~よっしぃの独り言                   医者として10年程仕事をしてきました。 医療関係者と一般の方々の間に大きな隔たりがある事も実感しました。 これは、お互いにとって不幸なことです。 このすきまに橋を架けれたらと思いブログを始めました。
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緩和医療って高い? 
2008/02/06 Wed 12:28
CATEGORY【緩和】
緩和医療学会で『支払い困難感を訴える緩和治療症例の経験』との演題がありました。

大腸癌、骨転移の症例であり抗癌剤治療と疼痛コントロール目的にて麻薬製剤を使用していたのですが次第に治療費が高くなり(3割負担の患者さんでした。)抗癌剤治療を中止し、緩和的な医療のみに変更されました。(ギアチェンジとも言います。)

しかし、治療費は、安くならなかった。

と言うか高くなった。

実はフェンタニルパッチの一番多きいサイズを7枚使用していたんですね。1枚の薬価は12214円ほどですので3日で7枚85500円ほど、1ヵ月で85万円強となります。

抗癌剤治療をやめても、疼痛の程度が増したために麻薬の量が増えて(麻薬の鎮痛効果は天井がありません、量を増やせば理論上効きます。)医療費自体は安くならなかったという例です。

ポスターを見ただけですのでわからないんですが、鎮痛補助剤(解熱鎮痛薬や麻薬抵抗性の痛みを和らげる薬)は使ってたんでしょうか?使ってなければもう少し安くすませる方法があったのではと思いました。

しかし、このような患者さんには、もっと公的な補助があってもいいんじゃないでしょうか?

また、緩和ケア病棟入院料は1日あたり37800円と定額制になっており上記のような患者さんが入院したとするとデュロテップパッチの薬代のみでほとんど消費されてしまいます。

もちろん、こんなに麻薬が必要な患者さんはほとんどいないのですが。

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テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

コメント
この記事へのコメント
ちょっと突っ込み
>『支払い困難感を訴える緩和治療症例の経験』
>しかし、このような患者さんには、もっと公的な補助があってもいいんじゃないでしょうか?

っておっしゃるけれども、日本には素晴らしい高額医療補助があり、入院であろうと外来であろうと一定以上の医療費であれば自己負担額は少なくなります。
http://www.posijoho.org/life/kougaku.htm

高額医療が4ヶ月続いた後は更に安くなります。

とすると、単に医療費が高くて払えないというのは、キチンと申請しなかったことによる自己負担額の負担増だったのでしょうか?それとも、これほど豊かな医療補助を受けても支払いできない貧しい人だったのでしょうか?

『支払い困難感』を主訴とするような医学の発表を聞くことがなかったので、ビックリですが、日本の葬式代の高さを考えると、生きているうちにチャンと使って欲しいと思います。

日本の医療費は非常に安い(病院は収益を上げられない)けれど、窓口負担は大きい。
そして医療制度の仕組みを知らなければ、権利の行使ができないこともある。
この発表の先生が医療制度を知らなかったために、患者に負担を強いていたとするなら、配慮が足りなかったと反省する必要があるのかもしれない
2008/02/07(木) 23:12:04
URL | Med_Law #-[ 編集 ]
Med_Law先生
そうですね。
いい制度がありました。

高額療養費についてなんとなくしか知りませんでした。

おそらく、演者の意図は、緩和医療だって高額になることがあると言うことを伝えたかっただけだと思います。
しかし、麻薬も量が増えると高いですね。
2008/02/08(金) 12:59:31
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
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