~よっしぃの独り言                   医者として10年程仕事をしてきました。 医療関係者と一般の方々の間に大きな隔たりがある事も実感しました。 これは、お互いにとって不幸なことです。 このすきまに橋を架けれたらと思いブログを始めました。
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医療決断サポーター 
2009/09/15 Tue 21:12
CATEGORY【診療】
『医療決断サポーター養成講座』なるものがありまして、医療決断サポーターを養成しているらしいです。

イントロダクションとしては、

>医師が患者のためになるであろう最善の選択をし、治療を施すという「パターナリズム(父権主義)」が主流

もうこれは、20年前のものでしょう。


>医療の透明性や説明責任がよりいっそう求められるようになり、患者の納得が必要とされるようになり

最近の流れですね。

そのために、検査や手術の説明などに時間がかかるようになっています。

> 特に医療はサービスが不可逆的であり、身体生命に直接的な被害を与えること、医療情報に関する提供者と利用者のギャップが大きいことが問題であるといわれています。

>医療という専門性の高い分野では、情報のギャップがあり、選択肢を提供されたとしても、一般の人がそれらのリスクや利益を理解し、選択するのは困難を極めます。

本当にその通りだと思います。


>患者の理解を得るためには、専門用語を噛み砕き、また患者の心理社会的背景などにも考慮した説明が必要であります。

>予測されるリスクの説明や、他の選択肢の提供も必要であるとされています。

これが難しいのです。

その人その人によって理解力に違いがありますし、望んでいることも異なるからです。


>短時間に多くの専門的な情報を提供され、医師は十分説明したつもりでも、患者には理解できなかったり、心理的に動揺し受け入れがたいことが往々にしてあります。

>そのため、「医療決断サポーター」なる第三者が、当事者を見守りバックアップすれば、医師にとっても患者にとっても、より安心納得のいく医療が可能になるとと考えます。

なかなか良さそうですね。


>臓器移植コーディネーターや治験コーディネーター、HIVカウンセラー、不妊カウンセラー、遺伝病カウンセラー、などです。こられは、主に患者の不安を取り除くためにじっくりと時間をかけて対応することや、専門的なアドバイスを期待され、主に学会主導の形で導入されています。

そんなにたくさんの職種があったのですね。

知りませんでした。

>医療決断サポーターは当該医療機関に属さない、全く独立した第三者であることが望ましいですが、当該医療機関勤務中の看護師が診察や病名告知、治療法の説明時に立ち会い、医師と患者の間の十分な橋渡しをすることが現実的であると思われます。

確かに、ここまで考えていくと医師にとっても患者さんにとってもいい役割を果たしてくれそうですね。

ただ、いろいろと問題もあるみたいで。

ここまで考えてみて個人的な問題点を挙げてみます。

・まず、医療決断サポーターは、誰がするの?

やはり、医療知識がないとつとまりませんから、医療関係者ということになるでしょう。

そうしたら、おそらく看護師と兼任とかになってしまってじっくりとサポート出来るかどうか疑問です。

・コストはどうなるの?

今までの流れならば、ボランティアなのでしょうか?

はじめは実験的なのでおそらくボランティア的な感じでいいのでしょうけど。。。

非常にいい試みだと思います。

ただ、実際広まるにはいくつかの壁があるんじゃないかな。って思います。

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もう少し、考えてみたいと思います。=続きます。

テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

コメント
この記事へのコメント
難しそうですが
(介護の業界でいうところの)ケアマネージャーに当たるのでしょうか。
治療に関わるということで、医療的な知識が必要だし、主治医との連携も重要になりそうです。

続き、楽しみです。
2009/09/16(水) 12:02:41
URL | あずき #-[ 編集 ]
決断サポーター?
なんか、ネーミングが変ですねー。
無理やり決断させるようなイメージです。

立場的にも微妙じゃないですか。
守秘義務があるように、第三者には聞かれたくない人もいます。
ボランティアでもない限り、有料ではわざわざ頼みたくはないでしょう。
となると、ナースあたりが列席して通訳係となるんでしょうけど、ただでさえ忙しいナースにそんな時間がとれるのか。
よくわからないけど、本当に必要性があるとは思えないですね。

