~よっしぃの独り言                   医者として10年程仕事をしてきました。 医療関係者と一般の方々の間に大きな隔たりがある事も実感しました。 これは、お互いにとって不幸なことです。 このすきまに橋を架けれたらと思いブログを始めました。
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抗がん剤の副作用で 
2009/06/01 Mon 13:26
先日、目にとまったニュースがありました。

がん患者が米空港で足止め、薬の副作用で指紋読み取れず

タイトルをみたときにピンときました。

手足症候群と呼ばれる副作用のことだろうな。

少し、引用します。




>シンガポール人のがん患者(62)が米国の空港で、入国に必要な指紋が検出できなかったことを理由に、入国管理当局によって4時間足止めされたことが明らかになった。男性は投薬の副作用で、指紋が読み取れない状態となっていた。

>男性が服用していたのは、さまざまな部位のがんの治療に広く用いられる、カペシタビンという名の薬剤。副作用として、手のひらや足の裏に炎症が起きたり皮ふがはがれたりする。

>同医師はこの薬を服用するがん患者たちに対し、米国に渡航する際には医師のレターを携帯するよう呼び掛けている。




手足症候群とは、Hand-foot syndromeといわれ(そのまんまですが)ています。

その名の通り、手や足に障害が起こり、FU系の薬剤に多い副作用です。

ですので、大腸がん、胃がん、乳がんなどに使用されることが多いです。

この方の場合は、カペシタビン(ゼローダ)という5FUの誘導体であったんですけど。

最近は、分子標的薬でも似たような副作用が起こることがあります。

個人的な経験では、治験で分子標的薬を使用していた患者さんで手と足の皮がべろべろになった経験があります。

この方も、指紋認識なんかはこのとき難しいんだろうななんて思っていました。

実際に、足止めされることがあるとはびっくりしました。

医師の診断書があれば違ったんでしょうね。

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テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

コメント
この記事へのコメント
そんなことが…
海外旅行好きのがん患者さん(というのもへんですが)は要注意ということで…まあ、みんながそうなるということはないのでしょうけど。
2009/06/01(月) 17:28:31
URL | あずき #-[ 編集 ]
私はなぜか手は大丈夫で、足だけだったので、先月もアメリカに行ったけど問題ナシ。でも帽子を取れと言われて、どきっとした私は怪しかったでしょうね。カツラを抑えて、帽子だけ取るのに神経使いました。
2009/06/02(火) 16:47:49
URL | みゅう #-[ 編集 ]
指紋照合
普通に暮らしてる人間には、あまり指紋照合って必要ないような?
最近はATMにもついてる所を見かけますが、まだほんの一部ですし。

というかこの方、皮膚がべろべろになるほど抗ガン剤使ってて、まだ海外旅行する元気があるんですねぇ。
タフだなぁ。

命の残りが少ないと知ったら、行ったことがない所に旅をしたいとは思いますが。
なかなか現実は、そんな体力がないし、お医者さんも了承してくれませんよね。
私は石垣島屋久島か、京都の桂離宮に行きたいんですけどね。

話は違いますが。
このべろべろお薬は、日本で承認されてるんですか?
日本は、特に抗ガン剤の新規認可って少ないですね。
海外では効果があるのに国内では使えないとか、膵臓なら使えるが肝臓にはダメとか…。

命に関わるリスクは困りますが、もたもたしてる間に救える命も救えなくなっちゃいます。

今は患者さんも、様々な手段で治療法を調べることが出来る時代です。
選択肢が増えるといいんですが、なかなか難しいんでしょうね。
2009/06/02(火) 22:43:03
URL | 女王様 #-[ 編集 ]
>あずきさん
抗がん剤治療中の方が海外に行くときは担当医に確認をしていただいた方がいいと思いますね。

>みゅうさん
足だけでしたか。
足だけでも大変ですよね。

>カツラを抑えて、帽子だけ取るのに神経使いました。
確かにこれは苦労しそうです。
想像してしまいました。

>女王様
>膚がべろべろになるほど抗ガン剤使ってて、まだ海外旅行する元気があるんですねぇ。
旅行か仕事かは不明ですが、内服薬なので。
もちろん、日本でも認可されていますよ。

>命に関わるリスクは困りますが、もたもたしてる間に救える命も救えなくなっちゃいます。
そうですね。過去記事にも挙げています。
http://tugagu.blog34.fc2.com/blog-entry-334.html
ドキシルは無事に春に認可されましたよ。
2009/06/03(水) 12:54:53
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
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