~よっしぃの独り言                   医者として10年程仕事をしてきました。 医療関係者と一般の方々の間に大きな隔たりがある事も実感しました。 これは、お互いにとって不幸なことです。 このすきまに橋を架けれたらと思いブログを始めました。
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N95のマスク 
2008/07/13 Sun 11:24
CATEGORY【診療】
m3に去年の12月5日にエントリーした記事です。




N95のマスクって知っていますか?

N95とは、1995年にNIOSH*(米国労働安全衛生研究所)が定めた、レスピレーター型マスクのフィルター規格(42CFR84)の一つです。

同規格は9つのカテゴリーに分かれていますが、N95は0.075μmのNacl(塩化ナトリウム)を95%以上濾過できるフィルター性能と定められています。(最大濾過量200mg)

わかりましたね。

難しいですよね。


まあ、簡単に言うと非常に小さいものも通しにくいマスクの事です。


一時期SARSが流行ったときにもてはやされたマスクです。

当時は、品薄になりました。

SARSにいいって言われても極めて稀ですよね。


普通の医療機関では結核の感染予防によく使われています。

結核患者さんにしても意味はありません。

結核患者さんと接触する医療関係者に使用する事が多いです。

聞いた話ですが、ある病院の結核病棟では以前はナースやドクターでも数年に1人程度の感染が報告されていたらしいのですが
N95のマスクを導入してから、スタッフの結核発症はなくなったらしいです。

それ程までに、有用なマスクなのですが、問題点があります。

かなり細かいものでも通さないので顔にもぴったりフィットさせないと意味がないという事です。

鼻の周りなどフィッティングが不十分であれば、せっかくのマスクの意味が全くありません。

きっちりフィットできてるかどうかの簡単な判断はN95マスクをつけて息苦しくなるかどうかです。

実際つけてみると、息をする事を意識するほど空気を吸いにくく感じます。

そう感じればフィットは、OKです。

そうでなければ、鼻の周りをもう一度フィットしてるか確かめてください。


今後もいつ未知の感染症が発生するかもしれません。

そのようなときは、N95のマスクの出番です。


少しでも、医療関係者のリスクを減らすために。


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N95の出番があまりないことを期待しますね。

テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

タグ : N95 感染予防

コメント
この記事へのコメント
鼻が痛くなります・・・
呼吸器外科医のまーしーです。

結核が多い病院に勤めていた頃がありまして、その当時、結核患者さんの手術時は、当然このN95マスクをしてやっていました。

結核は癒着が激しいことも多く、必然的に手術時間も長くなることが多かったです。

すると、手術が終わってN95マスクを外すと、圧のためか、鼻に跡がついてしまい、とても痛い思いを毎回していました。10時間を超える手術の後なんかは皮膚が壊死するんじゃないかと思ったこともありました。

でも、そのおかげか、今のところ結核には罹患せずにすんでいますが・・・
2008/07/13(日) 21:04:33
URL | まーしー #-[ 編集 ]
まーしー先生
結核性の膿胸の手術とかは大変なようですね。
10時間も連続でつけたことはありません。

3時間でもう、つけたくなくなりますから。
2008/07/14(月) 13:37:24
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
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