とりあえず。
一字一句漏らさないよう、メモりながら聞く。
わからない文言があったらその場で質問。
聞き違いや勘違いのないよう、家族2人以上で参加。
これだけで充分有効だと思います。
あとは、医師の力量というか。
いくら通訳がいても、説明が下手じゃ結局伝わらないし、患者サイトの質問を聞く耳やゆとりがなくちゃ意味がありません。

実は月曜深夜。
治まりかけてた痛風が再爆発し、いてもたってもいられず夜間救急に行きました。
採血とX線をし、待つこと3時間。
「多分、痛風ですね。鎮痛剤の坐薬をします」「ハイ」「で、肝臓悪いようですが」「は?」「GOTとGPTが120くらいありますね」「それは何ですか」「肝臓が壊れてる数字です」「…」。
もうちょっと、わかりやすい説明できないの?レジデント嬢。
「皮膚科のアレロックや一週間ボルタレン飲んだからでしょうか?」「あー、ん~、わからないので内科にかかって聞いて下さいね」。え?
で、内線で上級医に「説明して坐薬して帰って頂いていいですね?」「えっと、γGTPとGPTって違うんでしたっけ」。
不気味な不安を残したまま、終了となりましたが。 いくら研修医とはいえ、もう少し説明能力は欲しいです。
推測される範囲での、異常値の原因や疑わしい病とか。
これじゃパイプ役がいても無意味ですね。

上手な解説じゃなくてもいいから、不安感を残すのだけはやめて頂きたいものです。
2009/09/16(水) 18:35:14
URL | 女王様 #-[ 編集 ]
>あずきさん
まだ、どんな立場になるのかぜんぜんわかりません。

だって、ここのHPだけしか情報内ですから。

>女王様
当然、秘守義務は守られなければなりません。

まあ、次のエントリーを先に読んでください。

研修医の能力で大切なのは説明能力だと思うのですが上手な研修医はなかなかいませんよ。

相手のどうしたら不安を与えるのか与えないのかが理解できていないのでしょう。

こればっかりは何年たっても下手な先生いますからね。
2009/09/17(木) 22:48:58
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
横から失礼します
>相手のどうしたら不安を与えるのか与えないのかが理解できていないのでしょう。
>こればっかりは何年たっても下手な先生いますからね。

すっごくガ~ンv-40
「的確な治療」という前に、なんか医師として、というか人としての根本的なもんが欠如しているような気がするのは、私だけでしょうか。

医師が相手にするのは、一人の‘人間’なんですけど。
もちろん、DQN患者は除外して述べています。DQNは激しくダメです(笑)。

あああ、「何年たってもヘタ」に、ショックが大きかったです。仕事ならば、進歩がなくちゃアカンと思ってる私どす。。。
2009/09/18(金) 00:47:26
URL | christmas #-[ 編集 ]
おそらく何%の割合でそのような先生は存在すると思います。

医者って勤務医をしていても結局医者自身がすべての責任を持ってすべてを決定することが多い、いわばワンマンオーナーになろうと思えばなれるんです。

しかも、謙虚な気持ちがないと成長もないですしね。
2009/09/18(金) 09:41:32
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
次のエントリー?
m3の方で読みましたが…
問題は、誰がやるの?
また、それはボランティアではなくて、病院職員として雇うとしたら、どれくらい報酬を支払うんだろうか?とか。
すべての医師が説明がうまいと限らないと思うし、医師と患者の橋渡し的役割として良い力になるんだとしたら、職員として雇う価値はあると思いますが、ボランティアだとしたら、責任もそこそこに重いし、厳しいようにも…。

確かに、期待は持てるけれど実現させるためには、まず、医療行政をきちんとする必要があるとは思います。
2009/09/18(金) 10:05:47
URL | あずき #-[ 編集 ]
正直、これがものになって普及するとは思えません。(現時点で)

ただ、このように試行錯誤をしていっていいものが見つかる可能性があるわけで。

試みとしてはいいと思います。
2009/09/19(土) 09:34:54
URL | よっしぃ #-[ 編集 ]
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