~よっしぃの独り言                   医者として10年程仕事をしてきました。 医療関係者と一般の方々の間に大きな隔たりがある事も実感しました。 これは、お互いにとって不幸なことです。 このすきまに橋を架けれたらと思いブログを始めました。
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究極の緩和ケア 
2008/12/18 Thu 12:31
CATEGORY【緩和】
久しぶりに緩和の話題です。

最近、緩和ケアの重要性が叫ばれるようになっています。

非常に、大切なことだし、嬉しいことだと思います。

ただ、緩和ケア病棟やホスピスが増えてきて、なんとなく、終末期の患者さんにとってベストの場所が緩和ケア病棟なんだぁ。って気がしていました。

ただ、こころのどこかで本当にベストなのかな。って言う気持ちもあるんですけど。

残念ながら、私の勤務する病院には緩和ケア病棟というものがありません。
(もちろん、緩和ケアチームはあり積極的に活動しています。)

ですので、終末期になって緩和ケア病棟やホスピスに入るためには病院をかわらなければならないのです。

先日、究極の緩和ケアってなんだろう?と考えてみました。

究極の緩和ケアっていうのは、その患者さん、患者さんによって異なります。

その患者さんにとってのQOLを高める事が非常に大事だなぁと考えました。

なかなか、それを一般化するのは難しいのですけど。

人間が一番落ち着くのは、住み慣れた環境です。

住み慣れた家、部屋、身の回りのもの、そして、家族。

なんて、考えていくともしかしたら今の職場って究極の緩和ケアができている!?

確かに、施設としては、緩和ケア病棟などの看板はあげてないけど。

終末期医療をあまり好きでない医師がいるのも事実だけど。

それでも、緩和ケアチームは頑張っているし、私も出来るだけの緩和医療をおこなっているつもり。

そう考えると、なんかとても嬉しいような気持ちになってきました。

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あなたの考える究極の緩和ケアってどんなんですか?

テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

コメント
この記事へのコメント
自分の経験だと、一番納得できる最期を迎えてもらうのは自宅で見慣れたものに囲まれて死ぬ死のようです。

健康なうちは世界は広いですが、病気が進行するにつれて徐々に行動範囲も狭くなり、死ぬ直前が最小です。

そのときに自分がもっとも好きだったものだけを周りに置ければせめてもなんでしょう。
そういう意味で終末期医療において、本日的に医者は邪魔者、必要悪だという意識を持つことが大事かなと思います。
2008/12/18(木) 22:44:50
URL | 神田橋 宏治 #-[ 編集 ]
ホスピス考えてます
私の通院している病院にもありません
緩和治療のチームがあるのかどうかも?
でも、主治医は最後までこの病院で責任を持つ。と、言ってくれてますが・・・・
見なれた環境は安心ですよ
でも、どうなんでしょう。どこまで悪くなると一般病院での入院が可能なのか
それは、生活の環境にあると思うのです
ある程度介護が期待できる生活環境にあればいいけど、そうではない環境だと倒れるまで無理をしないといけないでしょうね
姑との3人暮らしだと期待はできませんね
だから、ホスピス考えてます
↑の神田橋さんのおっしゃることができれば理想ですが。。。。
逆に「姑から解放されたい」なんて思ってる私には当てはまりませんね
2008/12/18(木) 23:42:13
URL | ran #LA1CAGAE[ 編集 ]
>そういう意味で終末期医療において、本日的に医者は邪魔者、必要悪だという意識を持つことが大事かなと思います。

そうですね。終末期に医者がいらない世の中になればいいですね。

みんなが運命として死を受け入れ、家族だけで看取る。

そして、看取ったあとに確認のために医者が家に行くのが理想といえば理想です。

ただし、その様な世の中になるにはまだ世間の意識がまだまだだと感じます。

2008/12/18(木) 23:42:39
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
はじめまして

私の母は、1年前から在宅緩和ケアを受けております。肺がんの末期です。10月末にもう長くない・・・となった時、このまま在宅で看ていくか、それとも、がんセンターの緩和ケア病棟に入院するかスゴクすっごく悩みました。

