~よっしぃの独り言                   医者として10年程仕事をしてきました。 医療関係者と一般の方々の間に大きな隔たりがある事も実感しました。 これは、お互いにとって不幸なことです。 このすきまに橋を架けれたらと思いブログを始めました。
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精神ケア 
2008/01/05 Sat 13:25
先日講演会に行きました。

精神科の先生の講演です。今まで、精神科の先生の話を聞くことはあまりなかったのですが、非常におもしろかった。

悪性腫瘍の患者さんの約半数が精神科の病気と診断できるのだそうです。僕も悪性腫瘍の患者さんを診る機会が多く、まあ2割くらいの人はなんらかの抗不安薬などが必要かなとおぼろげながら自覚していました。

これからは、積極的に薬の必要な人を早期発見してつらさから早く解放したいと思います。

また、遺族外来と言うのがあるようです。患者さんの家族とはいろいろ話などもできるのですが、亡くなってしまうと家族と主治医との接触はほとんどありません。亡くなった人の家族の心のケアも大切ですね。


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メインブログを始めて4個目のエントリーです。
この頃の文章を見ると人に見せるものではないなぁと思います。

このような学問をサイコオンコロジー(精神腫瘍学)と言います。
がんと告知された方や家族の心の変化の手助け、手術、抗がん剤治療など治療に対する不安を取り除く、ギアチェンジが必要な方へのフォロー、ターミナル期の支えなどを突き詰める学問です。

この話題に関して、それ程詳しくありません。
もっと、勉強して情報を発信したいと思います。

テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

タグ : 緩和 精神腫瘍学

コメント
この記事へのコメント
悪性腫瘍の患者さんの約半数が精神科の病気と診断できるのだそうですとのことですが、、ちょっと不安になることがあり質問させて頂きたいのですが..肺腺癌骨転移の母ですが現在イレッサ治療が進行中で骨の痛み止めとしてMSコンチンを1日10mgを2回服用しています。もしこの先何年か生存出来る場合なにか精神的な副作用が出るようなことがあるのでしょうか?この薬はモルヒネ(麻薬)の1部だといわれているのでとても不安です。。今は特に痛みはないのですがやめて痛みが出るのが怖いらしく飲み続けている状態です。
2008/01/06(日) 00:54:31
URL | mayumi #-[ 編集 ]
初めまして
こんにちは。私は悪性リンパ腫の患者で、よっしぃ先生が内科医でいらっしゃるとのことで興味を持ち拝読させて頂きました。やっぱり当然の事かとは思いますが、医師と患者の間には大きな溝があると感じました。そして今でも感じています。それは沢山の理由があると思います。医師自身は患者ではない事、患者に知識が絶対的に不足しているとこ、…理由は挙げたら切りが無いと思いますが。感じ方も人それぞれかとですし。

特に血液内科の先生のご意見は、とても身に染みるものがあります。待つ事。必要である事は非医療従事者として簡単に見つけた知識として必要である事は幾らか理解してはいますが、この時間は果てしなく苦痛です。多少学んだところで、待ち続けている限り精神的な不安は常に消える事はありません。

やはり、不可抗力である死を理解することは大切だと、こちらを拝読して再確認致しました。どうも、死=悪い事、みたいな概念があって、日本人の大多数が無宗教なせいもあるのかもしれませんが、経過観察中に死や再度訪れる治療の苦痛に怯え続けるのは、果てしなく絶望的な気持ちで何年も過ごす事です。毎日が苦痛と苦悩の連続です。

一緒に頑張りましょうと言われても、結局尤も頑張るのは患者自身であり、また戦っている間は患者は孤独です。嘔吐も血管痛も意思とも家族とも共有することはできません。逆に見られる事が心的負担になることもあります。(心配かけたくない等)

気休めではなく、何かもっと、根本的に、精神的な安定を確保した上で、治療また経過観察に臨めるように、内科としてではなく、精神医学との連携できるような分野が、もっと進歩して欲しいと切実に願っています。私の病院にも心療内科があり、不眠等への対処はしてくれますが、なかなか難しいところです(笑)

