかしたら、急に状態が悪くなることがあるかもしれません。』

そして、容態が急に悪くなったときに蘇生をどうするかの説明も行いました。

つまり、人工呼吸器などを使うかどうかなどについて。

ただし、心の中ではまだきっと大丈夫だろうとの気持ちがあったために返事は聞かずにゆっくり考えておいてもらうことにしていました。

残念ながら、心配していたことが現実になりました。

ある日の夜中、確か午後の11時くらいだったでしょうか?

急に呼吸状態が悪化したとの連絡が入ります。

病院に駆けつけたときには、当直医によって人工呼吸器がつながっていました。

家族の方の希望があったようです。

その日は、バタバタとしたのですが、Cさんは、低空飛行のまま安定していました。

Cさんは、薬で眠らされています。

ひろい、特別室に人工呼吸器が酸素を出し入れする音がシュポー、シュポーと響きます。

それから、2週間ほど経ったある日のことです。

肺炎の進行がみられ、人工呼吸器からの離脱はほぼ不可能な状況となっています。

ある日、特別室に大勢の人が集まっています。

普段とは前線違う雰囲気です。

そう言えば、今日はCさんの誕生日だったのです。

77歳です。

喜寿だったのです。

意識のないCさんの前で、みんなでケーキを食べています。

『おめでとう。』とか言いながら。

不思議な光景でした。

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その日から数日後Cさんは、永眠されました。

ご冥福をお祈りいたします。



Cさんの意識があれば、この光景をどう思ったのかが気にかかります。

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経鼻内視鏡の欠点 
2008/12/12 Fri 12:47
CATEGORY【診療】
上部消化管内視鏡(通称胃カメラ)検査では、経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ)がもてはやされてます。

理由は、患者さんが楽だからです。

でも、検査を行う医者には楽ではないのです。

簡単に言うと見にくいからです。

経鼻内視鏡が普及してくると何かしら問題がおこるのでは?と思っていたのですが、日経メディカルの12月号に『経鼻内視鏡に死角あり』との記事がありました。

オンライン版は、こちら

現在、上部消化管内視鏡検査のうち約2割は経鼻内視鏡らしいです。
(胃カメラのうち2割は鼻からの胃カメラです。)

2000年頃から咽頭反射(オエッ手なる反射)が少ないので受診者の人気を博したとあります。

しかし、視野が狭かったり、唾液や消化液などを吸う吸引力が弱かったりして見落としが起こっているのではないかと警告しています。

この記事の最後に
内視鏡検査に伴う苦痛から患者を解放し、がんなどの早期発見の功績は大きい。
しかし、人気先行でデメリットが患者や一部の医師に正しく理解されていない。

現在、日本消化器内視鏡学会では、経鼻内視鏡の使用におけるガイドラインを作成しており来春までに公表される予定だそうです。

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医療を考える上では常にメリットとデメリットを考えていかなければなりません。

検査を楽に行えるようになることも大切なことです。

しかし、精度が悪い検査ではいけません。

もちろん、今後もっと経鼻内視鏡の性能がアップして普通の経口の内視鏡と変わらないレベルのなるかもしれません。

ただ、そうでない現在、十分に考えてから検査の方法を選択しなければならないと思います。

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2008/12/11 Thu 12:21
m3のブログに今年の1月24日エントリーした記事です。




Kさんは、魚屋さんでした。
見るからに明るく、大きな声でしゃべる人でした。
ざっくばらんな性格でした。

お酒も好きで日本酒を1日で一升空ける事もあるようです。

お酒を飲み過ぎてこけて、背中を打ったために近所の病院を受診しました。

そこで、レントゲンを撮ったところ肺に影がみつかり紹介されてきました。

いろいろな検査の結果、3期の肺がんでした。

Kさんに病状説明をしようと家族とともに部屋に呼びました。
するとKさんは、まず私に

『先生、正直に全部言うてや、隠したりしたら一生恨むで。』

『もちろん、全部話ししますよ。そのかわり、厳しい話しもしないといけないですけどいいですか?』

『あったりまえやん。』

口は悪いKさんでしたが、悪気がないことは伝わってきます。

病状と無治療ならあとどれくらいで亡くなられる方が多いか、抗がん剤と放射線治療の効果と副作用など説明しました。

Kさんは、淡々と聞いていらっしゃいました。

全ての説明が終わりました。

『今までお話ししたことは理解できましたか?何か質問はありませんか?』

『わかったわ、先生。任すわ。先生が一番ええと思うことをしたってや。』

本当にキチンと理解されたは、不明ですが、抗がん剤治療を受ける決意のようです。

Kさんは、言いました。
『わしな、今まで自由気ままに生きてきてん。今さら、入院生活とかめっちゃイヤやねん。できるだけ、外泊とかさせて欲しいねん。どうせ、長なるんやろ。』

