~よっしぃの独り言                   医者として10年程仕事をしてきました。 医療関係者と一般の方々の間に大きな隔たりがある事も実感しました。 これは、お互いにとって不幸なことです。 このすきまに橋を架けれたらと思いブログを始めました。
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方針と宗教 
2009/04/05 Sun 09:09
『がん患者の最後の選択には「宗教的対処」が影響』

患者の最後の選択――終末期医療の選択肢決断に、「宗教的対処(religious coping)」が影響していることが、米国ダナファーバー癌研究所のAndrea C. Phelps氏らによる調査で明らかにされた。これまで、がん患者が病気と向き合うために信心に拠り所を求めることや、一般市民対象の調査で、68.3% が「治療決定に信心が関係すると思う」と回答し、57.4%が「たとえ医師がこれ以上の治療は無駄と言っても神が治してくださると信じる」と回答したなどの報告を踏まえ、Phelps氏らは、信心と延命措置に対する希望との関連を明らかにすることを目的に調査を行った。JAMA誌2009年3月18日号より。



この調査は、あらかじめ進行がんの患者さん345人に対してインタビュー(定期的に行っていたようです)を行います。

心理・社会的側面、宗教・霊的側面、事前ケアおよび終末期医療について評価をします。

インタビューは死亡時まで続けられてようです。

そして、どんなタイプの方が積極的な延命行為(人工呼吸器や蘇生術)を行ったかを調べています。

結論として「積極的な宗教的対処」のレベルの強い患者の方が、終末期でも延命措置を選択する割合が高いことがわかったのです。

簡単に言うと信心深い方は、医者が「もうこれ以上は難しいでしょう」と説明しても「回復する」というような内容の牧師、僧侶など宗教家の言葉を信じて延命措置を選択する割合が高いということでしょう。

もちろん、宗教は希望を与える必要もあるのでそのような励ましがいる場合もあるでしょう。

ただ、どうしようもない場合もあるのです。

そんなときに、積極的に戦いすぎてもしんどい思いだけして、、、、

みたいな結果になることも。

そんな場合にこそ、宗教で心をいやすことが必要でないかな。と思います。

以前もすこしだけグリーフケア、グリーフワークについて触れましたが。


なんか、グリーフケアワーカーなる資格もあるみたいですね。

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公立の病院だと宗教家がおおっぴらに出入りするのは問題がありますよね。

テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

コメント
この記事へのコメント
心の支えになるなら
自分で判断できる大人だったら、宗教的対処も良いんじゃないでしょうか。
そうすることが心の支えだったり、平安をもたらすのであれば・・

でも、判断できない子どもの治療に大人の信心を押し付けるのはダメですよ。少し前にニュースになりましたよね?がんの治療ではありませんでしたけど、宗教的理由から子どもに輸血させない親の話が。

個人的には【唯一絶対の神】を信心していないので理解出来ないだけなんですけど・・
2009/04/05(日) 18:51:33
URL | ダイヤモンドダスト #-[ 編集 ]
>判断できない子どもの治療に大人の信心を押し付けるのはダメですよ。

そうですね。
これは、大問題ですね。

自分で決めれるまではね。

子供の治療に関わることがないのですっかり忘れていましたわ。
2009/04/05(日) 22:18:39
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
宗教と生きる力
これまた、難しいテーマですね。
医者や家族が励ますよりも、病気に立ち向かう力を宗教によって得ている(ように見える)人もいますから。
2009/04/05(日) 23:54:11
URL | 優介(Fプランナー) #-[ 編集 ]
アメリカならでは、ですね
クリスマス祝った一週間後に神社に初詣したり、教会で挙式して仏教で葬儀しちゃうような日本人では、考えられないですよね(笑)。

