~よっしぃの独り言                   医者として10年程仕事をしてきました。 医療関係者と一般の方々の間に大きな隔たりがある事も実感しました。 これは、お互いにとって不幸なことです。 このすきまに橋を架けれたらと思いブログを始めました。
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2008/07/27 Sun 09:55
m3に去年の12月15日にエントリーした記事です。




最近、医療を取り巻く状況がよくないことが広く知れ渡ってきました。

ですので、それに対応しようといろいろな案が出てきていますが、中にはあまり現場の状況をわかっていないような制度もあります。

まず、大きな問題は混合診療に関するものこれは、アンフェタミン先生が『混合診療全面解禁!?』で詳しく書かれています。

私も、『混合診療解禁となれば』で最悪のシナリオについて書きました。

ここ数日の話題は、看護師に処方権を持たせるような話しがでてきました。

これに関しては、春野ことり先生が『内科廃業か?』で詳しく述べられています。

以前、産科の内診問題で『看護師が妊婦の内診をしてはいけない。』との見解を示した厚労省の意見とは正反対の方向性です。

まったく、政府としての一貫性が見えません。

春野ことり先生のブログを読んで頂ければわかると思いますが妊婦の内診と処方権とを比較すれば処方権の方がはるかに重要な事です。

初期に風邪症状だけだったけど、重篤な疾患が隠れていた場合どうするのでしょうか?

看護師のレベルのピンキリです。

医者からみてこの看護師に任しておけば大丈夫だと思える看護師から、信頼の全くおけない看護師まで様々です。

個人的には、心から信頼できると感じる看護師は10人に1人程度です。彼女(彼)らになら薬の処方をしてもらってもいいと思います。

しかし、この線引きをどうするつもりなのでしょう?

まさか、看護師全員に処方権を考えているんじゃないでしょうね。

それなら、本当にビックリします。

次に最後の話題を、CT検査を行う事による発がんのリスクの話しです。
bamboo先生の『どちらにしても訴えられそう』に詳細は書かれています。

要するに『検査をした場合のメリットとデメリット』それと『検査をしなかった場合のメリットとデメリット』を考慮して検査をしなければなりません。

今までの医療裁判などの判決をみるとCTを撮らないとミスとされる世の中になっていますので、医者側としてもすぐにCTを撮りたがる傾向があります。

本当は自分で診察して、必要な人だけに検査はしたいのですが。。。

また、ゆうあいクリニック理事長日記に『肺がんCT検診で早期治療、10年後の生存率9割』と言う記事があります。

CTにて早期癌が発見できる可能性は増えます。しかし、その裏には発がんのリスクもある。
また、肺の1cmに満たない小さな陰影は、手術でないと診断つかない事もよくあります。ですので、小さな影はあるけど、手術イヤなら経過観察をせざるおえない場合もあります。

これも、人間ドックでCT検査を行うメリットとデメリットを考えなければなりません。

医者がメリットとデメリットを考えるのは当然なのですが、受診された患者さんも考えないといけない事です。

基本は医者が指示したようにすればいいのですが、医者が選択肢を提示してきた場合は、どちらもいい方法だけどもその人の考え方によってより良い選択がかわる場合が多いと思います。

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最近の話題に関して私の考えを綴ってみました。




あれから、半年以上が立ちました。

あまり状況は変わらないですね。

後期高齢者医療制度がはじまり、そして終わりそうですけどね。

コメント
この記事へのコメント
看護師のレベルのピンキリなんですね。確かに、看護師さんに質問をすると答えが人によって違うことがありますね。 そんな状況で、看護士の医療行為の範囲を広げるとは、恐ろしい話ですね。
2008/07/27(日) 22:33:20
URL | ゲン #-[ 編集 ]
ピンキリ
コメディカルをもっと上手く使うことには賛成です。
ここで語られている看護師の処方権とは別ですが、もう少し広げて出来る
仕事がそれぞれあるのではないかと思います。

もちろん現状の医療知識だけで権利を与えるものではなく、ある水準の医療
教育を受けて頂いての話ですが。

本当に医療の専門家を加えないで、こんな案が作られるのかと不思議な思いです。
誰が考えても医師の診断あっての処方なのですから、チーム医療のあり方を
考えるべきなのではないかと思います。

昨日、癌研有明病院の向山雄人先生の講演を聞いたのですが、薬剤師に
もっと勉強して欲しいと言ってました。

先生は医師もピンキリと話してました。
これはがん緩和ケアで医師の温度差についての話で出た言葉です。
どの世界でもピンキリはあるので、教育が必要なのだと思いました。
2008/07/28(月) 00:23:24
URL | ガーネット #0ll.HrS2[ 編集 ]
ゲンさん
まあ、任せておいて大丈夫な看護師もいますよ。
ただ、ひどい人いますから。

ガーネットさん
医者の仕事は本当に医者にしかできない事を中心に絞っていくべきだと思います。

〉医者もピンキリ
確かに緩和医療において顕著です。中には関わりたくないというせ医師もいますから。

また、別の意味で新しい知識を仕入れていなかったりとかでいけてない先生もいますよ。どこの世界でもおんなじだと思いますけどね。
2008/07/28(月) 12:49:51
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
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