『わかりました。なるべく、期待に添えるようにしたいと思います。ただし、病状的に外泊がむつかしいときはあきらめてください。』

『先生があかんって言うたら諦めるわ。』

そして、治療に入りました。

Kさんは、病院から逃げ出さそうとすることもなく約4ヵ月の治療を耐えました。

そのかいもあってか、Kさんの腫瘍は、レントゲンではわからないくらいの大きさになりました。

退院の前にKさんと話しをしました。

『Kさん、Kさんの腫瘍は、メチャメチャ小さくなってます。今後、再発しないかどうか定期的にレントゲンなどで診ていかないといけません。
再発するときは、2、3ヵ月でする事もあるし、5年以上再発しないこともある。もしかしたら、治癒してる可能性もあります。ただ、今は、どうなのかわかりません。
今、ハッキリ言えることはもとあった大きさからほとんどわからないくらい小さくなったと言うことです。』

『先生、わし今までほんまに自由奔放に生きてきましてん。だから、どんな結果であってもかまいません。
再発してら諦めるからええです。次、再発したら治りませんやろ。

わし、お酒が美味しく飲めたらそれでええんです。だから、出来るだけ長いことそうできるようにしてください。』


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Kさんは、今も美味しいお酒を飲んでいるようです。




こんな人生もありましたね。


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水がなくても大丈夫 
2008/12/10 Wed 12:26
トイレといえば、何を思い浮かべますか?

やっぱり、水と紙でしょうかね。

水を使わないトイレって、昔のバキュームカーのやってくるくみ取り式を思い浮かべてしまいます。

でも、くみ取り式でなくて水を使わないトイレがあるんです。

『ラップポン』というトイレです。

・水を使わない。
・臭わない。
・お手入れ簡単

の3点がウリらしいです。

ホントにいいのか?と思いながらHPをみていました。

カタメルサーという物質を入れて固める。

しかも、おからから出来てるらしいです。

そして、5重構造のビニールで閉じこめるから臭わないらしい。

さらに小さくて場所をとらない。

簡易トイレ用の周囲を囲む段ボールもあるようです。

詳しくは、ビデオを見てください。

この記事によると2005年からあるようです。

もともとは、災害用トイレとして開発されたらしいのですけど。

最近は、介護用に人気だそうです。

理由は、組み立てが簡単で、室内で使用できて臭いがないことのようです。

病院のベットサイドの簡易トイレとかもってこいですね。

まあ、トイレに水を使わない。という発想がよかったのでしょう。

水、いると思いますもん。

常識的に。

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あとは、値段だけでしょう。

いくらかかるかHP見た限りはよくわかりませんでした。

気になりますね。



『ラップポンライフ101』なるブログもありました。

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2008/12/09 Tue 11:44
もう、ずいぶん前のことです。

Nさんは、がんの末期で残された時間はほとんどない状態でした。

一般的な、末期の患者さんと少し違う点があるとするならばNさんは、まだ30代だったと言うことです。

Nさんは、今まで抗がん剤や放射線治療を行ってきたのですが、もう、Nさんにこれ以上の積極的な治療に耐えうる体力はない状態となっていました。

Nさんの苦痛は、かなり強いものとなっていました。
Nさんも苦痛はなるべく取り除いて欲しい。鎮静にも同意されています。

あとは、家族のセデーション(鎮静)への理解だけです。

ご家族に説明をするために時間の約束をしました。

約束の時間に、母親、弟が診察室に入ってきました。
少し遅れて、妻が、

そして、そのあとに小学生の娘(10歳)が入ってきました。

正直、ビックリしました。

今まで、中学生が一緒に説明を聞きに入っていたことはありましたが、小学生は初めてです。

しかも、かなりの心に深い傷を負うかも知れません。

あとで、確認するとどうしても話しを一緒に聞きたいと娘さんが希望したらしいのです。

ご家族の方に
Nさんは、がんの末期であり回復する見込みのないこと。
残された時間は、おそらくあと数日から1週間程度であること。
今まで、いろいろ手をつくしたけれども、全身倦怠感や身のおきどころのなさを取り除けなかった。
取り除くためには、セデーション(鎮静)しかないと考えられる事。
セデーションを開始したら、Nさんと話しなど出来なくなる可能性が高いという事。
などを説明しました。

