~よっしぃの独り言                   医者として10年程仕事をしてきました。 医療関係者と一般の方々の間に大きな隔たりがある事も実感しました。 これは、お互いにとって不幸なことです。 このすきまに橋を架けれたらと思いブログを始めました。
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臓器移植 再び 
2009/07/02 Thu 12:48
もうずいぶん前から、いろいろな移植が行われています。

角膜移植、腎臓移植、心臓移植、肺移植、肝移植、骨髄移植などなど。

生体間の移植もあれば、死体からの移植もあります。

生体間の移植では、ドナーを傷つけなくてはいけないと言う問題もあります。

死体からの移植でも心臓死を死とするか、脳死をもって死をするかで異なります。

世界の多くの国は、脳死によって移植を行っているので日本での移植の件数は諸外国と比べると非常に少ないです。

特に、現時点で小児の脳死移植などを行うことは不可能です。

今までは、移植が必要なお子さんは、海外で移植を受けることが多かったのです。

問題点をあげれば、全く保険が効かないこと。

莫大なお金がかかります。

何千万円から億程度のお金がかかります。

募金のはなしなどはよく聞きますよね。

募金に絡む詐欺などもあるようです。

また、その国の助かる命をもらっている一面もあり臓器売買と思われることもあるようです。

『臓器移植』のエントリーも参考にしてね。

それで、移植が行いやすいように法律を改正しようとしています。

個人的には、脳死移植をしなければ救えない命がありますので脳死を人の死とすることに抵抗はありません。

ただ、すべての人が脳死に賛成しているわけではありません。

もちろん、個々の意見ですので脳死に反対の意見もあってもいいと思います。

脳死に反対するのであれば、小児の脳死移植は日本では出来ないことを納得しなければならないと思います。

日本で出来ないだけでなく海外に行って移植することもできないと。

つまり、日本人として生まれたとすれば移植が必要な病状であっても順番待ちすることすら叶わぬ夢であることを。

なぜ、世界の標準の脳死移植がここまで進まないのでしょうか?

また、小児で脳死移植でしか救えないなら救えないのです。

脳死移植が無理なら、人工臓器の開発を行うしか希望はありませんよね。

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どこかで、人の死の線引きをしなければいけないですよね。

心臓死しか認めないならば出来る移植は限られます。

どこで線を引くかによって日本の医療は大きく変わります。

どうなるんでしょうね。


臓器移植「15歳未満認めるべき」74%…読売調査


なんだか少し安心しました。

テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

コメント
この記事へのコメント
脳死も人の死と
個人的には認めても差し支えないと思います。

臓器移植のために認めるというわけではなく。

脳はいわゆる様々な感覚などの外部情報を整理したり、人の感情をコントロールしたりして行動を抑制するだけでなく、人が生きるために必要な反射なども司っています。

普段意識することはありませんが実は脳は働き者だったりします。

心臓や肺はもちろん、人間が生きるために必要な酸素を取り入れたり循環させるという、大切な役割を担いますが。

脳もそれと同じくらい大切な役割を担ってますから。それが十分機能しなくなった時、その人として死を意味することもあると思うのです。

ただ、脳死を人の死と判断するかどうかは人によって違うのでそこが難しいところですね。

そんなんで法律だけ先走ってもな…という気がしないでもないです。

しかも15歳未満のなる脳死という話になれば、年齢によっては本人より親の判断になるでしょう?

2009/07/02(木) 19:36:47
URL | あずき #-[ 編集 ]
微妙になってきましたね
一応衆議院ではA案が可決されましたが、政局の不安定さが表立ってきて、行き先がはっきりしないみたいで・・・。

私も脳死は「死」と認めてもいいと思います。家族に丸投げしたままだから、何も進まないし変わらないんじゃないかと。
臓器移植について、日本が世界から取り残されることがないように願うばかりです。
2009/07/03(金) 10:45:59
URL | ダイヤモンドダスト★ #-[ 編集 ]
>あずきさん、ダイヤモンドダストさん
直感的に受け入れられない。とか宗教的に無理。などの理由があるのは当然であると思います。

脳死が死と受け入れられないなら当然、脳死を死としないデメリットも受け入れなければなりません。

2009/07/03(金) 12:35:30
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
まず、質問を
ずっと疑問だったことをいくつかお尋ねしたいんですが。

1・脳死の定義って?
とりあえず心肺は動いてるんですよね。
それは機械的に動いてるんですか?
機械を止めたら心肺も止まるのか、はたまた機械が動いてても追々止まるのか、もしくは機械が動かしてる限り延々と生きているのか。

2・脳死移植とは?
一応麻酔をするんですか?
やっぱり痛いんでしょうか。
取り出した痕はどうなるのか気になります。
またその費用は??

