~よっしぃの独り言                   医者として10年程仕事をしてきました。 医療関係者と一般の方々の間に大きな隔たりがある事も実感しました。 これは、お互いにとって不幸なことです。 このすきまに橋を架けれたらと思いブログを始めました。
スポンサーサイト 
--/--/-- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
TRACKBACK --  |  COMMENT --  | 編集
今後の対策へのお願い 
2009/05/24 Sun 10:07
またまた、インフルネタです。

次こそは、別の話題を。

とうとうと言うかようやくと言うか、首都圏でも新型インフルエンザが出てきましたね。

まだまだ、わからないこともあるでしょうが今のところ日本では重症者もでていません。

対策も見直されてきています。

ごくごく当たり前のことです。

一般の方の意識も少しずつ変えていかなければいけません。

個人的には、今回の国の対策に疑問を持っていますが、この国の国民性とマスコミの姿勢を考えるとある程度仕方がないかとも思います。

要するに『誰からも文句を言われないようにしたい。』

新型インフルエンザに対してもっとも適切な方法で対応するというよりは、この言葉に従って行動しているように思えるのです。

今になり、はっきりした事実がわかったから断言できるのですが潜伏期の問題、迅速キットが陰性でも否定できないことより完璧な水際対策を行うなら、飛行機内で数日間様子を見てから入国させなければダメでしょう。

ただ、それは金銭的な問題などなどで現実的に無理です。

何事もリスクとベネフィットを考えなければなりません。

リスクをできるたけゼロに近づけようとすると、コストや手間が非常にかかる。

それで妥協しなければいけないところがある。

それでとった政府の対策があの程度の水際対策だったのでしょう。

もしかしたら、政府も水際対策は国民を不安にさせないためのポーズだとわかっていたのかもしれません。

今後の教訓として、水際対策で防ぐことは難しいとして次回は水際対策よりも実際にきた後の対策に重点を置くべきでしょう。

重点を置くべきでしょうと偉そうにいってみても具体的にどうすればよいのかの策を持っているわけではありません。

ただ、医療資源(迅速キット、タミフル、医者など)は限られていますので水際で医療資源を使いすぎてもいけないのです。

大阪・神戸で広まり医療資源(感染症ベッド)がなくなり、自宅療養する方がほとんどです。

今回は軽症ばかりですので大丈夫ですが、医療資源を使いすぎるともうどうしようもなくなります。

リスクとベネフィットを考えて純粋によりよい選択をしたとしても、何か問題が起これば『あのとき、こうすればそんなことは起こらなかった。』と言われることがあります。

その選択をしたときは、専門家が考えてリスクベネフィットを考えてその方針を選択したのでしょう。

文句を言うのならその方針が決定したときに言うべきです。

もちろんそう反省することは非常に大切なんですけど。

それが、『人間の死』であった場合、マスコミや国民感情として『なぜ、あのとき、、、』と言うのがこの国なのです。

国民性といってもいいかも知れません。

どんなに医学が進歩しても、新たなウイルス感染症を完全に押さえ込むまでには時間が必要でしょう。

この国の方針が純粋に医学的な知見に基づき決定されることを切に望みます。

それと同時にその決定のリスクとベネフィットを国民一人一人とマスコミが理解して受け入れることも望みます。

『人気ブログランキング』へ←ポチッとお願いします。
コメント
この記事へのコメント
リスクとベネフィット
とても大切なポイントだと思います。個人的には(私がこういうのもなんですが)是非多くの人に知って欲しいことだと思います。医療資源にも お金も また検査にも限界があるという現実を踏まえ リスクをある程度覚悟した上で個人個人の状況に合った予防方法を選択していく。そしてその選択肢が結果としてベストでなかったとしても納得できる…そういう姿勢が望ましいのかも知れません。
ちなみに私はインフルエンザの予防接種を受けたことありませんが今のところ、インフルエンザで寝込んだ事はないです。
2009/05/24(日) 15:06:32
URL | あずき #-[ 編集 ]
この騒動で思ったこと
日本という国は、まだまだ成熟した大人の国とは言えないんじゃないかな・・ということです。
それとも非常識な大人が増えたのかもしれません。

過剰ともいえる権利の主張が目立ち、アメリカ並みの訴訟社会になりそうな勢いですし。
この夏頃から製造されるといわれている新・インフルエンザ用のワクチンも、まず、医療関係者や・警察、ライフラインに関わる仕事をしている人に優先されるべきということすら知らずに我先にと病院へ駆け込み、「どうしてダメなんですか!」と言い出す人が出てくる気がします。
そこにまた尾ひれをつけてメディアが騒ぎ出す・・・なんてことがなければいいのですが。
2009/05/24(日) 18:04:05
URL | ダイヤモンドダスト #-[ 編集 ]
>あずきさん
何事でもそうですよね。
インフルエンザの予防接種をしていても罹る場合もありますから。

>ダイヤモンドダストさん
昔と違って、自由に物事を言える空気になりった。
だから、自由に言い過ぎることもあるんじゃないかと思います。

そのうち、自由に物事を言える空気になれてきたら大丈夫じゃないかなんて思いますけどね。
甘いかな?
2009/05/25(月) 13:13:10
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
国としては
仕方ないといえば仕方ないんでしょう。
大したことはないと宣言して、何かがあったら猛攻撃される。
それなら大袈裟な勇み足だと批判された方が、まだマシだってな所ですから。

何事も、やらないで問題になるよりはやってしくじった方がいいに決まってます。
O-157や狂牛病もそうでしたが、厚労省的には慎重にならざるを得ない。
ただ、尾鰭をつけてパニックにするのは、マスコミの報道です。
煽られやすい国民性と、過敏になりやすい販売側。
甘く見てると消費者に逃げられるから致し方ないんですが、これらが相乗効果で大騒動になっちゃうんでしょうね。

まぁ、これで「うがい手洗い」や「咳をする時は手を当てる」みたいな守られてなかった常識が、きちんと徹底されればね。それに越したことはありません。
ボチボチ食中毒の季節でもありますし。

旧型にせよ、こんな時期にもインフルが流行るんだなぁっていうのも、いい勉強になりました。
乾燥してる冬場なら、もっと爆発的に増えただろうけど…。
東北北海道や九州で患者が出ないとか、まだまだ不思議な点は少なくないですね。
やっぱり都会は不衛生なのかな?

というか。
10代にタミフルを投与すると、奇行を起こすから危険だって話はどうなったんでしょう?
海外ではタミフルなんて使わないとも聞きましたが、今のところ今回は、奇行が出たって報道はありませんよね。
ん~、素人には人体って不思議です。
2009/05/25(月) 17:16:37
URL | 女王様 #-[ 編集 ]
>女王様
確かに仕方がないのかも知れませんが、この教訓を次回には生かして欲しいですね。

そして、一般の方も対応方法を学んで欲しいです。

>東北北海道や九州で患者が出ないとか、まだまだ不思議な点は少なくないですね。
そのうち出ますよ。

>10代にタミフルを投与すると、奇行を起こすから危険だって話はどうなったんでしょう?
一応、インフルエンザの症状でありタミフルによって引き起こされるのではないとの結論です。
2009/05/26(火) 13:01:44
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://tugagu.blog34.fc2.com/tb.php/415-5842574e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

copyright © 患者と医者をつなぐもの all rights reserved.


template by http://flaw.blog80.fc2.com
Powered by FC2ブログ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。