母と二人暮らし。自宅で看たいけど私は仕事をしています。
「最期の瞬間に誰もいなかったらかわいそうだな・・・」と。

その思いを担当のドクターに聞いていただきました。すると・・・
「大事なのは、最期まで住み慣れた家で自分のペースで過ごせたということ。『息を引き取る瞬間』にこだわるより、お母さんがどのように過ごしたいのか、また、お母さんにどのように過ごしてもらいたいのか考えてみたらどうでしょう。」

入院はせず、最期まで在宅で過ごすことにしました。これで良かったのかが分かるのは、もう少し先になりそうです。

母はのんびり穏やかな毎日を過ごしています。ほぼ寝たきりですが、今週末は病院主催のクリスマス会に参加する予定ですe-348

パソコン初心者で一生懸命打ち込みました。おかしな文章があったらスミマセン・・・。
よっしぃ先生のブログ、これからも楽しみにしています!
2008/12/19(金) 00:40:19
URL | ゆう #-[ 編集 ]
ゆうさん、初めまして。横から失礼します。

ゆうさんと同様、肺がん末期の母と二人で暮らしています。幸い薬が奏功し、本人の強い希望を汲んで自宅療養中です。

急変した時、誰もいなかったら心細いだろうと、私が在宅仕事に転職したのですが、、、時々、母から逃げたくなることがあります(苦笑)。たまに出張に逃げると、すんごく仕事に集中でき、わが身を取り戻します(これも苦笑)。

というわけで、在宅かホスピスか、、、どっちを選択しても、自分の心は大きく揺れそうだと、ゆうさんの読んでぼんやり想像しました。

ここまで考えてきて思うのですが、こうして自分がうんと悩む時間があるのが、この病気のイイところかもしれない。悩んだことが葬儀後の後悔を薄め、自分の身になるのかどうか、、、は、やはりもう少し先になりそうです。

ゆうさん、お母様のこととご自分のことと、悩みは大きいですけど、お互い何とかバランスを取ってやっていきましょうね。
2008/12/19(金) 13:16:39
URL | christmas #-[ 編集 ]
ranさん
返事遅くなって申し訳ありません。

>主治医は最後までこの病院で責任を持つ。
とまで言うのですから信じてよいのではないでしょうか?
心配なら、入院が長期化したら転院とか考えないといけないのかどうか聞いてみたらいいんじゃないでしょうか?それで、大丈夫と言われたら安心していいでしょう。

ゆうさん
>「大事なのは、最期まで住み慣れた家で自分のペースで過ごせたということ。『息を引き取る瞬間』にこだわるより、お母さんがどのように過ごしたいのか、また、お母さんにどのように過ごしてもらいたいのか考えてみたらどうでしょう。」

いいことおっしゃる先生じゃないですか。
息を引き取る瞬間はもうすでに意識がないことがほとんどですからね。

お母さんとゆうさん自身の意見を大切に無理のない程度に頑張っていけばいいのではないでしょうか。

christmasさん
>ここまで考えてきて思うのですが、こうして自分がうんと悩む時間があるのが、この病気のイイところかもしれない。悩んだことが葬儀後の後悔を薄め、自分の身になるのかどうか、、、は、やはりもう少し先になりそうです。

体験者ならではのナイスアドバイスですね。

がん患者さんあるいは、家族の方へのカウンセリングで生活できそうな気がします。

がんに対する知識も豊富そうですし。
2008/12/19(金) 17:17:06
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
在宅で1人暮らしで、肺に転移したので先月から緩和ケアをしています。
究極は、特別な日では無いという自分の意識でしょうか。
同じ景色、同じ音、同じ匂い、同じ手触りの中で
いつもと変わらない穏やかな夜。
さぁ~て、寝よう。明日はどうしようかなあ。わくわく。と布団に入り
そのまま、ごめん~ちょっと100年位寝とくねぇ・・・みたいな。

家族は居ないから、1人の時の可能性が大きいけど
好きな時に起きて、好きな物を食べて、好きな時に誰か来て夜更かしもしたい。
病院だと「癌や死」を考えてしまうし、オナラするんだって気を使うんですよ(笑)

緩和ケアの方が、痛みさえコントロールしてくださって
癌の話しだけじゃなく、声出して笑えるくらい来て貰える事が楽しみになれたら
楽しく死ねるんじゃないかなって、今考えています。
死は確実に決まってるから、一生分笑って死にたいのが、私の目の前にある究極です。
2008/12/19(金) 18:28:18
URL | yuca #ADJD0lrw[ 編集 ]
よっしぃ先生♪

お返事をいただいて感激ですっ。
ありがとうございました。がんばります!えいえいおー!


christmasさん♪

christmasさんからもお返事をいただき感激ですっ!
「うん。うん。そうですよねー。」と、パソコンに話しかけながらコメントを読ませていただきました。すべてのお言葉に共感♪ホント!ナイスアドバイスです。

また今度カウンセリングお願いします。(笑)

christmasさんも無理なさらぬよう・・・時々息抜きをなさってくださいね。えいえいおー!