一通り説明が終わりました。

母親の目からも妻の目からも娘の目からも涙があふれています。

『じゃあ、眠たくなるような薬を使い始めていいですね。』

『先生、その方向でお願いします。』

と妻が言った瞬間。

今まで毅然とした態度の娘は、「えっ」と驚いたような顔で母親(妻)の顔をのぞき込んで、そして、大声で泣き始めました。
 
 
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大好きなお父さん。
もうすぐ、永遠の眠りにつくことは理解しているでしょう。

だから、少しでも長く話しがしたい。
でも、すごくしんどそうなお父さん。

少しでも、起きておいて欲しい。
お母さんもそう言ってくれると思っていたのに。
 
 

彼女が心に受けた傷はどんなものなのでしょう。
彼女の心のケアまで、手が回りませんでした。

決して忘れることのできない出来事でした。

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PFI病院 
2008/12/08 Mon 13:10
PFIとは、『従来のように公共が直接施設を整備せずに民間資金を利用して民間に施設整備と公共サービスの提供をゆだねる手法である。』
(wikipediaより)

発祥はイギリスらしいですね。

要するに、民間の資金やノウハウを活用して、経営効率化をはかろうとすることです。

ちなみに、『プライベート・ファイナンス・イニシアチブ』の略で事業に参加する民間事業者でつくる特定目的会社(SPC)が建設から維持管理、運営などを行います。

病院以外にも刑務所や図書館、学校などにPFIは導入されているようです。

そのPFI病院の第1号が高知医療センターでした。

PFI病院の看板を掲げたのが2005年だったのですが、この時点でPFIの本家イギリスでは、PFIは、病院にはむかないとの記事が『PFIは死んか?』のタイトルで医学雑誌に載っていたようです。

しかも、副題には『PFIは英国で失敗したが、しかしその輸出は止まらない』とあるようです。

ネタ元はこちらhttp://www.izai2.net/eikoku.html

高値医療センターの
期待外れ資料をみて頂くとよくわかります。

さらにもっとわかりやすい例えがあかがま先生のブログです。

『PFIその1』
『PFIその2』
『PFIその3』
『PFIその4』

その中のひとつ、近江八幡医療センターがPFI病院の看板を下ろそうとしています。

『PFI解除へ近江八幡市長が起債提案 市立総合医療センター』
『PFI解除へ近江八幡市長が起債提案 市立総合医療センター』魚拓

やっぱり、PFI病院だめなんですよね。

イギリスでは2005年から指摘されていましたけどね。

最後にまたまた、wikipediaより引用です。

日本のPFIの場合、官と民間企業の垣根が低くなり、癒着が生じやすくなり官民癒着の温床との指摘がある。

また、本来なら医療本体の赤字をカバーする役割だった給食、検査、清掃、薬品調達など利益を生む部門を民間に丸投げ、特別目的会社の構成民間企業のみが利益を得て、医療本体を県民が負担するのみという構造になっているという指摘もある。

しかも、完全に民営化した場合は産婦人科や小児科などの不採算部門が切り捨てられ、地域医療が崩壊するとの指摘も挙がっている。企業契約のヴェールに包まれていて経営内容が闇の中であり、もっと情報公開をとの声がある。

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ホントによくないですよね。

利益を病院外の企業へ渡しているだけみたいですね。

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2008/12/07 Sun 11:30
前回の続きです。