長々書きましたが、私が治療を受けていて尤も苦痛に感じた事は、自分の無知さでした。先生が説明してくださる事を理解できないことは不安を増長させました。しかし医学なんて一般人が簡単に学べるものではありません。一朝一夕で身に付けた知識は正直不安や不信感を増長させるだけでクソの役にも立ちません。難しいところですね。医学知識、病気になってみて本当に欲しいと思いました。正直、言葉は悪いですが、患者同士の傷の舐め合いは私には余り役に立ちませんでした。気休めにもなりませんでした。それが救いになる患者さんもいらっしゃのかと思います。百人百様ですね。

それでは、これからも更新楽しみにしています。寒い日が続いておりますので、お体に気をつけてお仕事頑張ってくださいね。よっしぃ先生のようにちゃんと考えてくださる先生は本当に患者として尊敬です。それでは失礼します。長文失礼致しました。
2008/01/06(日) 05:12:30
URL | Maico #AGI7I832[ 編集 ]
mayumiさんへ
モルヒネは、もちろん麻薬です。
疼痛除去に関してキーとなる薬です。痛みを抑える量を使用している限り心配されているような精神的な問題はおこらないと考えられます。

おそらくですが、イレッサに大きな効果があれば痛みは減ったり無くなったりします。最大、モルヒネを1日に120mg使用していた方が中止できるようになったこともあります。

ですので、現在全く痛みがないのであれば減量を考慮してもいいのではないでしょうか?(急にやめるのはダメですよ。主治医の先生とよく相談してください。)

ここでの話の内容に関して、一般的な話しであり、mayumiさんのお母さんにいい方法は、実際に診療にあっている主治医の先生が一番だと思われます。一切の責任などは負いかねますのでご了承ください。
2008/01/06(日) 12:49:34
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
Maicoさんへ
初めまして。

やはり、患者さん自身もギャップを感じておられるのですよね。
たしかに死=悪というイメージがあるのですが、死が別に悪者ではなくて人は必ず1度訪れるものなのです。
必ず訪れるからこそ、理解してよりよい『死』を迎えられるようにしていただきたいのです。

医学的知識を患者さんが理解できるように伝える技術も大切ですが現実問題として理解されていないことも多々あるかと思われます。

一緒に頑張りましょうと言われても、結局尤も頑張るのは患者自身であり、また戦っている間は患者は孤独です。嘔吐も血管痛も意思とも家族とも共有することはできません。逆に見られる事が心的負担になることもあります。(心配かけたくない等)

非常に難しい問題ですね。
Maicoさんは、そのようなときにどうされたいですか?教えて頂けたらと思います。

ご自身の貴重な経験をお話し頂きありがとうございました。
今後の参考にさせて頂きます。
2008/01/06(日) 13:02:14
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
相乗効果
精神ケアは、悪性腫瘍の方ばかりではありません。
神経難病患者も悩んでいるのです。

突然SCD(1リットルの涙で知られましたね)と宣告された頃は、どっぷり”うつ状態”になっていました。仕事の事・職場の人間関係・過労と不安定な精神状態での告知。

告知だけで病気の説明もしない某大学病院に不振を抱き、
相談した掛かり付けの病院の医師から「そんな病院にまかせられない」と現在の神経内科主治医を紹介されました。
開業の心療内科の主治医も私の精神状況を心配し、紹介先の神経内科医に診療情報を提供してくれました。

返事から、神経内科医が心療内科医の高校の先輩とわかり、事情を理解され互いに情報交換をしてくれているそうです。
心内の医師も学生時代のテキストを探し、私の病状を理解しようと努力されています。
私の場合、恵まれているのでしょうか。他科の主治医との連携ができている事に感謝します。
2008/01/10(木) 03:54:02
URL | 天邪鬼 #/KoANL1I[ 編集 ]
天邪鬼さんへ
そうですね。
神経内科の病気は、治癒する可能性がほとんど無いものが多いですね。
中には、進行がきわめて緩徐な疾患もあります。

神経疾患には、神経疾患特有の、精神科の関わりがあるのでしょうね。

残念ながら、その分野に関しての知識はほとんど持ち合わせておりません。

天邪鬼さんのような感じで複数の先生とよい関係で関われているのは非常に幸せだと思います。
2008/01/10(木) 11:51:31
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
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2008/01/05(土) 13:26:54 | よっしぃの独り言

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