2008/12/19(金) 19:07:19
URL | ゆう #-[ 編集 ]
私もえいえいおー!
よっしぃ先生
>息を引き取る瞬間はもうすでに意識がないことがほとんどですからね

これを読んで、私、すっごく気が楽になりました。先生はブロガーでもやっていけそうですね(笑)。

>ゆうさん

親の死に接することは、ほとんどの人が1,2回経験しなくちゃならない関門ですもんね。自分の親だって、そうして通り抜けてきたわけですし。

私のストレス発散法は、他人のブログで毒を吐くことです。ゆうさんもご一緒に(笑)。 吐き散らかされるほうは堪ったもの…あ、以降は考えないことにします。。。
2008/12/19(金) 23:10:47
URL | christmas #-[ 編集 ]
yucaさん
なかなか大変な状況ですね。
医者は、患者さんの家での日常をあまり想像する機会がないので参考になります。

>癌の話しだけじゃなく、声出して笑えるくらい来て貰える事が楽しみになれたら

いい感じですよね。
病院だと同じ部屋のヒトのキャラにもよりますけどね。

>死は確実に決まってるから、一生分笑って死にたいのが、私の目の前にある究極です。

『死』は、生まれた瞬間から決まっていることなんですよね。誰にでも訪れます。

急に訪れることもあれば徐々にやってくることもあるんですよね。

がんは、じっくりと考える時間をくれるのでそういう面では悪くないと思っています。

ゆうさん、christmasさん
また、遊びに来てくださいね。
2008/12/20(土) 09:55:07
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
要はオーダーメイド。
はじめまして。
私が終末期医療について思うことは、
・緩和ケア病棟、ホスピスでの医療がベストの緩和ケアとなる患者さんは多いが、全員ではない。
・在宅が究極の理想というわけでもない。
要は本人(+家族)が一番望む所で無理なく過ごしながら死を迎えることが究極の終末期・緩和ケアとなると思います。

今年父が亡くなったのですが、うちの場合は私も仕事をしていて家にも介護力がなかったため、ホスピスにお願いしました。父もそのあたりはよくわかっていましたようです。まだ一般病棟にいたころ、家に置いてあった手帳にリビングウィル・DNARの表明をしていました。
ほんとは家で過ごしたいのかなーとこちらが気にすることもあったのですが、いつもはなかなかそういうことを言わない父が、急変する直前に「自分は幸せだ」と言ってくれました。
なので、我が家にとってはこれがベストだったのだろうと思っています。

また、がん患者さんを何人か在宅や一般病棟で看取った経験がありますが、家族のやる気やスタッフの機動力次第で、結構ホスピスに劣らない医療は提供できるんだろうな、と思います。
緩和ケア病棟のアドバンテージってやはり疼痛・苦痛の迅速な除去ができる、という点だと思うんですよね。なんで、そのレベルに少しでも近づければ…と思ってやっています。
大変ではありますが。。。

えらそうにすみません。私も緩和ケアには興味のある人間なので、思わず書き込みしてしまいました。
2008/12/21(日) 23:22:51
URL | lavico #-[ 編集 ]
はじめまして
>要は本人(+家族)が一番望む所で無理なく過ごしながら死を迎えることが究極の終末期・緩和ケアとなると思います。

そうですよね。

>緩和ケア病棟のアドバンテージってやはり疼痛・苦痛の迅速な除去ができる、という点だと思うんですよね。なんで、そのレベルに少しでも近づければ…と思ってやっています。

特殊なことを除いてはほとんどの施設で可能だと思います。(知識を持った人間が必要ですが)

私は、今まで在宅で看取ったことがありません。経験してみたいですね。どんな感じなのでしょう。
2008/12/23(火) 10:27:37
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
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