娘の結婚式に出たいけれども、がんによって命が幾ばくもない状態のNさん。

しかも、だんだん状態は悪くなってきていました。

それでも、Nさんの家族、O医師をはじめ医療スタッフもNさんが結婚式に出れるように、少なくても会場には行けるように努力していました。

傾眠傾向の状態からはあまり変化なくとうとう前日になりました。

ただ、結婚式の話の時は目をしっかりと開いて話をするそうです。

寝台タクシーに乗れば、何とか結婚式場にたどり着くことはできそうです。

いよいよ、結婚式の日の朝です。

状態はかわりません。

O医師は、Nさんに尋ねます。

『大丈夫?行けそう?』

Nさんは、こくりとうなずきます。

寝台タクシーでNさんは、O医師とともに結婚式場に行きました。

リクライニングのきく車いすでしたけども。

そして、結婚式だけでなく、親族の写真、披露宴まで参加されたそうです。

Nさんは、何事もなく病院に帰ってきました。

まさに、一生ものの結婚式だったようです。

結婚式場で、O医師はつぶやいたそうです。


『エビデンスなんてわずかなもんだな。』


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この話は、友人からの伝聞を基づいて作成しました。

よって、フィクションかも知れません。

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藤崎奈々子は、、、 
2008/12/06 Sat 10:26
タイトルをみてもらえればわかると思いますが、今日は医学的な話しは全くありません。

ただ、単に自分の興味本位な記事です。

ある日、車で走っていたら、藤崎奈々子は、、、、と書いてあるものが目に入ってきました。

しかも、写真入りです。

目をこらしてよく見てみると、、、、

『藤崎奈々子は、豚骨ラーメン』

と書いています。

近くでよく見てみると、ラーメン屋でした。

ちなみにHPはこちら

その後、車の中で考えてみました。

そんな、店に行くのか?

たしかに、話題性から1度は行く可能性があるが。。。

1度行ったら、よほど旨くない限り行かないのではないか?

もしくは、藤崎奈々子ファンなら何度でも行くか?

そんでもって、HPをよく見ると『醤油ラーメンなら藤崎奈々子』なる店舗もあることが判明。

Wikiをみると好物は『豚骨ラーメン』となっていました。

さて、1年後にはどうなっているのでしょうか?

店はあるのか?

興味津々です。

また、
『焼肉、小倉優子』『アントニオ猪木酒場』もありました。

タレント産業恐るべし。

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そう言えば、藤崎奈々子と小倉優子は同じ事務所らしいです。

事務所の経営戦略!?
2008/12/05 Fri 12:01
もうずいぶん前のことです。

Nさんは、全身にがんが転移した状態で入院していました。

Nさんにとって残された時間はあと1ヶ月程度であろうと予測されました。

ただ、Nさんは最低1ヶ月は頑張らないといけなかったのです。

なんとしてもあと1ヶ月。

1ヶ月先には、娘の結婚式が控えているのです。

Nさんは、どうしても娘の結婚式に出たかったのです。

もちろん、とうの娘さんを始めNさんの家族もNさんが結婚式に出れるように積極的に動いていました。

Nさんの主治医は、O医師でした。

O医師は、その道では有名な先生でした。

非常に論理的な考えの持ち主で、いわゆるエビデンスを大事にするのです。

O医師もNさんが結婚式に参加したいことを知っていました。

そして、Nさんと約束をしました。

『僕が、結婚式に連れて行くから大丈夫。』と
 
 
結婚式まであと2週間と近づきましたが、病状は少しずつ悪くなっていきました。

結婚式に参加するのははたから見ていても厳しいと思われました。

食事もほとんどとらなくなってきました。

結婚式まで、あと、1週間となりました。

Nさんは、ほとんどベットの上で寝ているような状態だったそうです。

正直、結婚式の時まで命がもつかが危ぶまれました。

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この話は、友人からの伝聞を基づいて作成しました。

よって、フィクションかも知れません。

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タグ : 人生いろいろ 結婚式

モチベーション 
2008/12/04 Thu 12:46
CATEGORY【診療】
仕事をする上でモチベーションは大切です。

医療従事者にも、もちろんあてはまります。

私も、やりがいが大切だと思います。

つまり、あまりしたくない仕事や興味のない分野の仕事はできればやりたくないし、無理矢理やらされてもそればかりでは続けていくことが出来なくなって転勤などを考えるでしょう。

もう、かなり昔になりますが、ある病院でこんな話しがありました。

その病院は、郊外にある中規模の病院でした。

多くの市立病院と同じように診療をしていました。

急性期が中心の病院です。

ただし、患者数が減ってきたために病院幹部は考えました。

この病院の周辺に、急性期病院は多くある。

長期療養型の病院として生まれ変わろう。

そして、実際に長期療養型中心の病院となったらしいのです。

すると、以前から勤務していたナースが半分くらい辞めてしまったらしいのです。

まあ、ある程度は予想していたらしいのですが。

また、話しに続きがあり、長期療養型だと理解して勤務していたナースも実際に働きだしてみると、看護というより介護中心の仕事に嫌気がさし途中退職者が続出したそうです。

モチベーションって大切やなって思った話しでした。

人を集めようと思ったら、モチベーションも大切なんですよね。

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阪南市立病院の内科医も、前の市長の時によし頑張ってやってみようと思いやってきたのに、『成功報酬はむかない』の一言でモチベーションさがったんでしょうね。

