~よっしぃの独り言                   医者として10年程仕事をしてきました。 医療関係者と一般の方々の間に大きな隔たりがある事も実感しました。 これは、お互いにとって不幸なことです。 このすきまに橋を架けれたらと思いブログを始めました。
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みにくい争い 
2008/02/20 Wed 12:19
CATEGORY【診療】
m3のブログに去年の6月27日エントリーしたものです。




もう、ずいぶん前のことです。

その病院の内科は、臓器別に分かれておりました。

循環器、消化器、呼吸器、内分泌、腎臓、血液、膠原病と6科の内科がありました。

6科の内科を標榜しておりましたが実際は、循環器、消化器、呼吸器、内分泌と腎臓、血液と膠原病と4つのグループに分かれて診療しておりました。

争いは主に循環器、消化器、呼吸器において起こりました。

初診で診た患者さんを誰が主に担当するかと言うことです。

やはり、高齢化社会、年寄りが多いです。年寄りは、老衰と考えられる状態、もしくは、重篤な病気でない状態(専門的な治療が必要でない状態。)で入院となることもしばしばあります。

わかりにくい表現ですね。

簡単に言うと、内科であれば誰が主治医でもいいような状態です。
高齢者が、熱を出します。食べれません。じゃぁ、入院ね。みたいなときです。

やはり、どの科の先生も自分ところの領域じゃないよね。って話になります。

循環器の先生は、心エコーを当てて
『心臓は動いてますね。心不全ではありません。うちじゃないですよ。』(心臓が少しでも動いてたら心不全じゃないのか!?)

消化器の先生は、
『年寄りが食べれないのは当たり前や。うちの疾患やない。』
挙げ句の果てに胃癌がみつかっても、『高齢者のがんは、誰が診ても一緒や。』

呼吸器の先生は、
『年取ったら、誤嚥するのは当たり前、だから、年寄りの肺炎は呼吸器の病気じゃない。』(肺炎て誰が考えても呼吸器の病気ですよね。)

確かに、そのような状態の患者さんは、専門的な治療の必要性はなく、治療の反応性も悪く。長引いてしまうことが多い。
しかも、入院前より調子が悪いままだと家族が
『入院するまでは、自分で身の回りのこと出来てました。その状態になるまで退院は無理です。』と言われることもあります。

現実に病気になり入院がきっかけになり、そのまま寝たきりの状態になる方もいらっしゃいます。

結局、初診で診た先生の科もしくは、院内で立場の弱い科が担当することが多かったです。

ほとんどそのような症例は、研修医の先生に主治医が回っていくんですけどね。きっと、どこの病院でもありますよね。




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コメントでakagama先生より

水は高きより、低きに流れる……。

とのコメントを頂きました。

若手医師はこき使われます。

テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

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