私自身はカトリック系の短大生だったこともあり(信心じゃなくたまたまそこだけ受かった)、神父様のありがたいお話を聴いたり、ご近所の信者さんと一緒の礼拝があったりしまして。
そんなこんなで多少はキリスト教の教えを学んだんですが、「天に帰る」という思想は確かに仏教より「死」への恐怖が少ないと思います。
三途の川とかよりは。

ただ、あまりに熱心すぎるのもどうかと…。
やはり末期癌患者の信者さんがいて「○○さんのために皆で祈りを捧げましょう」みたいなことになったり、ふらふらなのにナントカの秘蹟とやらを授かりに来たり…。

本人が、それで楽になれるなら構わないんですが、なんだか違和感を覚えました。暗示されやすいのも怖いような。

ただ一つ。
その時の教えで「今の苦しみから逃れるように祈るのではなく、この苦しみに耐えられる力をお与え下さるよう祈りましょう」という言葉だけは印象に残っています。

そんなに無理して耐えなくても、とも思いますけどね。
2009/04/06(月) 02:39:01
URL | 女王様 #-[ 編集 ]
優介さん
昔は、医者も宗教家的な部分がありましたからね。
最近は、昔治らなかったものが治るようになり余計に難しい状況になることもありますから。

正直、宗教とうまく付き合って欲しいですね。

女王様
同じ考えですね。
日本人の宗教観は他の国から見たら不思議でしょうね。

日本教なるエントリーも挙げたことがあります。
http://tugagu.blog34.fc2.com/blog-entry-200.html

個人的にはほぼ無神論者なので、宗教を上手に利用して欲しいと願います。
2009/04/06(月) 12:53:18
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
神頼み大好きですが…。。
宗教はなくとも、武士道あり!を見せてくれたWBC…侍ジャパン!!
(初めから脱線気味(*^_^*)
)

・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆・:

『天や神の思し召し』『神のみぞ知る』で、宗教を持っている方のほーが、延命処置をしないと思ってました(・o・)

神・宗教をもつ方は、どこか「強さ」「諦め(明らかにする心理)」を備えている方が多いのだと(^^ゞ



今は、WHOの健康の定義にも『霊的』と云う文言が入っている事を思い出し、「日本教」なんて云ってられないのかなぁ。。と考えさせられました。。



昔、病院で牧師さま?か神父さま?をお見かけしたことがあります。
…ターミナルの方の所に来たのかしら!?と余り違和感なく見てました。
が、、お坊様をお見かけした時は、、微妙でした(^^;)

でも、、コレからは、ソレもあり。。でいいよーに思いました。。



神社仏閣を見つけると、神頼みしまくり!ですが、、最後は『自分』だ教!としては、難題です(;-_-)=3


仏教・キリスト教、イスラム教etc.宗教によっても、全く違うのか?

図書館に色んな宗教の本がありましたが…学生の時には見向きもせず、『ムー』読んでたからなぁ~(ダメですわっ(苦笑))

・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆・:

『グリーフケアワーカー』気になります。。

グリーフケア…大野病院の事を思い出しました。。

『死』は万人に与えられたもの。。
その時、宗教の役割は…。。。


リポートが書けそうですね(笑)


♪よっしぃー先生は自分の患者さんに宗教をもってもらいたいですか?♪

4月8日は花まつり。
甘茶はかけずに?飲んで一服( ^-^)_旦~

それでは☆
2009/04/07(火) 01:02:05
URL | TSUKUYOMI #-[ 編集 ]
>『天や神の思し召し』『神のみぞ知る』で、宗教を持っている方のほーが、延命処置をしないと思ってました(・o・)

私もそう考えていたので意外でした。
内容をみると納得できる面もありますね。

宗教に関して考え方の差が大きすぎて一概に述べることはできないしその知識もありませんので感想程度にしておきます。

>♪よっしぃー先生は自分の患者さんに宗教をもってもらいたいですか?♪
患者さんが楽になる宗教ならもちろんですよ。
2009/04/07(火) 12:31:10
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
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