インフルエンザ迅速キットが陰性でも実は新型インフルエンザだったと言うのがありました。(しかも半数程度も)
この場合、迅速キットは新型インフルエンザに対して、偽陰性を示したといいます。
逆に、迅速キットでA型が陽性と出たんですけど、新型インフルエンザでなかったとしたらそのことを偽陽性と言います。
もちろん、本来の迅速キットは季節性のA型もしくは、B型インフルエンザを調べるためのものなので仕方がないのですけど。
確か、普通のインフルエンザを調べた場合は、偽陰性は1割なかったと記憶しています。
偽陽性、偽陰性は、ゼロであれば理想的な検査です(その検査が陽性であればその病気、陰性ならその病気でない)がそんなすばらしい検査はありません。
『癌(がん)のスクリーニング検査が増えるほど偽陽性の確率も増す』なる記事がありました。
まあ、どんな検査でも偽陰性、偽陽性があるので数が増えれば仕方がないと思いますけど。
>今回の研究は、約7万人を対象とした「前立腺(Prostate)癌、肺(Lung)癌、大腸(Colorectal)癌、卵巣(Ovarian)癌(PLCO)スクリーニング試験」のデータをレビューしたもの。
>研究期間中に計14件の検査を受けた人では、少なくとも1件の偽陽性が出る累積リスクが男性で60.4%、女性で49%であった。
つまり、14種類の検査を受けたらがんでもないのに精密検査を勧められる人が半数程度いると言うことです。
と言うことは、心配だからとがん検診をいろいろ受けている人ほど、『がんの疑いがあるので精密検査を受けてください。』とか『専門の病院でちゃんと調べてもらってください。』と言われてさらに心配になるのです。
もちろん、本当にがんの場合も含まれますけどね。
>偽陽性が出たことにより、侵襲性の高い診断処置を要する累積リスクは男性で約29%、女性で約22%であった。
侵襲製の高い検査とは、画像を撮るだけとかでなく内視鏡を使った検査などを指すのだと思われます。
簡単に言うとしんどい検査を勧められしたと言うことでしょう。
全くがんがないのに2から3割の方が侵襲製の高い検査をしています。
>米国癌協会(ACS)のRobert Smith氏は「偽陽性にも偽陰性にも一定のリスクが考えられる。偽陽性の比率を積極的に減らそうとすると、癌の検出率も減らすことになる」と説明している。
>「多くの人は偽陽性を防ぐことよりも早期に癌を見つけることを優先的に考えている」とする一方、スクリーニングには利点と欠点があることをもっとよく説明する必要があると同氏は述べている。
がん検診によってがんの早期発見ができ、治るがんの割合が増えることは非常に喜ばしいことです。
しかし、このような事実があることも知っておいた方がいいと思います。
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