~よっしぃの独り言                   医者として10年程仕事をしてきました。 医療関係者と一般の方々の間に大きな隔たりがある事も実感しました。 これは、お互いにとって不幸なことです。 このすきまに橋を架けれたらと思いブログを始めました。
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2008/12/07 Sun 11:30
前回の続きです。

娘の結婚式に出たいけれども、がんによって命が幾ばくもない状態のNさん。

しかも、だんだん状態は悪くなってきていました。

それでも、Nさんの家族、O医師をはじめ医療スタッフもNさんが結婚式に出れるように、少なくても会場には行けるように努力していました。

傾眠傾向の状態からはあまり変化なくとうとう前日になりました。

ただ、結婚式の話の時は目をしっかりと開いて話をするそうです。

寝台タクシーに乗れば、何とか結婚式場にたどり着くことはできそうです。

いよいよ、結婚式の日の朝です。

状態はかわりません。

O医師は、Nさんに尋ねます。

『大丈夫?行けそう?』

Nさんは、こくりとうなずきます。

寝台タクシーでNさんは、O医師とともに結婚式場に行きました。

リクライニングのきく車いすでしたけども。

そして、結婚式だけでなく、親族の写真、披露宴まで参加されたそうです。

Nさんは、何事もなく病院に帰ってきました。

まさに、一生ものの結婚式だったようです。

結婚式場で、O医師はつぶやいたそうです。


『エビデンスなんてわずかなもんだな。』


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この話は、友人からの伝聞を基づいて作成しました。

よって、フィクションかも知れません。

テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

コメント
この記事へのコメント
正に感激もの
いや、感激しました、Nさんの生きる力、そして〇医師の希望を叶えるべくとった行動は正に今の私とK医師にかぶるのです。K医師は私の通っている病院では中々のかたらしいですが、私が若いこと、子供が未だ小さいこと等で、何とか延命できないかと頑張って下さいます。
たまに医師と患者という域を越えて話していることもあります。
Nさんのような患者と医師の関係がとても大事なのに中々全ての医師がそういう行動がとれないのも事実ですよね。

2008/07/29(火) 01:47:25
URL | ツーさん #-[ 編集 ]
感動しました
思いは、ときにすごい力を発揮するものですね。科学的データも大切なことですが、それだけでは人を計りきれないってことですね。
2008/07/29(火) 08:45:18
URL | ゲン #-[ 編集 ]
ツーさん
いい先生と出会えたのですね。
いくら仕事だと割り切っていてもいてもたってもいられなくて普通では考えられない行動をしてしまうことがあります。

本当の人と人とのつきあいですよね。

ゲンさん
そうです。
人間の持っている力は想像を超えるものがあります。
2008/07/29(火) 21:28:31
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
O医師に( ^^)Y☆Y(^^ )
Nさんの何がなんでも出席する。という気力は凄いものです
生きる気力と言うより子に対する愛情の深さですね
では、私は・・・・なんてね
主治医にはブログの事話してあるんですけど感情移入しちゃから・・・っていってましたけど
O医師のように感情移入多いに結構ではありませんか
これはO医師の乾杯です。
2008/12/07(日) 22:27:44
URL | ran #LA1CAGAE[ 編集 ]
はじめまして^^
病気をしていても、していなくても
目標っていう行先と、戻れる居場所がある人は
生きる思いが強いんだと感じます。
楽しみ+安心=幸せなのかなって、最近考えてます^^
2008/12/07(日) 22:32:37
URL | yuca #ADJD0lrw[ 編集 ]
ranさん
乾杯ですね。
医者だって人間ですから感情移入したら、とんでもないことしますよーーーー。

yucaさん
はい、人間の最終目標ってなんだろ?って考えることよくあります。
幸せな時間が長い方が絶対いいと最近特に思います。
その時間を作るのは、患者さん自身です。
医者は、手助けを出来る程度なんです。
2008/12/07(日) 23:35:32
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
「子供のために、まだ死ねない」という癌仲間は大勢いますが、その誰もがこのNさんのように思いを遂げることができるわけではありません。むしろできない人が多いから、この手の話に感動したと言うのでしょう? 
私は、願いが叶わず無念の死を選ばざるを得なかった友のことを思い出して、いま涙しました。その友が強い目標や力が無かったと言われているようで、ちょっと悔しいです。
そして独身で子供も生んでなくて癌になった私は、最初から負けてるんでしょうか?
2008/12/08(月) 11:46:36
URL | みゅう #bWZdFEcQ[ 編集 ]
みゅうさん
>むしろできない人が多いから、この手の話に感動したと言うのでしょう? 

出来る人はまれです。しかも、主治医が参加することは非常に難しいと思います。


>その友が強い目標や力が無かったと言われているようで、ちょっと悔しいです。

そのようにとられたのなら申し訳ないです。
ただ、決してそのような意図はありません。
私が、ブログを書いている理由は、病気や医療のことを考えてもらいたいからです。
そして、希望を持ってもらいたいからです。
がんでもいろいろです。
そのいろいろを伝えたいからこのようなブログを書いています。
ですので、すべてがハッピーな話ではありません。

>そして独身で子供も生んでなくて癌になった私は、最初から負けてるんでしょうか?

がんになることは、誰にでも起こりえることです。がんになったから負けとは、思いません。がんになって初めてわかることもあると思います。
私も、がんの患者さんと関わることで成長できたと思っています。

ですので、勝ち負けの問題ではないと思います。
2008/12/08(月) 18:57:33
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
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