一度さがったモチベーション。

普通はなかなかあげれないですよね。

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2008/12/03 Wed 11:51
m3のブログに去年の12月30日にエントリーした記事です。




もうずいぶん前の事です。

Jさんは、笑顔が印象的な仕事が好きな人でした。

数ヶ月前より右の背中が痛くなって近くの病院を受診しました。

胸のレントゲンを撮ると5cm程度の塊があると言われて紹介されてきました。


Jさんは、20過ぎからずっと会社勤めをしてきました。

定年になったときも会社からもう少し働いてくれと言われ、会社で決まっている定年より5年長く働いてリタイヤしたそうです。

好きでやってた仕事なので全く苦にならなかったそうです。

そして、リタイヤして1年経たない間に入院する事となってしまいました。

入院時に、肺がんの可能性があります。と説明しました。

Jさんは、『しゃあないな、タバコたくさん吸ってきたもんな。』とつぶやいています。

『先生、隠さんと全部話ししてや。』


気管支鏡検査などを行い4期の肺がんである事がわかりました。

JさんとJさんの家族に病名、治療法、平均的な余命が1年程度であることなどをお話ししました。

Jさんは、ある程度覚悟していたとはいえ相当ショックな様子でした。


『今まで、仕事ばっかりしてきて、好きでしてきたから後悔はせえへんけど。
しかし、仕事やめてのんびりしよ思てた矢先やな。
まあ、うまいこといったら2年3年生きられるんやんな。』

『その通りです。Jさんが今後どうなるかは誰にもわかりません。治療が効果的であれば、もっとのびる可能性がありますから。』

うかない顔をしたJさんでしたが、しばらくすると素敵な笑顔が戻ってきました。


『先生、やっと悟りを開きましたわ。

「あきらめ半分、前向き半分」ですわ。』


それから、抗がん剤治療を受けられました。

しんどい想いをしたけど、非常に効果がありました。


退院後は充実した人生を謳歌されたようです。


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短い言葉の中にJさんの気持ちがぎっしり詰まっていました。

忘れられない言葉の一つです。




去年の最後のエントリーでした。

ホントに味のある、深い言葉ですね。

テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

通販禁止!? 
2008/12/02 Tue 12:47
今、ネットではいろんなものが売られています。

本、スイーツ、お酒、家電、パソコン、音楽、ファッション関連などなど買えないものはないくらいにいろいろあります。

その中に『医薬品』も含まれています。

ビタミン剤、胃薬、風邪薬、湿布薬など現在コンビニなどで売られている程度なのですがね。

それを、規制しようとの動きが出てきました。

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医師の処方がいらない一般用医薬品(大衆薬)の販売をめぐり、日本薬剤師会や日本チェーンドラッグストア協会など医薬品関連9団体は28日、東京都内で記者会見し、インターネットでの販売を禁止すべきだとする見解を公表した。

見解は「医薬品を安全かつ適正に使用するためには対面販売が必須。国民の安心と安全を守るため、ネットによる医薬品販売を阻止する」としている。 
=================-

