~よっしぃの独り言                   医者として10年程仕事をしてきました。 医療関係者と一般の方々の間に大きな隔たりがある事も実感しました。 これは、お互いにとって不幸なことです。 このすきまに橋を架けれたらと思いブログを始めました。
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2009/03/14 Sat 09:40
CATEGORY【診療】
前回の続きで国立国語研究所のHPをみてみます。

まず、トップページはここです。

「病院の言葉」を分かりやすくする提案

>病院で使われている言葉を分かりやすく言い換えたり説明したりする具体的な工夫について提案します。

内容は以前お伝えしたときとほとんど変わっていないような気がしますが。。。

その中で自由記述意見が見れます。


自由記述意見

 アンケートの最後には,「病院の言葉」を分かりやすくする提案への意見を自由に書いてもらう欄を設けました。この欄に記入があったのは,500件以上に上り,その多くは具体的で詳しく,非常に参考になる内容でした。多様な意見がありましたが,重要だと考えた七つのタイプに分け,特に参考になりそうなものを一部引用します。引用にあたっては,読みやすくなるように表記や文体に手を加えました。

* (1)医療者と患者の言葉のギャップに気づかされた

* (2)患者への説明に使いたい
* (3)教育や研修に使いたい
* (4)提案をこう使いたい,こんな工夫がしたい
* (5)よりよい医療のために
* (6)医療の現状の問題点
* (7)患者も知る意欲を持って欲しい

非常に建設的な意見が多かったのですがその中でも特に印象に残ったものを。

>最近もがんの「病期4」を「末期」と思い込まれるケースがありました。医療者と患者さんが同じ言葉でイメージするものが違っていると双方に無用なストレスになります。我々が気づかないそのような言葉をもっと掘り起こしていただければと思います。(医師・50代)

末期と4期は違うんですけどね。

>医師研修のプログラムに是非取り入れて,コミュニケーションスキルの習得に役立てたいと思います。(医師・40代)

>地域保健活動を行う学生に対して,地域住民への説明の際に分かりやすく説明するための参考とします。(医師・60代)

医師、医学生、医療関係者、そして地域住民などへの説明に使えますよね。これは。

是非、機会があれば医学教育の一環で使ってみたいと思います。

>言葉を平易にすれば,理解率は上がるでしょうが100%にはならないでしょう。この100%までのギャップをどう埋めるか,という課題がもう次に待っていると思われます。医療者に最初から「お任せ」で,大して話を聞こうとしない患者や家族の姿勢は現場では決して少ないとは言えません。用語一つ一つの見直しだけではなく,どうコミュニケーションを図っていくか,国語の研究者たちの示唆がほしいです。(医師・40代)

なかなか、手厳しい意見もありました。

確かにこれだけでよいかと言われるとダメだけど現段階では十分に合格かと思います。

>出版物やインターネットの情報だけに頼るのは危険であること,必ずプロフェッショナルの介在が必要であることを,一般も医療者も十分認識する必要があると思いました。(看護師・50代)

本当にそうです。

インターネットの情報はプロでない方が発信している場合もあれば、純粋に金儲け以外考えていなさそうな情報もあります。

もちろん、いい情報もいっぱい転がっているのですが。

その情報の選択には、やはりプロが関わらないといけないですよね。

ここから3つは、同じ意見です。
医師、薬剤師、看護師の立場からですけど。

>病院の言葉を分かりやすくすることも必要だと思いますが,自分の病気,病状を知ろうとしない,知りたくない,すべて医師任せ,自分がどんな薬を内服しているかさえ知らない(説明は受けているはずなのに)人が多すぎます。(医師・50代)

>人は,多くの場合言葉を使ってコミュニケーションします。コミュニケーションとは,双方向に情報を伝達することです。「病院の言葉」を分かりやすくする提案は,医療者側に対する教育だけでなく,患者側にも教育する手段として利用できればさらによい仕事になると思います。(薬剤師・40代)

>患者さんは,病院に来ると「まな板の上の鯉(こい)」で,何も言いませんし,簡単に「ハイ」と返事をします。国民の意識を変えることが非常に重要と考えます。(看護師・40代)

ちゃんと考える方もいますけど、考える方は選択の余地がない場合でもいろいろ考えすぎて失敗することが多いように思います。

十分な理解が大切ですね。

以下、3つもほぼ同じ意見です。

>一般市民にとって,提案された言葉は家族に医療関係者がいれば別ですが,病気にかかって初めて接する言葉群と思います。健康な方にとって病院は特別な社会と思われるかもしれませんが,病気も生活そのもの(四苦)であります。生活用語の一部としての国語教育の中に含めていただきたいと願っております。(薬剤師・60代)

>医療用語をもっと学校教育の中で学ぶようにすべきではないでしょうか。日本の保健体育で学んでいる言葉が多いのに,国民自体が重要性を理解せず,医療は医療機関に任せっぱなしにしているのがおかしい。提供する側からのアプローチばかりが過大であるような気がするが,いかがなものでしょうか。(コメディカル・40代)

>私も昨年入院した時に医師から手術前に説明を受けました。よく理解できない言葉が多かったのですが,「分りません」と医師に伝えると医師は絵を描いて説明してくれました。患者サイドも分からなければ分からないと言えばいいのですが,どうしても遠慮してしまいます。すべて医療者にお任せではなく,自己学習もすべきだと思いました。(非医療者・50代)

非医療関係者への啓蒙、教育が大切です。

これから、患者と医者がうまくダンスを踊るためにはお互いに勉強しなければならないですね。

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