3・小児移植って?
基本的に、脳死移植の対象は心臓と肺くらいですね。
他は死後移植でもいいような?
死後移植なら、小児でも今回の法改正に関係なくドナーになれるんですか。
また、小児も生体肝とかのドナーになれますか?
例えば、兄弟姉妹間とかで。

4・移植技術について
もし法改正されたとして。今のところ小児の心臓移植をする国内の病院はないワケですね。
それで技術は大丈夫なんでしょうか。
何だかんだ言って、渡米して移植手術して成功して帰還て、あまり聞かないんですが。
米国手術にはべらぼうな費用がかかるようですが、国内は?
保険適用なんですか。

5・意思について
議案では「ドナーカードなしでも」とかになってますが。
なぜ小児用ドナーカードって発想にならないのか?
両親が、自分用のドナーカードを持つ時に同時に考えるように。
両親ともう1人くらい(祖父母とか)のサインをした小児用意思カードがあってもいいような。
無論、成人で意思表示があっても、いざとなって家族が拒否することもあるでしょうけど。
中学生くらいなら「父さんは提供者になりたい。オマエならどうする?」みたいな家族の会話が出来る筈です。

…たくさんにスミマセン。
曖昧な知識のままに書き込むのは失礼ですし、ずっと謎でしたから。

どんどん法で進める前に、提供者になった遺族の気持ちを伝えるべきですね。
本当に納得してるのか、実は後悔してるのか。

人工受精もそうですが、どこまで生命を医者が司っていいのか、難しい問題ですね。
2009/07/04(土) 05:36:00
URL | 女王様 #-[ 編集 ]
まず、はじめに移植、脳死に関して医者であること以外全くの素人ですのでそのあたりはご了承ください。

わかる範囲でお答えします。

>脳死の定義って?
脳幹機能の停止
本来ならば心臓機能が停止する筈だが、人工呼吸器により呼吸が継続される
心臓機能も維持される

呼吸は呼吸器を止めたら止まるでしょう。
心臓も呼吸器を止めると酸素不足になりしばらくすると止まるでしょう。

>脳死移植とは?
臓器提供をする方はもちろん何も感じません。よって麻酔はしません。
感じているなら脳死ではありません。
傷は残りますよ。
費用は提供者は不要です。
もらう方は病気の治療費がかかりますがそれ以外はかかりません。

>小児移植って?
肝臓、小腸、膵臓なども対象となります。
もちろん死後移植で出来る移植は脳死移植で出来ます。

今回の改正は小児でもドナーになれるようにするための法改正でしょう。


>また、小児も生体肝とかのドナーになれますか? 例えば、兄弟姉妹間とかで。
すみません、専門家でないので知りません。

>移植技術について
国内の病院です。
日本の外科医の技術は世界最高峰だと思いますよ。
がんの成績も諸外国と比べるときわめて優秀です。
理由としてはおそらく器用な人が多いのだと思います。

>何だかんだ言って、渡米して移植手術して成功して帰還て、あまり聞かないんですが。
ありますよ。

>米国手術にはべらぼうな費用がかかるようですが、国内は?
保険適用なんですか。

もちろん保険適応です。
海外の保険に入っているわけないですから高いんですよ。

>意思について
この部分が一番もめているところではないでしょうか?
どうなるんでしょうかね。
2009/07/04(土) 10:25:48
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
ご説明ありがとうございます
で。
ますますわからないというか。

1・人工呼吸器を止めるって、してはいけない行為では?
人為的に止めなければ、理屈上延々と心臓は生きるんですよね。
ということは、脳死とは脳死提供者ありきの判定ではないかと。

2・ドナーカードを持っていても、やっぱりその場になると抵抗出たりするでしょう。
そんな時、医師は「是非提供して下さい」と説得するのですか?

3・死後移植なら、今も小児も出来るのか。
まだなら、まずそこからスタートしてもいいような。
死後移植すらないのなら、脳死提供なんか増えるワケがありませんね。

4・ガン死は?
ガン死も脳死はありますか。
たっぷり抗ガン剤使った患者の臓器でも、提供出来るのでしょうか。

何度もすみません。
でも、議論する政治家もどこまで理解してるのか、甚だ疑問です。

移植推進派は、どうしても「欲しい!」「ください!」って方向に思えるんですよねぇ。
ドナーもレシピエントも、どちらも命の重さは同じなのに。
心臓もらってでも生きたいって考えが、ややエゴに思える私は間違ってる んでしょうか。

骨髄バンクなんかとは根本的に違います。
特に脳死提供は、敬虔な善意だけで決められることではありませんから。
2009/07/05(日) 09:11:33
URL | 女王様 #-[ 編集 ]
まず、女王様が理解していない一番として脳死はほとんどの場合起こらないと言うことを理解してください。

交通事故や脳出血や脳梗塞などにしか起きません。

当然ながらがんの場合はあり得ないわけで。。

ご自身や家族に臓器提供が起こるかも知れない可能性はほとんどないかと思われます。

>人工呼吸器を止めるって、してはいけない行為では?
ですので、脳死=死とすれば止めることが出来るようになります。
>脳死とは脳死提供者ありきの判定ではないかと
概念的にはそうなのでしょうね。

>ドナーカードを持っていても、やっぱりその場になると抵抗出たりするでしょう。
そんな時、医師は「是非提供して下さい」と説得するのですか?

その場に居合わせたことはありませんのでわかりません。
今後私がその場に居合わせることもないと思います。
脳外科や救急、神経内科がほとんどでしょうね。
説得するんですかね。
無理にはしないような気がします。

>死後移植なら、今も小児も出来るのか。
正直、よくしりません。
内科医は小児と関わることはありませんので。
ただ心臓や肺は死体移植では無理です。

>心臓もらってでも生きたいって考えが、ややエゴに思える私は間違ってる んでしょうか。
でも、脳死で戻ることのない命なのです。
それを有効利用するわけで他人よりぶんどるわけではないと思いますが。
もちろん、いやな人は拒否する権利はあるわけです。
それでも脳死移植を認めないならば移植しないことを選択したことになります。

2009/07/05(日) 11:59:20
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
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