また、少し前にネット通販の市販薬で初の副作用被害…厚労省が答弁書なる記事もありました。


まあ、今までも薬の副作用で入院する人もいましたけどね。

もちろん、健康食品でも。


これに反対しているのが楽天などのネット販売の大手です。

困ります私たち~ネットで薬が買えないなんて
困ります私たち~ネットで薬が買えないなんて(魚拓)
基本的には、ネットでもいいような気がします。

ただし、このHPの下の方に『そもそも今まで安全に購入出来てたじゃないか』とありますが、これはいただけません。

今まで安全なのは、偶然である可能性があるからです。

あとの主張はまっとうなものだと思います。

そんでもって、署名も集めています。

まあ、通販の会社だから死活問題になりかねませんから。

もう少し、調べてみるとちょっと裏が見えてきました。

来年の4月より登録販売業者という資格があれば、副作用の弱い薬の販売が行える個人に与えられた免許みたいです。

今までは、薬種商といい店舗単位での資格はあったのですけどね。

この資格に対する、薬剤師とドラックストアに勤務する薬剤師でない方のブログが非常に対照的で面白かったので取り上げてみます。

ishiishiissyさんのブログ『薬の世界ってスバラシイ!』

oradoraさんのブログ『オラオラ日和(意味無)』

実に対照的ですが、それぞれの職種の思いがつまっていて面白いですね。

登録販売業者は、大手ドラックストアチェーンが薬剤師なしで24時間薬を販売できるように働きかけて出来た資格だそうです。

そうです、人件費を安くして夜中も営業したかったんですね。

コンビニに負けないように。

ようやく、制度が本格化使用としているところのネット通販が売り上げを伸ばしていたのが面白くなかったのではないでしょうか?

そんでもって、ネット通販医薬品で肝障害で入院した事を報道したのでは????なんて勘ぐってしまいます。

そんなの、今までだってあったはずです。

風邪薬で命を落とされた方もいますからね。

ネット通販を規制するけど、置き薬は規制しないのも何となく納得がいかないような。。。

置き薬は配置販売業と呼ばれ、昔からやってるそれだけの理由から規制の対象外となってるんじゃないでしょうか?

また、この制度で有限責任中間法人 日本薬業研修センターとかこんなところだけが結局、特をしているんじゃないかなって思います。

きっと、天下り法人じゃないでしょうかね。(違ってたらごめんなさい)

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いやー、調べてみると奥が深かったです。

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2008/12/01 Mon 11:45
m3に去年の12月24日エントリーした記事です。




受診したのに検査や治療を拒否する患者さんがときどきいらっしゃいます。

もう、ずいぶん前の事です。

Hさんは、70代の男性でしたが、会社の経営にかかわっており精力的に仕事をこなしていました。

健康診断で胸部レントゲン上異常陰影を指摘され紹介されてきました。写真を見ただけで肺がんを強く疑うものでした。

Hさんに、肺がんが疑われる事を説明し、『検査入院をしましょう。』と説明をしました。

すると、Hさんは、『入院は出来ません。仕事がありますから。』

『Hさん、もし肺がんだったら早いほうがいいんじゃないですか?』

Hさん『肺がんだとしても、後3ヵ月は忙しいから無理です。3ヵ月経ったら考えます。』

ここで、Hさんの主張をまとめると肺がんであったとしても仕事の方が大切なので少なくとも3ヵ月は、仕事を休む気はない。と言う事です。

しかし、Hさんが肺がんの事をどれだけ理解しているか。おそらく、あまり理解していないのでしょう。

『できれば、来週の外来に家族と一緒に来てください。もう一度、説明をさせて頂きます。』

Hさん『無理です。忙しいので。』

『じゃあ、今から詳細な説明をします。厳しい話しをしなければならないかも知れませんがよろしいですか?また、紹介されたI先生とは長いつきあいですか?』

Hさん『はい、話してください。I先生とは、10年以上診てもらっています。』

『おそらく、画像を見る限りリンパ節も腫れていますので3期以降の肺がんの可能性が高いです。
治療は、おそらく手術は難しいと考えられますがもっと詳しい検査をしないと手術できるかどうかは不明です。
手術不能肺がんの場合無治療ならば6ヵ月から10ヵ月でおなくなりになる方が多いです。ですので、3ヵ月後に検査を行う事はおすすめできません。』

Hさん『わかりました。I先生と相談します。』

その日は、上記の内容を記載した紹介状の返事とともに帰られました。

翌日、I先生から電話がかかってきました。

Hさんの意志は固いらしく、3ヵ月は入院できないとの事でした。

それから、半年以上経ってI先生から一通の封筒が届きました。

正直、Hさんの事を忘れかけていました。

Hさんは、あれほど入院をすすめられたのに拒否したためうちの病院を再受診する事をためらわれたそうです。そこで3ヵ月後に少し離れた病院を受診したそうです。

その病院では、多発肝転移の肺がんと診断され、抗癌剤治療をすすめられたそうですが、結局抗がん剤治療を拒否されたそうです。

そして、対症療法、緩和医療を中心とした治療を受けられ先日永眠されたと書かれていました。

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Hさんも最初からがんでも抗がん剤や手術は断るつもりだったんだなあと思いました。
本当に人生いろいろです。




いろんな生き様があります。

ここまですれば『あっぱれ』でしょう。

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