~よっしぃの独り言                   医者として10年程仕事をしてきました。 医療関係者と一般の方々の間に大きな隔たりがある事も実感しました。 これは、お互いにとって不幸なことです。 このすきまに橋を架けれたらと思いブログを始めました。
スポンサーサイト 
--/--/-- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
TRACKBACK --  |  COMMENT --  | 編集
生存中央値の読み方 
2008/06/12 Thu 12:49
とある方から面白いHPを教えてもらいました。

『平均中央値は神のお告げじゃない――進化学者が不治の癌から生還したストーリー』

わかりやすくまとめてみます。

ある進化学者が悪性腹膜中皮腫と言う非常にまれながんにかかってしまった。

学者なので、病気についていろいろ知りたくなって文献を自分でいろいろ検索しました。

すると、生存中央値(中央値)が8ヶ月であることを知ります。

要するに診断から8ヶ月までに半数の方が命を落とされるのです。

この事実を多くの方は、『あと8ヶ月も生きられない。』と思ってしまう方が多いと思います。

しかし、この方は『半分は8ヶ月以上生きる。』と考えたそうです。

非常に、目からウロコでした。


>怒り狂った苛立ちの一時間を文献読みに過ごし、やがて安堵とともに得た結論はすばらしいものでした。

>より長く生きる可能性をあたえる特性のひとつひとつを、そのすべてをわたしは備えていたのです。

>若年であること

>比較的早期に発見されたこと

>この国で最高の治療を受けられること

>生きるべき世界を持っていること

>データを的確に読む方法を知っていること

>そして絶望していないこと。


学者であり統計学の知識も持ち合わせていたのでいろいろとこの生存の分布を分析しました。

すると、分布は右方偏位していたのです。

右方偏位とは、8ヶ月よりも前の方の分布が密であり8ヶ月より後ろの分布があまり密ではないと言うことです。

難しいですかね。

つまり、数年生きる可能性も十分あると考えたのです。


>従来型の治療下における生存率、ということになります。

>付帯条件が変われば分布も変わるでしょう。

>わたしは治療の実験的プロトコールにわが身を委ねました、運が良ければ、新しい分布、すなわち高い中央値をもつ右方偏移の、老衰による自然死まで延長されたテイルの最初のグループの一員になることもあり得るのです。


つまり、新しい治療法の試験に参加しさらによい可能性に期待を込めたのでした。

すごいですね。

さすがにここまで考えている患者さんはあまりいないように思います。

やはり、絶望感を伴っていては、人生楽しくないですからね。

尊敬してしまいました。


理解できた方『人気ブログランキング』へ←ポチッとお願いします。

テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

コメント
この記事へのコメント
私は楽天的なので、どちらかと言うとこのお話の学者さんと似てるかな~

病気に関する本も沢山読んだし、ネットで情報を集めたりして 勉強にもなりました。
素晴らしい先生とお友達になれたのは、病気になったから。。。
いいお友達もできたし、生きるという事にについても少し考えてみたり、結構良かったな♪とも考えています。
前にも書いたように、罹患したことが決して不幸じゃなかったです。

ちょっと不謹慎ですか?
2008/06/12(木) 23:54:01
URL | hitomi #-[ 編集 ]
全然不謹慎だとは思いません。
楽天的に生きることも大切な事だと思います。

心配してもしなくてもあまり結果はかわらないとおもうのです。
だから、心配しすぎると損だなと感じている次第です。
2008/06/13(金) 14:06:16
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
前向きですね~。
これからは、治療も楽しく前向きにですね。

病は気からって、いいつくされているけれど、
同じ時間なら、少しでも前向きに...。
2008/06/13(金) 20:36:28
URL | Kei☆ #tHX44QXM[ 編集 ]
そうですね。
前向きなのは、非常に大切だと思います。。。
2008/06/14(土) 08:54:16
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://tugagu.blog34.fc2.com/tb.php/175-f5741c0b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

copyright © 患者と医者をつなぐもの all rights reserved.


template by http://flaw.blog80.fc2.com
Powered by FC2ブログ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。